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中田 光太郎 理事長の独自取材記事

デンタルクリニックTAKANNA

(京都市中京区/烏丸駅)

最終更新日:2023/07/06

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA main

外装に木材があしらわれたオフィスビルの2階に「デンタルクリニックTAKANNA」はある。京都市営地下鉄烏丸線・四条駅、阪急京都本線 ・烏丸駅から徒歩約1分、四条烏丸交差点を北へ徒歩約1分という便利なロケーションだ。クリニックの内装には清潔感あふれる白を基調に、木がふんだんに使われており、サロンのようにゆったりと落ち着いた空間となっている。同院の理事長は中田光太郎先生。歯周形成外科やインプラント治療をはじめ審美面に配慮した治療を得意とし、また同院に在籍する各専門の歯科医師、スタッフたちをまとめ上げ、質にとことんこだわった治療を提供している。「患者さんが求める治療に、高いレベルで応えられるよう力を尽くしています」と理事長。今回は同院が力を入れる治療内容を中心に、たっぷりと話を聞いた。

(取材日2020年3月27日)

治療に対する高い要求水準に応えることをめざして

まず、クリニック名の由来からお教えいただけますか?

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA1

「TAKANNA」というのは、ここの地名が笋町(たかんなちょう)であることから来ています。私はどうしてもこのビルにクリニックをつくりたくて、管理者に何度もアプローチしていたのですが、オフィスビルなので歯科医院には使用できないと断られてしまって……。しかし、念願かなって開院することができました。ちなみに私の名字「中田」のアルファベット表記にNを加えると、町名の笋になると気づいたのは、後になってからです。

こちらは同じく京都にあるクリニックの分院だそうですね。

ここは西京区の桂にある「中田歯科クリニック」の分院にあたります。当院を開こうと考えたのはまず、東京や大阪から紹介でいらっしゃる患者さんや、各地から見学に来られる歯科医師の先生方にとって、よりアクセスしやすい京都の中心にクリニックを持ちたいと考えたからです。また私が得意としている、歯周外科治療や審美面に配慮した治療を求めてくださる患者さんが多くいらっしゃるエリアで診療をしたいという思いもあり、当地での開院に至りました。

どんな患者さんが受診されているのでしょう。

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA2

高水準の歯科診療を求めて受診される患者さんが多いことから、自費診療を希望される割合が高いのが特徴です。社会的に責任あるポジションにおられる方も多数受診されており、皆さん歯科診療についてよく知っておられますし、時間に対してとてもシビアでいらっしゃいますね。お仕事の合間に来てくださることも珍しくありませんので、お待たせすることのないよう予約時間は厳守し、各予約枠を1時間に設定しています。もし、少しでもお待たせするようであれば、事前にお伝えするようにしています。

患者さんが治療に求めるレベルが高いのですね。

ええ。どの患者さんも、受診に対して明らかな目的意識を持って来られています。インプラント治療や歯周形成外科、審美面に配慮した治療が受けられるクリニックだからということで当院を選んでくださっているのでしょう。他院の先生からご紹介いただいた患者さんの割合も多くなっています。当院が力を入れている診療分野は費用がかかるケースも多く、必然的に患者さんが治療に求めるレベルが高くなりますので、こちらもニーズにお応えできるだけの治療を提供できなければ、と考えています。そのため当院では、歯科用CTやマイクロスコープを活用して、治療精度の向上に努めるとともに、徹底した滅菌対策を実践しています。満足いただける治療を提供するためには、時間をかけたカウンセリングも欠かせません。

見た目も機能も妥協しないこだわりの治療を提供

理事長が取り組まれている、歯周形成外科とはどんな分野なのでしょうか。

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA3

歯周形成外科とは、外科的治療で歯茎の形や量を調整して口元を整えながら、健康な口腔内をつくることをめざす分野です。症例として多いのは、上の歯茎が上がるか、下の歯茎が下がるかして、歯の根元が見えるようになったのを元の状態に戻すという治療。加齢のほか、過度の歯磨き、矯正治療後に歯の位置が変わることでも、こうした状態になることがあります。治療では上顎の内側の組織を治療する部分に移植して、形状を整えていきます。抜歯した後のへこみを盛り上げたいと希望される方もいらっしゃいます。

インプラント治療も理事長の得意分野だと伺いました。

私が担当するのは審美領域のインプラント治療です。インプラント治療で大切にしているのは、安全性や耐久性はもちろん、ほかの歯と並んだときに、人工歯がどれだけ自然になじんで見えるかということ。左右の歯との色合わせや素材選びをしっかりと行うほか、歯と歯茎の境目に生じるすきまができないようにするための処置も行っています。また必要に応じて、精密な骨造成手術なども併用し、より違和感の少ない美しい見た目へと近づけることをめざしています。特に難易度が高いといわれる前歯のインプラント治療の経験が豊富な点も当院の特徴であり、他院の先生から患者さんをご紹介いただくことも少なくありません。

ほかには、どんな診療に力を入れているのですか?

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA4

歯を抜いたり神経を取ったりすることなく、患者さんご自身の歯の機能改善をめざす「保存的治療」にも力を入れています。保存的治療においても審美面にこだわり、機能的でありながら、理想とする形にどれだけ近い仕上がりにできるか、という点に力点を置きます。神経まで達した虫歯を治療する場合、歯の神経を取ってかぶせ物をするというのが保険診療では定石になっている一方で、神経も歯も残すことをめざす保存的治療は、その真逆の手法ともいえるでしょう。自由診療ではありますが、近年は患者さんが、「歯を抜かなければならないといわれたのですが……」といって受診され、保存的治療のご要望をいただくことが多い印象を受けます。「残す」ことの重要性に気づく方が増えているのかもしれません。

健康な歯はとても価値あるもの。失う前に相談を

さまざまな治療で、マイクロスコープを活用されていると聞いています。

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA5

そうですね。マイクロスコープとは患部を拡大観察する顕微鏡のことで、これを用いれば、肉眼で見ることのできない細部まで確認しながら精密な治療を行うことができるのです。インプラント治療、抜歯に大きく関わる神経の治療や保存的治療、歯科形成外科治療など多方面で、治療精度の向上に大いに役立っています。ただし、マイクロスコープは非常に便利なツールである反面、安全かつ的確に使うには、知識やスキル、経験の蓄積が必須となります。そのため今では、若手の先生などに技術を伝授する活動も多くなってきました。

若手の先生の指導にも取り組まれているのですね。

キャリアを重ねるにつれて、教える側に立つ機会も増えてきました。大阪と東京にスタディーグループを持っていて、全国各地からの参加者とともに、さまざまな治療法について実際の症例を交えながら勉強しています。講演の機会をいただくこともあり、そこへの参加を機に私の仕事に関心を持ち、一緒に働いてくれるようになった先生もいるんです。昔の自分と重なるからでしょうか。やる気を持って真摯に懸命に頑張っている若い先生方を見ると応援したくなりますし、やはり、若い人が育つ、成長する姿を見るというのは、私にとっても大きな刺激になりますね。患者さんにとってベストな治療を提供できる歯科医師であるために、私自身も学ぶ姿勢を常に持ち続けていなければ、という思いでいます。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

中田光太郎理事長 デンタルクリニックTAKANNA6

「歯を大事にする」という強い意識を持っていただきたいです。どんな歯科治療であっても、一度削った歯を元に戻すことはできません。ですから悪くなってからだけでなく、悪くなる前に受診していただいて、歯をいい状態にキープすることが大切です。それに、質の高い歯科治療を受けるには相応の費用がかかるもの。歯の健康にはそれだけ価値があるということではありますが、もとからご自分の歯を大事にしておけば、そうした費用を払う必要も生じないはずです。また、神経を取る治療に別に抵抗がないという方には、神経がなくなることの重大性、さらには歯を失うことで起こる体への影響などについて、もっと知っていただきたいですね。近年は、治療法の研究が進み、神経や歯を残すための治療の可能性も広がっています。わからないことがおありなら、どうぞお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万8000円、歯周外科治療/13万2000円~、保存的治療/3万8500円~、セラミックラミネートべニア/13万2000円(すべて税込価格)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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