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永木 正仁 院長の独自取材記事

ながき内科クリニック

(羽島市/新羽島駅)

最終更新日:2021/01/29

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JR東海道新幹線の岐阜羽島駅にほど近く、開放的な場所にある「ながき内科クリニック」は2011年に開業した。永木正仁院長は、岐阜大学病院に長く身を置き、肝臓や消化器疾患において専門的な医療に携わってきたエキスパートだ。「『時間をかけて大学病院に行かなくても』と言っていただけるよう、大学病院で診療を受けているのと同じ安心を地域の皆さまに提供できればと思います」と語り、かかりつけ医として地域貢献することを使命だと感じている。内科一般、肝臓疾患、消化器疾患、生活習慣病、人間ドックなど幅広く患者に対応できるよう各種機器を取りそろえ、専門性を生かしながらすそ野の広い内科診療を行う点が特徴だ。患者との対話と丁寧な説明を心がける永木院長に、治療に対しての思いを語ってもらった。
(取材日2019年4月4日)

地域に寄り添い病気に苦しむ患者を支えるエキスパート

開業に至ったきっかけを教えてください。

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天命というのか、人生の綾みたいなものですね。長年、大学病院で肝臓の研究をしながら、若い先生の研究や博士号の指導、および臨床に取り組んできました。未来の医療に挑み、さらに研鑽を積む道もありましたが、臨床が比較的好きだったので開業に至りました。大学病院では研究し新しい情報を発信したり、入局してきた若い先生たちと切磋琢磨して一緒に頑張っていくという感じでしたが、開業後は、地域の人に寄り添って、病気で苦しんでいる患者さんの手助けになることが主眼となっています。

開業医として周囲との連携も大切にしているそうですね。

大学で研究し、学んできた経験を生かして「時間をかけて大学病院に行かなくても」と患者さんに思っていただけるような安心を提供したいというのがあります。さまざまな患者さんが来院されるので、幅広い疾患を診療するための勉強をし続けることは意識しています。開業してからは、地域の開業医の先生方とともに、いくつかの講演会を定期的に開いています。こういった機会を通して、周りの先生方と勉強し、一緒になって地域の医療を守りたいと思っています。また、以前に指導してきた、今は大学病院や基幹病院で働いている先生たちからも「さすがよく勉強している」と思ってもらえる存在でありたいと思っています。そして、ともに医療の向上に貢献したいと思います。

こちらにはどのような患者さんが来院されていますか?

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開業当初は、私の専門とする肝臓病の患者さんがメインで、これまで各病院で診療していた患者さんが開業後も当院に多く通って来ていただけました。今は、肝臓や消化器の疾患だけでなく、生活習慣病の患者さんもだいぶ多いと思います。肝臓は消化器の臓器のように思われがちですが、実は代謝の臓器です。大学病院では、肝臓と糖尿病の関連性についての研究もしていました。糖尿病や高血圧、高脂血症といった生活習慣病、いわゆる代謝性の疾患に関しても患者さんの治療に力を注いでいます。

さまざまな設備を導入し、的確な検査と診断を心がける

院内で導入している機器へのこだわりをお聞かせください。

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胃内視鏡や超音波診断装置、血液生化学検査装置、エックス線、心電図、血圧脈波検査、神経伝達検査、睡眠時無呼吸検査などの機器を導入しています。内視鏡検査では、口からの内視鏡も鼻からの内視鏡も用意しています。患者さんに選択していただくこともできますし、苦痛に配慮して鎮静剤を使用した検査を行っております。また、NBIや色素内視鏡を用いて、食道や胃の高精細画像を得られるよう取り組んでいます。超音波診断装置では、時間をかけて検査を行い、肝臓がんなどの早期診断に役立てています。肝臓病に関しては、これまでは組織を採取しないと診断できなかった肝臓の硬さを測定できる超音波装置を導入しています。

治療においてどのようなことを大切にしていますか?

異常に気づく目を持つことと、そのための日々の研鑽と勉強が大切だと考えます。患者さんの訴えや診療、検査データの中に糸口があっても、こちらが異常と気づかなければ病気を見つけることはできません。ここがおかしいかも、と気づきさえすれば、あとはいくらでも調べようがあります。たとえ似たような症状やお悩みで来院された患者さんでも、先入観は持たず、自分の全力を尽くすことも大切にしていることですね。より専門的な検査が必要な時には地域の病院との連携も行っています。

病院とはどのように連携をとっていらっしゃいますか?

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羽島市民病院や松波総合病院、大垣市民病院、肝臓疾患の関係で岐阜市民病院など近隣の病院を紹介することが多いです。患者さんがどうされたいのかをよく聞いて紹介しています。できるだけ紹介した病院に出向いて入院した患者さんの様子を見に行くようにしています。自分の目で見ることで患者さんの病態を確認でき、例えば手術後の容体やスタッフさんも含め院内の感じもわかります。本当の病診連携はお互いを深く知り、実際のところをよく理解することから始まるのではないでしょうか。

丁寧な説明と早期発見が健康への近道

スタッフの方々についても教えてください。

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当院には、看護師5人、医療事務員が4人、管理栄養士が1人います。年齢的にも若いスタッフが多く、明るい雰囲気だと思います。月1回のミーティングでは、順番に司会をしてもらい、1ヵ月間のヒヤリハットの報告と改善点などを話し合っています。また、それぞれが勉強してきてもらったことを1人ずつ発表し皆で共有することも行っています。医療は安全が一番なので、その都度困ったことや意識していることを改善していかないといけません。また、管理栄養士には定期的に患者さんの食事チェックや指導、運動についてのアドバイスもしてもらっています。私が言うより、素直に耳を傾けてもらえることが多く、それが治療へのモチベーションアップにもつながっていくと思います。スタッフにはそれぞれのセクションで専門性を高めていってほしいですね。

食事、運動など生活習慣に関するお話もされていますが、患者側が気をつけるべきことはありますか?

普段からお伝えしていることですが、早期の検査や受診を心がけていただきたいですね。初期にはあまり症状に現れないものが怖いんです。例えば、血管性の疾患。動脈硬化はほぼ症状が出ずに進行するのですが、動脈硬化の予防ができれば患者さんの負担は少なくて済みます。動脈硬化を引き起こす原因は、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症といわれています。動脈硬化で体中の血管が硬くなってしまっている状態を完全に元に戻すというのは、今の医療では無理があり、脳梗塞や心筋梗塞など重篤な病気につながるリスクも高まります。健康診断でコレステロール値や血圧が高い、糖尿病などの結果が出ても、症状がないことで日々の仕事の後回しにしてしまう方も少なくありません。症状がなくても、健診の結果などを参考に早いタイミングでの来院をお願いしたいです。

最後に、患者さんへのメッセージをお願いします。

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がんも同様に早期には症状に現れません。ただ、がんに関してはリスクの要因がわかっているものもあります。肝臓がんを患う方に多い疾患は、B型肝炎、C型肝炎です。胃がんはピロリ菌の感染の有無が影響します。これらも自覚症状がないことが多いのです。検査を受けて、もしも陽性であった場合、B型肝炎、C型肝炎、ピロリ菌は薬で対処することができます。早期には症状が出にくい疾患こそ怖いこと、そして、予防に勝る治療はないことを知っておいてください。繰り返しにはなりますが、何か気になることがある方は、気軽に検査や相談に来ていただければと思います。これからも患者さんに心強いと感じていただけるような医療を心がけていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万4500円

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