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小早 徳正 院長の独自取材記事

こはや脳神経外科クリニック

(神戸市垂水区/垂水駅)

最終更新日:2020/12/09

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今年で開業10周年を迎える「こはや脳神経外科クリニック」。小早徳正(のりまさ)院長が垂水に開業して以来、地域住民の脳卒中予防に尽力してきた。主に大規模病院にしか設置されていなかったような先進の3.0テスラMRIを導入したのも、血管異常の発見がしやすく脳卒中の予防に欠かせないと判断したからだ。検査の結果何らかの問題があれば、食事制限や運動など、一歩踏み込んだ指導で患者をサポートしている。予約をすればその日のうちに診察・検査・結果確認が素早くできるのも特徴で、「不安を感じたときは、安心するためにも検査に来てほしい」と呼びかける。今後、認知症の予防にも力を入れたいと話す小早院長に、脳卒中予防への思いや今後の展望について話を聞いた。
(取材日2019年6月7日)

一歩踏み込んだ食事制限・運動指導で、脳卒中から守る

早速ですが、先生の医師としての信条を教えていただけますか?

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私は自分の患者さんを脳卒中にさせないことを信条にしています。開業前までは明石の脳神経外科病院で脳卒中の患者さんを担当していました。一度、脳卒中になってしまうと手足がまひするなど不自由な生活を強いられることになります。そうならないためには、生活習慣病の管理が大切なのですが、その管理が十分にできていないことに歯がゆさを感じていました。それなら自分が予防をサポートする側になろうと考えて開業したんです。ですから、私のクリニックに通ってくださる方は脳卒中にさせない。何としてでも予防する。これが私の開業以来の強い思いであり、これからもそのために努力したいと思っています。

脳卒中を予防するために、具体的にどのようなことをされるのですか?

私が大事にしているのは、脳卒中の要因になる生活習慣病を治療するための一歩踏み込んだ指導です。高血圧を防ぐには薬を服用するだけでは不十分で、自宅で測定してきた血圧記録をもとに、必要な食事制限や運動がどこまでできているか、できていないのならどのようにすればよいのかまで、しっかりフォローします。このような取り組みは患者さんにとって、決して楽なことではありません。だからこそ、一歩踏み込んで生活習慣をサポートすることが、私の役割だと考えています。

そのためには患者さんとのコミュニケーションも重要ですね。

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そのとおりです。診察では、厳しく指導しなければならない時もあります。そのような時は、看護師が私がなぜそのようなことを言ったのか説明を補ってくれたり、患者さんの気持ちをよく聞いてくれたりしています。これは私にとっても患者さんにとってもたいへん大きな支えです。クリニックでは看護師がいつでも患者さんに寄り添えるように余裕のある人数配置にし、医師と看護師が一丸となって患者さんをサポートしています。とはいえ、私がいつも厳しいわけではないので安心してくださいね。普段の診察は和やかな雰囲気です。実は昨年、孫が生まれて、その写真を机上に飾っています。患者さんが孫の成長ぶりに気づいてくれて、それをきっかけに話が弾むんですよ。

3.0テスラMRIを導入し、その日のうちに結果説明

クリニックの特徴を教えてください。

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私のクリニックでは、予約をすればその日のうちに、診察・MRI検査・結果説明をスピーディーに行います。脳外科のクリニックにかかろうと考えている方は、しびれやけいれん、また頭痛やめまいなど、心配があって来られています。そのため、少しでも早く結果をお知らせして、少しでも早く安心してほしいと思っています。例えば、めまいはその症状から不安を感じやすいのですが、脳に異常がないことがわかれば、安心して耳鼻科で治療を続けられますよね。このように不安を感じたときは、安心材料を取りにいくつもりで、気軽に来てほしいのです。

新鋭の3.0テスラMRIも導入されていますね。

現行モデルの中でも磁力が強度な「3.0テスラMRI」を使用しており、高画質で短時間の検査が可能です。開業した10年前には、全国でもまだ導入している医療機関は少なく、導入しているのもほとんどが病院で、当院のようなクリニックで導入しているところは珍しかったですね。このMRIの一番の強みは、血管の状態が鮮明に撮影できること。末梢の血管の様子までよくわかるので、血管の異常があればすぐにわかるのです。脳梗塞が起こりやすい血管を見つけられれば、その後の生活習慣を見直すことで、発生の防止につなげられると考えています。

どのような患者さんが来られますか?

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地域の方を中心に、過去に脳卒中を起こしたことがある方、生活習慣病の治療として生活管理している方、頭痛やめまいで不安を感じた方などが来られています。3.0テスラMRIで検査してほしいと、大阪や京都、高知などわざわざ遠方から来られる方もいらっしゃいます。また、最近の特徴としては認知症の方が増えています。そのため認知症の正しい診断ができるようにスタッフに勉強に行ってもらったり、専門の機器を導入して対応しています。

認知症の診断助成制度で早期発見し、進行をくい止める

先生が医師をめざされたきっかけは何ですか?

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母が看護師をしていたので、小学生の頃は学校が終わると家ではなく病院に帰っていました。私にとって病院は嫌なところではなく、家族がいる場所でした。こういう環境が医師をめざすきっかけにもなり、今の医師としての在り方にもつながっているように思います。脳神経外科を選んだのは、手先が器用だったことと、病気の因果関係がはっきりしていることから自分に合うと直感がありました。しかし、実際に脳神経外科で働いている先輩から、大変だからやめたほうがいいと言われたんですよ。でも、「先輩は後悔しているんですか?」と聞くと、「いや、とてもやりがいがある」という返事でした。それを聞いて、私もたとえどんなに大変であろうとも、後悔のないようにやりきろうと覚悟を決めました。

ところで待合室にはすてきな大きい水槽があって、とても癒やされますね。

水槽だけでなく、サッカー選手のサインボールやロボットも置いています。自分の趣味ということもあるのですが、皆さんに楽しくリラックスして過ごしてもらいたいと考えています。水槽では熱帯魚などを飼育しています。患者さんから声を頂くこともあり、僕自身うれしく思っています。

多彩の趣味をお持ちの先生ですが、休みの日はどのように過ごされていますか?

週2回~3回はスポーツジムに通って筋力トレーニングや有酸素運動をしています。患者さんに食事制限や運動の指導をしていますので、まず自分がやらなければと思っています(笑)。食事制限をしないと太る体質なので、体重も記録しています。体重を測るだけでも意識しますからね。大学ではサッカーをしていたのでサッカー観戦も大好きで、地元チームのホームゲームは極力行くようにしていますよ。

最後に、今後の目標や読者へのメッセージをお願いします。

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開業して以来、脳卒中予防を第一に掲げてやってきました。これは私の変わらない気持ちで、一番の目標でもあります。そのために今後も患者さんとともに伴走していきたいと思っています。そして、さらなる課題は認知症の進行を止めることです。今年から神戸市では認知症の診断助成制度が始まり、65歳以上は無料で検査を受けることができるようになりました。これにより自覚症状がなかった人も検査をしたことで、引っかかることも出てきています。そのような方々の進行を少しでも止めたいと思います。早期発見し、その後の生活を見直せば、進行を5年でも10年でも遅らせることが期待できますし、その間に本格的な治療薬が出てくる可能性もあると思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/3万2400円~

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