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目の状態に合わせたレンズ選びで
満足のいく白内障手術をめざす

きくな湯田眼科

(横浜市港北区/菊名駅)

最終更新日:2025/02/05

きくな湯田眼科 目の状態に合わせたレンズ選びで 満足のいく白内障手術をめざす きくな湯田眼科 目の状態に合わせたレンズ選びで 満足のいく白内障手術をめざす
  • 保険診療
  • 自由診療

白内障は、進行すると濁った水晶体を取り除いて人工の眼内レンズに置き換える手術が必要になる。レンズは大きく分けて2種類で、1ヵ所の距離に焦点を合わせる「単焦点レンズ」と、複数の距離に焦点を合わせる「多焦点レンズ」がある。「きくな湯田眼科」の湯田健太郎副院長は、焦点の数のほか、見え方の質を左右するコントラスト感度もレンズ選びにおける重要なポイントだと話す。同院では専門的な検査機器を備え、眼鏡で調節できないピントのずれも含めて目の状態をしっかり確認。その上で、一人ひとりに合ったレンズを提案している。手術に対して恐怖心が強い場合には、笑気麻酔を使用するなど配慮しているそう。同院で行っている白内障手術やその注意点について湯田副院長に話を聞いた。

(取材日2024年12月4日)

白内障の眼内レンズは、焦点の数だけでなく見え方の質も確認して選ぶことが大切

Q眼内レンズにはどのような種類がありますか?
A
きくな湯田眼科 前眼部OCT。検査によって目の状態を把握することが大切

▲前眼部OCT。検査によって目の状態を把握することが大切

大きく分けると「単焦点レンズ」と「多焦点レンズ」があります。近方・遠方・中間距離など1ヵ所の距離に焦点を合わせる単焦点レンズは、保険が適用されます。一方、複数の距離に焦点を合わせる多焦点レンズは、選定療養を適用できるものか自由診療のものとなります。こちらは、使用する多焦点レンズによって、費用が異なってきます。レンズを選ぶ際は、焦点の数や価格以外に、光の明暗や色の濃淡を見分けるコントラスト感度も重要なチェックポイントだといえるでしょう。当院では「高次収差」と呼ばれる微細な屈折異常を、前眼部OCTをはじめとする専門的な検査機器で調べ、目の状態をしっかりと確認した上でレンズ選びをサポートしています。

Qこちらではどのような眼内レンズを取り扱っていますか?
A
きくな湯田眼科 納得して手術を受けられるよう、丁寧な説明を行う

▲納得して手術を受けられるよう、丁寧な説明を行う

保険内・保険外問わず、国内で承認されているレンズはすべてそろえるなどかなり幅広く取り扱っていますので、豊富な選択肢を提供できます。手術後、入れたレンズは半永久的に使い続けることができますが、50人から100人に1人程度の割合でレンズの交換が必要になる場合もあります。その際には、レンズの交換や手術費用など柔軟に対応していますので、安心していただければと思います。また、患者さんに手術について説明する際には、実際の手術に関する詳細やその後の様子なども併せてお伝えしています。

Q手術が怖いという患者さんには、どのように配慮していますか?
A
きくな湯田眼科 できるだけ短い時間での手術によって、患者の体への負担を減らす

▲できるだけ短い時間での手術によって、患者の体への負担を減らす

点眼麻酔下で行うことが多いのですが、当院ではご希望があれば笑気麻酔ガスを使うことも可能です。手術中やその前後には、看護師や医師がこまめに声かけをさせていただきますので、不安や気になる点があれば遠慮せずにおっしゃってください。白内障の手術はわずかではありますが、目の脇に穴を開けていますので、細菌感染のリスクを考慮して、術後1週間ほどは洗顔などの制限があります。また、決められたとおりに目薬を使うことも大切です。中には手術後に眼圧が下がらないケースや、角膜への侵襲が原因で水疱性角膜症になってしまうケースもあります。そのような異常がないかを確認するためにも、忘れずに定期検診を受けることが大切です。

Qこちらでは難しい症例にも対応しているそうですね。
A
きくな湯田眼科 黄斑上膜や緑内障との同時手術も可能と話す健太郎副院長

▲黄斑上膜や緑内障との同時手術も可能と話す健太郎副院長

白内障が進行して水晶体が硬くなってしまったり、水晶体を支える組織が弱かったりするケースでは、超音波装置で水晶体を砕く方法が使えません。その場合は眼球を大きく切開して水晶体を取り除く「水晶体嚢外摘出術」が必要となるのですが、当院ではこちらにも対応しています。中には黄斑上膜や緑内障を併せて患っている方もいて、その場合は白内障とそれらの手術を同時に行います。角膜移植をされる方に白内障がある場合も同様です。特に緑内障は、同時に施術を受ける方が多くなっています。緑内障の手術そのものの時間は1分か2分ほどで終わるので、白内障の手術と合わせてもトータル5分ほどで完了します。

Q白内障の手術の流れについて教えてください。
A
きくな湯田眼科 患者の希望や目の状態によって、眼内レンズを選ぶ

▲患者の希望や目の状態によって、眼内レンズを選ぶ

まずは目の脇に小さな穴を開け、超音波装置で濁った水晶体を細かく砕きながら除去します。その後、水晶体の代わりとなる人工の眼内レンズを目の中に挿入します。眼内レンズは水晶体のように濁ることはありません。医師の熟練度にもよりますが、私が執刀する場合、手術自体にかかる時間はおよそ3~5分。基本的に日帰りで受けていただけます。

ドクターからのメッセージ

湯田 健太郎副院長

多焦点レンズの特徴は複数箇所にピントを合わせる点ですが、それだけ光が分散しやすく、見え方のクリアさでいうと単焦点レンズには劣るといわれています。感じ方には個人差があり、特に他の眼科疾患があったり、コントラスト感度が低下していたりする場合、焦点の数のみでレンズを選ぶと望む結果につながらないこともあるでしょう。当院では、焦点がずれる原因となる高次収差も含めて状態を把握しながら、その方に合ったレンズをご提案するよう心がけています。単焦点レンズも多焦点レンズも多数取り扱っていますので、いつでもご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズ(自由診療・手術代込み)/約40万~45万円、多焦点眼内レンズ(選定療養)/約24万~34万円 ※多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は選定療養の対象となり、手術費用の一部が保険適用となります。詳しくはお問い合わせください。

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