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河合 正博 院長の独自取材記事

かわい皮フ科クリニック

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2019/08/28

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奥町駅から車で3分、一宮市立尾西第三中学校を過ぎると、レンガ調の建物が見えてくる。「かわい皮フ科クリニック」だ。広大な敷地に50台分の駐車場を完備、屋外で遊べるキッズスペースも設けられている。院長の河合正博先生は一宮市出身。皮膚疾患に苦しんだ自身の経験もあり、皮膚科の医師として2009年に開業、一般皮膚科に幅広く携わる。診療スタイルは「皮フのかかりつけ医」。老若男女問わず多くの患者が日々訪れるが、皮膚疾患は見た目にも影響するだけに、患者の気持ちをくみ取ることも忘れない。「皮フ科としての視点や専門知識をしっかりと持って、この地域を守っていきたいですね」と語る河合院長。言葉の端々に、皮膚科の医師としてのプライドと責任、地域医療への強い使命感を感じた。
(取材日2016年12月8日)

幅広く、地域のために

開業までの経緯を教えてください。

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実家が自営業だったので、育った環境も影響しているとは思うんですが、医学部に行く時点から、病院で勤務医をずっと続けていくイメージはまったくなかったです。同じ皮膚科でも、皮膚がんの手術に特化したいという先生もいるし、膠原病が専門の先生もいますが、僕はどちらかというと、アトピー性皮膚炎やニキビといったような、一般的な皮膚疾患の患者さんともちゃんと向き合っていきたいと考えていましたし、地域の幅広い人たちの、いろいろな主訴に対応していけるような形にしていきたいと思っていましたね。何かにスペシャリティーを持って力を入れるというよりは、むしろ「幅広く地域の皮フ科医療に貢献したい」という方針で開業しています。

皮膚科をご専門とされた背景を教えてください。

僕は子どもの頃からずっとアトピー性皮膚炎だったので、自分の肌のトラブルを経験したことがきっかけですね。その頃に通っていた先生の皮フに対する的確な判断や治療を受けたこと、自分ではアトピーの悪化だと思っていても、別の疾患であると判明したことがあり、その先生から治療を受けて症状がぱっと改善したことに、やはり驚愕したというか感銘を受けたというか、それが僕にとっては大きかった。皮膚科の医師になりたくて医学部に行ったので、皮膚科以外の科で迷ったことは一度もないですね。

クリニックのコンセプトや設備のこだわりはありますか? 

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明るい雰囲気で敷居の高くない、老若男女問わず多くの方に来てもらえるクリニックにしたいと思っているので、クリニックの内装の雰囲気ををポップな感じにしています。設備面では、レーザーを使って赤あざや茶色のあざなど、あざの治療が可能であることはこだわりですね。子どものあざにも対応できるレーザーで、当院が導入するまでは、この辺りの方が赤あざを治療しようと思うと、遠方まで行く必要がありましたが、自分の地域でも受けられるという意味では患者さんに喜んでいただけているかと思います。診療科目は一般的な皮膚疾患全般という形で、その知識をベースに美容皮フ科の相談にも応えられればと考えています。

全身的な知識を持ち、的確に診断する

皮膚科の診療内容について具体的に教えてください。

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皮膚の症状が手がかりになって内科疾患など他の病気が見つかることもあるので、診療においては全身的な知識が必要となります。例えば、膠原病という病気が皮疹を契機に見つかることもあるし、メラノーマなどのがんが見つかることもあります。そういうケースは多くはありませんが、だからこそ見落とさずに診断しないといけませんし、専門的な知識が試されます。あざの治療は、赤や茶色など、あざの種類によってレーザーの機械も違うので、まずどのようなあざなのか、しっかり診断をつけます。レーザーには「何でも取れる魔法の機械」のようなイメージあるでしょう? でもそうじゃないんですよ。診断内容や使用する機器などによって治療の期間や方法も異なるので、その辺りの判断をして患者さんと相談しながら臨機応変に行っています。

ここ数年で増えている皮膚疾患や問題はありますか? 

低年齢の子どもたちに、以前はあまり見かけなかった花粉症の症状が増えていると感じますね。最近のトピックとしては、アトピー性皮膚炎などでバリア機能が破綻した皮膚から、アレルゲンが体内に入ることによって感作を起こし食物アレルギーなどを発症してしまう「経皮感作(けいひかんさ)」が、注目されています。食べ物は自分の体にとっては異物ですが、普通に食べるぶんには免疫反応が起きないように制御されているんですね。しかし、粘膜だとか変な経路で体内に入ってしまうと、それが原因となってアレルギーを発症するのではないかと考えられており、より早期からスキンケアをしていくことでアレルギーの発症を抑えることが可能ではないかと言われています。

日頃のスキンケアに関してアドバイスはありますか?

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あまり日焼けをしすぎると、しみ・しわのみならず、皮膚がんの原因にもなるので、日焼け止めだけはしっかり塗るなど、紫外線に対するスキンケアは大切ですね。昔は母子手帳にも日光浴はしたほうがいいと書いてありましたが、今はもう削除されています。時代によって病気に関する認識も大きく変わることもあるんです。また、症状を自分で判断して薬局などで購入した薬を使い、自己流のケアをすると、時間が経過することによって、もともとの原因がわかりにくくなってしまうことがあります。市販の薬を使って症状が改善しないようでしたら、あまり状況を長引かせることなく、なるべく早めに受診することをお勧めします。

皮膚科の医師として、この地域を守っていきたい

診療において心がけていることはありますか?

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まず患者さんの話に耳を傾け、触診も行い皮疹をしっかり見ることです。診療はチームで対応していくものだと思うので、看護師さんに説明してもらったり、ケアをサポートしてもらったりしています。また、皮膚の疾患は見た目の問題があるので、患者さんが一番何に悩んでいるのかを考えながら、その人にとってより良い治療法になるように診察しています。見た目を気にして社会活動が停止してしまう人も中にはいるので、ガイドラインどおりやると10年たてば治るけれど、その人にとっては10年が失われてしまうわけで、本当にそれが正しいことなのか医師として悩むこともあります。もちろん状況に応じてですが、一過性であれば少し治療が過剰気味になっても、苦しんでいる症状をなるべく早くとってあげたい。そこの塩梅が難しくせめぎあうところですね。患者さんの気持ちをどれだけくみ取れるか、それを常に念頭に置いています。

お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごしていますか?   

まだ子どもが小さいので、子どもと過ごす時間が多いですね。3人とも男の子で体力が有り余っているので、公園などに遊びに連れて行かないと、もう大変ですよ(笑)。趣味は、あえていうならバスケットボールです。中学の部活から始めて、今も続けています。日々デスクワークなので、健康のためには運動していることにもなるし、ストレス発散にもなっているのかなと思っています。好きなことが暴飲暴食だったら大変だけど、たまたまバスケでよかったなと(笑)。

最後に今後のご展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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今の時代、本当にちょっとしたことで受診しても、ちゃんと相談に乗ってもらえると思いますので皮膚のことで気になることがあれば気軽に受診してほしいですね。当院としては、より地域に根づいて、長く来ていただけるようなクリニックにして、このエリアに住む方々の健康をしっかり守っていきたいと思っています。そのためにも皮膚科の医師としての専門知識や視点をしっかりと持って診療にあたり、皆さんの悩みを解決できるよう、日々努力していきたいです。

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