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森下 雅三 院長の独自取材記事

モリシタ歯科医院

(大阪市天王寺区/桃谷駅)

最終更新日:2021/10/12

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大阪メトロ谷町線・四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩10分、大阪環状線・桃谷駅、近鉄大阪線・大阪上本町駅からバスで「大阪警察病院」停留所を下車してすぐのところにある、「モリシタ歯科医院」。道路沿いに面したエントランスから診療スペースまで、やわらかい日差しに包まれる心地良い空間では、スタッフたちもとても明るく親切に迎えてくれる。院長である森下雅三(まさかず)先生は、昭和大学歯学部で義歯学を学び、総入れ歯や部分入れ歯など入れ歯治療を得意とする。一方で学校歯科医も務めており、子どもの予防歯科、早期矯正にも尽力。地元密着型医療を重視し訪問診療にもあたっている森下院長に、これからの地域医療や診療方針について詳しく話を聞いた。

(取材日2017年6月10日/再取材2021年9月9日)

総入れ歯で苦しんでいた父を見て、歯科医師の道へ

どのような患者さんが多いのでしょうか。

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周辺は住宅地ですので、患者さんの年齢層は幅広いですね。近くの大阪市立五条小学校で学校歯科医を務めていることもあって、お子さんも多いですし、大学では義歯を専門としていましたので、近隣の医療機関からの紹介もあり、高齢の方にもたくさんお越しいただいています。また、私は生まれが生野区で、昭和大学卒業後に同大学の部分床義歯学講座に入局し、5年ほど勤務いたしました。この地域には、20年近く住んでいます。

医療の道に進もうと思われたきっかけはなんですか?

父の通院に付き添っていたことが非常に大きいと思います。医師や歯科医師に接することも多く、医療の仕事に携わりたいと考えていました。父が同年代の親御さんに比べるとやや高齢だったこともあり苦労していたので、早く父の役に立てるようにという気持ちが強かったです。私は9人兄弟の末っ子で、幼少時は家業の飲食業を継ぐつもりでいましたが、お客さんへ少し多めに料理を出したりとサービス精神が旺盛で、親から「飲食業に向いていない」と言われました(笑)。また、高齢の常連の方が「歯の調子が悪い」と言うのを耳にしたこと、何より、父が総入れ歯でとても苦しんでいたので歯科医師になろうと決断しました。

義歯を専門とされてきたそうですね。

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はい。父のような患者さんを助けたいという気持ちが強く、大学では義歯学に進みました。歯が残っている方が対象の部分床義歯学に進みましたが、なぜか総入れ歯の患者さんを診る機会が多く、これも父が総入れ歯に苦しんでいたことと何か縁があるのではと思います。「入れ歯だから仕方がない」のではなく「入れ歯だけど、ここまで食べられる」という状態をめざして治療を行っています。入れ歯が合わないという患者さんでも、「入れ歯を続けられないか、もう一度作らせてください」とお伝えすることもあります。当院では義歯を調整したり、作製し直したりして、約半数の方が入れ歯の使用を継続しています。入れ歯は保険適用内で対応できますから、その費用で、おいしいものを食べたり、旅行に行ったりと、日々の生活を充実させることも、健康につながる重要な要素だと思うんです。

患者の生活や状態に合わせ、オーダーメイドの治療を

一方で、インプラント治療にも注力されています。

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入れ歯にはメンテナンスの容易さや患者さんの体力的・経済的負担が少ないなど、長所はたくさんあります。しかし、すべての人に当てはまるわけではありません。同じように歯を失っていても、年齢や残っている歯の状態によって、インプラントを選択したほうが後々の人生を考えると良い場合もあります。20年以上歯科医師をやってきたからこそ、感じていることの一つです。私は、一つ一つの治療がオーダーメイドでなければいけないと考えています。現在の生活スタイルや、持病の有無、今後のライフプランなどに合わせて、適した治療を都度行っていく必要があります。そのオーダーに応えるために、歯科医師はたくさんの技術を身につけておくことも大切。患者さんが5年後、10年後に困らないように、メリット・デメリットだけでなく、先を見据えた提案をするようにしています。

子どもの予防歯科にも尽力されているそうですね。

子どもたちには歯科医院を好きになってほしいです。そのために、よほどのことでなければ麻酔は行わないようにしたり、おしゃべりしながらわからないうちに乳歯の抜歯をしたりと、怖くない治療を心がけています。時間はかかりますが根気強く待てば、自ら歯ブラシを持つようになってくれます。子どもの自発性を促すような診療を大切にしています。そういった意味では、小児矯正も同じ考えですね。当院では早期からの小児矯正に力を入れています。早く始めると治療期間が長くなって損したように思うかもしれませんが、子どもの成長に合わせながら歯並びを整えていくので、早期に始めれば始めるほど負担は少なく、無理なく矯正を進められるはずです。きれいな歯並びはお手入れしやすいので虫歯になりにくく、全身状態にも良い影響があるとされていますから、矯正も予防の一つだという認識です。さらに、食事内容など食育の指導にも注力していきたいと考えています。

今後はリニューアルも予定されているそうですね。

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はい。患者さんにゆったりと治療を受けてもらえるよう、2階にユニットを増設する予定です。また、1階には診察室を作り、デジタル化をさらに推進させようと思っています。インプラント治療、マウスピース型装置を用いた矯正など、近年の医療にデジタル機器は欠かせません。歯科用CT、型採りが不要な口腔内スキャナー、レーザー治療器などを備え、手術にも対応した診療室で、より幅広い患者さんのニーズに応えていきたいと思っています。

歯科医師を健康のための入り口に使ってもらいたい

訪問診療で診ている患者さんは多いと聞きました。

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開院当初より、訪問診療にも力を入れております。脳疾患などで寝たきりの患者さんも、口内環境を良くしておくことは、誤嚥性肺炎などの予防のためにも大切です。また、口の中を刺激することで、脳にも良い刺激になるといわれていますので、リハビリテーションの一環としても重要だと考えています。週に1度しか訪問していない私たちだからこそ、患者さんの体調や表情などの変化に気づくこともあり、その都度看護師さんに伝えています。

地域医療貢献のため、どのような取り組みをされていますか?

患者さんにとって「一番身近なかかりつけ医」になりたいと思っています。歯科というのは把握できる患者さんの情報がとても多いのです。治療や待ち時間を含めて、患者さんと接している時間が長く、体のどこが痛い、不調だなど打ち明けられるんですね。内容によっては、連携している内科や小児科などの医師に紹介もします。また、歯科医院同士の連携も大事です。転勤や就職、大学入学などで当院に通えなくなった時には、その地域で治療してくれる歯科医師を紹介したり、患者さんの希望する治療法を当院で行っていない場合には、他の歯科医院や総合病院を紹介しています。枠にとらわれることなく、医療や介護に携わるスタッフ全員が連携してこそ、地域医療は成り立つと考えています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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ここからほど近い場所にある分院「桃谷さくら医院」を開院した理由は、患者さんの足が悪くなり、通うことが難しくなったことが発端です。当院は自分の家族を治療するのと同様の気持ちで、常に患者さん第一で考えながら、全スタッフが治療にあたっています。私は「人生を全うするまでにどれだけ笑ってもらえるか」「何回心からの笑顔が出てくるか」といったことが大事だと思います。そのためには、歯のトラブルを未然に防ぐことが重要ではないかと考えます。高齢になってから通院したり、手術したりするのは大きな負担です。そこでたくさんの時間を使うのではなく、今日からでも数ヵ月に1度の割合で通院すれば、大きなトラブルを防ぐことも望めます。そのような考えが広まって、虫歯や歯周病の治療で通う患者さんが減ることが私の願いです。この歯科医院は患者さんが育ててくれたと思っているので、これからも患者さんと一緒に成長していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/22万円~
オフィスホワイトニング/3万3000円~
ホームホワイトニング/2万2000円~
マウスピース型装置を用いた矯正/33万~
小児矯正/11万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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