竹下 弘伸 院長、寒竹 大地 副院長の独自取材記事
医療法人龍眼科
(柳川市/西鉄柳川駅)
最終更新日:2026/08/13
約100年に及ぶクリニックの歴史とともに、常に進化し続けてきた「龍眼科」。3代目となる竹下弘伸(たけした・ひろのぶ)院長は、医療が発展しても変わらないものがあると言う。それは、「患者を笑顔にしたい」という想い。大学病院を中心に幅広い疾患の研鑽を重ねてきた竹下院長は、眼瞼下垂症をはじめとするまぶたの手術を得意とする寒竹大地(かんたけ・だいち)副院長とともに、赤ちゃんから高齢者まで多種多様な目の不調と向き合っている。同院の強みはさまざまな治療をワンストップで完結できること。「何でも診てもらえるという安心感を持っていただけるよう、幅広く対応しています」と竹下院長はほほ笑む。今できることをしっかりと行うことが未来につながると日々邁進する2人。その熱い思いにふれてきた。
(取材日2026年7月6日)
1世紀ほどの歴史とともに進化し続けてきたクリニック
こちらは非常に歴史の長いクリニックですね。

【竹下院長】祖父が開院してから、間もなく100年になります。もともとは祖父の実家の一部であったクリニックから始まり、父の代に現在のクリニックがあるすぐ隣の場所へ移転。そして2019年にここへ移り、リニューアルしました。私自身は、大学卒業後に幅広い眼科疾患の診療を行っている天理よろづ相談所病院で約2年キャリアを積ませていただきました。そして壱岐島の病院を経て、久留米大学病院に戻り緑内障の手術をメインにさせていただく中、網膜剥離をはじめとする硝子体手術にも数多く携わらせてもらいました。それぞれの病院でしか経験できないことがありますので、その一つ一つにしっかり取り組もうという思いでキャリアを重ねました。
一方、寒竹副院長はどのようにキャリアを重ねてこられたのでしょう。
【寒竹副院長】私は佐賀大学医学部を卒業後、佐賀大学病院で一般的な疾患から希少疾患まで幅広く経験を積ませていただきました。白内障手術や斜視手術、ボツリヌス製剤注射治療、外来診療ではぶどう膜炎の治療などに携わりました。幅広く担当させていただいた中でも眼形成、いわゆるまぶたの手術を数多く執刀いたしました。そんな中、さらにスキルアップしたいという思いがあり、竹下先生につないでいただいたご縁で1年ほど東京都内の病院で修行しました。以前から勉強会などで竹下先生との交流がありましたので、東京から戻ってきてからはこちらで一緒に診療をさせていただいています。
お二人ともかなり手術に関する研鑽を積まれていますが、どのような点にやりがいを感じましたか?

【竹下院長】ほとんどの方が年を重ねれば白内障になります。目の濁りを取るための白内障手術は多くの眼科でできますが、メガネを用いない裸眼視力で望める見え方は医師の考え方や用いる機器によってかなり異なってきます。最近は、患者さんがより見えるよう、より満足度が高まるよう追究できる点にやりがいを感じています。手術後の患者さんの笑顔を見ると、さらなる向上心が湧きます。
【寒竹副院長】白内障、そしてまぶたの手術に携わる中で、まぶたが下がって見えづらくなる眼瞼下垂症でお悩みの方が多くいらっしゃることを実感しました。まぶたの手術も、白内障同様に手術に希望を持ってくださる方が多いんです。それがモチベーションにもなり、手術に対して大きなやりがいを感じるようになりました。
多種多様な症状がワンストップで完結する診療を
来院される患者層についても教えてください。

【竹下院長】当院はお子さんや成人の結膜炎、ものもらい、近視をはじめとする一般的な疾患から、眼鏡・コンタクトの処方、白内障や眼瞼下垂症などの手術までさまざまな症状に対応していますので、赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い層がお見えになります。割合的にはご高齢の方が多いですが、学校健診で指摘されて来院されるお子さんやコンタクトの処方を希望される10~20代の方も多いです。このように一般診療はもちろん、レーザー治療から手術まで、さまざまな治療をワンストップで完結できるのが当院の特徴です。入院を必要とする疾患や大きな施設での処置が必要な場合は、大学病院と連携しながら治療を進めていきます。ここまではできる、これ以上は大学病院にお願いするという判断は、これまでの経験で見極める力を十分に養いましたので、その点も当院ならではの特徴といえるでしょう。
特に注力されている分野はありますか?
【竹下院長】ここへ戻って来てから白内障の手術をする機会がかなり増えたので、その質を徹底的に高めることに注力しています。中でも術中の乱視矯正は特に徹底しており、より患者さんの生活の質を高められる治療を提供できるよう取り組んでいます。白内障手術時にトーリック眼内レンズを使用すると乱視を減らせる可能性が見込めますし、乱視が減ることで裸眼視力は出やすくなると考えられます。近年、白内障手術で使用する眼内レンズの種類も豊富になり、単に「見える」だけではなく、患者さんが「見え方」も望まれる時代になりました。特に多焦点眼内レンズを使用する際には、患者さんの生活背景を伺い、遠く、中間、近くのどこが見やすくなることを望んでいるのかしっかりすくい上げ、個々のニーズに合ったレンズを選択します。そうすることで患者さんの満足度と生活の質の向上がさらに見込めますので、何を望まれているかという点を特に重要視しています。
一方、寒竹副院長はまぶたの手術に注力を?

【寒竹副院長】ええ、幅広い診療の中でも特に自分の強みでもある眼瞼下垂症の手術に取り組んでいます。この疾患は加齢性によるものが多いのですが、先天性の場合には10代から30代で受診されることもあります。ハードコンタクトレンズの長期使用による眼瞼下垂症の場合、40~50代の方もいらっしゃるなど、必ずしも高齢者の病気というわけではありません。手術に関しては、日帰り手術で対応します。気になられている方は一度ご相談にいらしてください。
めざすのは期待以上の医療を提供すること
先進機器も積極的に導入されていると伺いました。

【竹下院長】広角眼底カメラといって、広範囲に眼底を撮影できる機器を導入しています。従来の眼底検査では瞳孔を大きくするための目薬をさすため車を運転して帰ることができませんでしたが、この広角眼底カメラは瞳孔を広げる必要がないので運転も可能です。また、点眼だけでは改善が見られなかったドライアイなどに対し、次の手として行うレーザー治療機器なども自由診療にて導入しています。白内障の手術中に乱視矯正を精密に行うためのガイドシステムを導入し乱視矯正の正確性の向上につなげています。先進の機器を用いることで結果が変わりますので設備投資は惜しみません。患者さんにとって一生に一度となるであろう目の手術をいかにクオリティーの高いものにできるか。そのことを常に考えています。一人ひとりの生活背景や望まれる見え方は異なりますので、一辺倒の治療ではないこともやりがいにつながっています。
診療において大切にされていることはありますか?
【竹下院長】「ここに来て良かった」。そう思ってもらえるような診療を提供することです。実際、いくつも眼科を回られて当院へ来られる方は少なくなく、そういった方に丁寧に説明をすると、「そういう意味だったんですね。よくわかりました」とおっしゃる方も少なくありません。どうしても患者さんとお話できる時間は限られていますから、お伝えできることも限られてしまいます。理解の度合いはそれぞれですから、患者さんの反応を見て必要に応じて言葉、表現を変えて説明することを大切にしています。貴重な時間を割いて来てくださっているわけですから、その時にできる限りのことを行う、そういった医療の提供をめざしています。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

【寒竹副院長】今は注射や薬の種類も豊富になり、治療の選択肢が増えました。よりニーズに合う治療、精度の高さにこだわった医療を提供いたします。
【竹下院長】自覚症状が乏しい緑内障も、目の奥の写真を撮ればわかる時代。当院では早期発見につながる策を講じています。そのため、主訴に対する治療だけでなく、早期発見や予防にも取り組んでいます。また緑内障に対する手術、網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑円孔などに対して行う硝子体手術も行っており、白内障の手術同様に、入院、日帰りのどちらを望まれているのか、患者さんの生活環境も考慮し、できるだけご希望に沿えるように努めています。お仕事やご家庭のご事情などがありましたら、遠慮なくご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とは選定療養による多焦点眼内レンズ(レンズ代)/32万~35万円
多焦点眼内レンズを使った白内障手術では、手術そのものは健康保険が適用されますが、レンズの種類による追加費用は自己負担となります。
※手術費用(保険診療分)は別途かかります。
※保険診療分の自己負担額は、年齢や所得などにより異なります。
自由診療による多焦点眼内レンズ/44万円~(手術・眼内レンズ・検査・診察・薬代などを含む)
自由診療では、手術・レンズ・検査・診察・薬など白内障治療に関わるすべての費用が含まれます。
※健康保険は適用されません。
IPL治療/9800円~
※自由診療です。

