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多忙な人も受けやすい痔の日帰り手術
症状により注射で済む場合も

立花クリニック

(松山市/いよ立花駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 保険診療

生活習慣や妊娠などがきっかけで痔を患う人は多いが、恥ずかしさや多忙を理由に受診をためらう人も少なくないという。しかし、症状を放置しておくことで悪化が進み、ひどくなってからの受診では治療に時間がかかってしまうこともある。痛みや出血など気になる症状があれば、日常生活に支障を来すほど悪くなる前に、早めに専門の医師に相談することが大切だ。「立花クリニック」の仲田裕院長によると、痔は薬での治療が基本方針ではあるが、手術が必要な場合でも日帰りでできるケースが多いのだという。同院でも切除手術に加え、注射のみの手術で済む「内痔核硬化療法」にも対応している。そこで、これまで多くの症例を診てきた仲田院長に、痔の日帰り手術やその手法について話を聞いた。

(取材日2021年2月4日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q受診の目安や、手術が必要になるケースについて教えてください。
A

受診される際の自覚症状としては、痛み、出血、腫れや、かゆみといった症状ですね。あとは、排便時に違和感を感じる場合もあるでしょう。痔と診断されれば、基本的にはまず薬での治療を行いますが、痔ろうの方をはじめ、出血が止まらないという方や、薬を長く使っていても改善と悪化を繰り返している方などには手術を検討します。排便する時に痔も一緒に出てきてしまうという症状で受診される方も結構いらっしゃいます。そういったケースも手術が必要でしょう。当院では月・火・木・金の14時~14時30分を完全予約制としていますので、プライバシーを気にされる方でも安心してご相談いただきたいです。

Q日帰りでも手術を受けられるのですか?
A

日帰り手術で対応できるケースは少なくありません。日帰りであれば、手術自体にかかる時間は10分~30分程度で済みます。手術というと痛みを心配される方が多いのですが、大半の患者さんは歩いて帰宅されたり、翌日にはお仕事されたりしていますので、それほど不安にならなくても大丈夫です。当院では日帰り手術のみ対応していますが、患者さんの症状やご希望により入院して手術したほうが良いと判断すれば、適切な医療機関へのご紹介も行っています。なお、麻酔を行う関係で授乳中の方は手術を受けることができません。

Q切らずに済む「内痔核硬化療法」に対応しているそうですね。
A

内痔核硬化療法は手術の手法のうちの一つで、ALTA療法とも呼ばれます。いくつかある痔のタイプのうち「内痔核」が適応の手法で、薬液を注射することで痔が膨らまなくなるようにする目的のものです。切るしか手術の選択肢がなかった時代と比べると、内痔核硬化療法が選べれば痛みや術後の経過などで患者さんの負担が軽くなっていると思います。内痔核は何ヵ所もできることが多いので、切除手術と硬化療法を併用することもありますね。注射で済むといっても技術や経験が必要とされる手術ですから、専門の医師の話をよく聞いてから受けるほうが良いでしょう。手術費用は保険適用の対象です。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診や検査で手術の可否が決定される

問診で現在の状況について聞き取りが行われる。痛みや出血の有無、排便時に気になる自覚症状などがあれば、この場で伝えよう。手術をすることが決まれば、切除手術か注射による内痔核硬化療法なのか、または両方を併用するのかなど、手術の方法について検討される。痔のタイプが内痔核であれば、内痔核硬化療法になる可能性が高い。手術日が決定したら、その前に血液検査などの事前検査を受けておく。

2当日の準備

日帰り手術の場合は、特別に準備することはほとんどない。下剤を飲む必要もないという。午前中の手術であれば朝食、午後の手術であれば昼食を取らずにクリニックへ向かう。たいていの患者は、術後に自分で歩いたり運転して帰ったりすることができるため、車で行っても問題ない。クリニックに着いたら、受付をして着替えを済ませる。その後、点滴など手術に備えた準備が行われる。

3手術

手術のために局所麻酔を行う。手術にかかる時間は、内痔核硬化療法であれば10分ほど。切除手術と同時に行うこともあり、2ヵ所程度であれば20分くらいで済むという。切除手術の場合は、痔ろうなど症状の程度によって30分くらいかかることもあるそうだが、概ね長くかかってもその程度の時間で終わるそう。基本的には受付から術後の休憩時間まで含め、合計2時間~2時間半程度見ておけば大丈夫だという。

4手術後休憩して帰宅

手術が終わったら、クリニック内で30分程度の休憩を取る。その後医師が診察し、特に問題がないようであれば、そのまま帰宅できる。手術当日から普段どおりの生活を送ることが可能で、軽いウォーキングなど、激しい動きでなければ運動も問題ないそう。なお、飲酒は術後2週間は控えるように言われる。手術したからといってずっと寝て休む必要はなく、長時間座りっぱなしにならないよう、むしろ時々歩くほうが良いのだという。

5経過観察のために通院

手術の後は経過観察のために通院する。切除手術の場合、まずは手術の翌日に診てもらい、その後1ヵ月は週に1度通う。さらに月に1度程度の頻度で半年間ほど受診する。内痔核硬化療法だけで済んだ場合は、最初の診察は手術の1週間後で良いという。通常は順調な経過をたどるそうだが、特に手術箇所が複数にわたる場合は注意が必要なこともある。問題を未然に防ぐためにも、最後までしっかり診てもらうことが大切だ。

ドクターからのメッセージ

仲田 裕院長

痔は生活習慣などにより、どなたでもなる可能性がある病気です。よく力んでしまったり、お酒を多量に飲んでしまったりする方は特に注意が必要でしょう。痛みや出血、また残便感や排便時の違和感などがあれば、いきなり手術を勧めることはありませんので、安心してご相談いただきたいですね。薬で改善が望めればそれでいいですし、もし手術となっても日帰りで済めば、仕事や育児、介護などで多忙な方にはメリットが大きいと思います。術後、休憩してから歩いて帰られる方がほとんどですから、痛みについてもそれほど心配はいりません。痔は良性の疾患ですが、中には直腸がんなどの場合もありますので、気になる症状があれば早めに受診しましょう。

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