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マイクロスコープを活用した
精密に行うセラミック治療

医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック

(福岡市東区/千早駅)

最終更新日:2023/09/01

医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック マイクロスコープを活用した 精密に行うセラミック治療 医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック マイクロスコープを活用した 精密に行うセラミック治療
  • 自由診療

審美性を重視した修復治療の一つであるセラミック治療は、詰め物やかぶせ物を用いて、自分の理想とする「歯の色」「歯の形」「歯並び」をめざす治療として浸透している。「医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック」では、さまざまな治療において精密性が高まる歯科用顕微鏡のマイクロスコープを導入。「今まで見えなかった部分が鮮明に見えるため、歯を削る量が最小限で済むようになりました」と青木隆宜院長は言う。そして、セラミック治療の仕上がりは「歯の型採り」と「技工士との連携」で決まると言えるほど、この2つが重要な鍵となるのだそう。ゆえにバディである技工士のモチベーションも高まるよう、発注する前の型採りは細部まで気を配るという青木院長に、同院で行っているセラミック治療の特徴について詳しく話を聞いた。

(取材日2020年10月13日)

「歯の型採り」と「技工士との連携」が鍵。マイクロスコープの活用と「歯肉圧排」で精度向上をめざす

Qかぶせ物はどのようなタイミングで治療するケースが多いですか?
A
医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック モニターを用いて、詳しい説明をしてくれる青木院長

▲モニターを用いて、詳しい説明をしてくれる青木院長

かぶせ物は、一般的に神経を取った歯に対して行う治療になりますので、初めて神経を取った時に初めてかぶせ物をすることになります。その後、かぶせ物の変色などで見た目が気になるようになったり、新たに虫歯や根の病気になってしまい再治療になってしまった際に、かぶせ物を新しく取り変えることになります。一般的に、歯は5回治療を繰り返すと強度が弱くなり、抜歯のリスクが高くなるといわれています。ですので、私のこだわりとして、「同じ歯を何度も治療せずに済むような治療を行いたい」というのがあります。やはりご自身の歯に勝るものはありません。かぶせた物もできるだけ長くもつよう注力してします。

Q保険診療と自由診療の違いも教えてください。
A
医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック 各種素材を取りそろえ、患者の主訴に応える

▲各種素材を取りそろえ、患者の主訴に応える

簡単に言うと、保険診療には使う材料などに制限があり、自由診療にはその制限がないというのが大きな違いです。そもそも疾患に対して行うというのが保険診療の主旨になるので、「色が気になる」「長持ちさせたい」というのは保険の適用外になるんですね。そのような理由から、保険診療と自由診療では使用する材料、治療工程、費用もまったく異なってくるのです。例えば、保険診療では銀の金属やプラスチック、自由診療ではセラミックというように、かぶせる物の素材自体が異なります。セラミックのメリットは、耐久性や見た目の良さはもちろん、汚れの付着が少ないため変色しにくい、金属による体への負担がないといったことが挙げられます。

Q精密な治療のためにマイクロスコープを活用しているそうですね。
A
医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック 細かいところまではっきり見えるマイクロスコープを活用

▲細かいところまではっきり見えるマイクロスコープを活用

セラミック治療で非常に重要なことは「歯の型採り」です。これをもとに技工士さんが製作しますので、きちんとした歯型をお渡ししないと何度もやり直してもらうことなるのです。ぴったりフィットする歯を作るにあたっては、今まで見えなかった部分まではっきりと見えるマイクロスコープが役立っています。再治療せずに済むように虫歯を残さず、かつ精密に必要最小限に削る場合、この機械があるのとないのではまったく違ってくると思います。削る際も歯茎を傷つけずに進めることができますので、歯茎が炎症を起こすというリスクも減りました。炎症があると型採りにも影響が出てくるのです。

Q技工士さんとも緻密な連携が必要になってくるのですね。
A
医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック 技工士との連携で精密な型採りを徹底

▲技工士との連携で精密な型採りを徹底

「歯の型採り」だけではなく「技工士との連携」もとても重要です。私は、患者さんに対する私たちの思いが伝わる模型を技工士さんへお渡しすることが歯科医師の責任だと思っています。そこで当院では歯型採取時に、歯と歯茎の間に糸を入れて隙間をつくる「歯肉圧排(しにくあっぱい)」を行っています。この工程を挟むことによって、普段歯茎に隠れた部分も歯型に反映されるので、歯と歯茎の堺目がきれいにわかり、修復物を作る技工士さんの作業もやりやすくなるんです。何より、歯肉圧排をすることで、歯との境目が歯茎に覆われる自然な見た目の修復物が作れます。たとえ手間がかかっても、歯肉圧排は欠かせない重要なポイントだと考えています。

Q治療後のケアについても教えてください。
A
医療法人あおき歯科・矯正歯科クリニック 衛生士による定期的なメンテナンス

▲衛生士による定期的なメンテナンス

かぶせ物をする前には、仮歯を調整しながら一定期間過ごしてもらい、歯茎に炎症がないか、機能的に問題がないかを確認します。また、かぶせ物を歯に装着する際は、マイクロスコープやレントゲン写真で歯との適合を最終確認します。精密なかぶせ物を装着した後は、2ヵ月に1度くらいのペースでご来院いただき、衛生士によるメンテナンスを徹底しています。重要なことは、歯を守る意識を高めてもらうこと。そのために継続してご自身に合ったケアをアドバイスしています。治療した歯だけでなく、ほかの歯も守るには予防が大事ですからね。また、当院はセラミック治療に5年間保証をつけていますので、その後のフォローもしっかりしています。

ドクターからのメッセージ

青木 隆宜院長

ご自身の歯で長く過ごしていただくために、当院では同じ歯を何度も治療せずに済むよう治療後のメンテナンスにも注力しています。これはセラミック治療に限らず、どの治療においても言えることですが、その後もメンテナンスに通えるクリニックで治療を受けることが大事だと思います。というのも、遠方で高額な治療をして、その後何もせずに放置されているケースが少なくないからです。もちろん、治療後に引っ越しが決まるなど、患者さんによってさまざまなご事情も出てくるかと思います。その時は、全国各地の勉強会で知り合った、連携の取れる歯科医師を紹介しますので、安心してお任せいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック/14万円

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