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DXA法での精密な検査と
多彩なアプローチで骨粗しょう症に対応

田中整形外科

(大田区/長原駅)

最終更新日:2021/09/01

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  • 保険診療

さまざまな要因により骨が脆くなり、骨折しやすくなってしまう骨粗しょう症。痛みなどの自覚症状がないまま進行し、転倒による骨折などをきっかけに寝たきりの原因ともなるリスクをはらむ病気だ。「骨粗しょう症の予防と治療は早期に取り組み、根気よく続けることが重要。そのためにはまず現時点での骨の状態を把握する検査が重要です」と話すのは、大田区「田中整形外科」の田中真弘院長。DXA法(2重エネルギーエックス線吸収法)による精密な骨密度測定や薬物療法、運動指導や食事指導を加えた幅広い方法により、骨粗しょう症の予防と治療に取り組んでいる。健康的な老後を楽しむために、早期に取り組みたい骨粗しょう症の検査と治療、そして予防について、詳しく話を聞いた。(取材日2021年8月20日)

DXA法による骨密度測定と、薬物療法のほか運動指導などを含むさまざまな方法で骨粗しょう症にアプローチ

Q最近よく耳にする骨粗しょう症はどんな病気なのでしょうか?
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▲骨粗しょう症について話す田中真弘院長

骨の量が減少したり、骨の質が低下したりして骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。加齢や食事・運動習慣などの問題により骨の新陳代謝バランスが崩れ、古くなった骨を溶かす骨吸収が、骨をつくる骨形成を上回ってしまうことで、骨がスカスカに脆くなってしまいます。女性に多い病気で、特に閉経により女性ホルモンの分泌が低下した50歳以降の女性に多く見られます。また、遺伝的傾向もあるようです。実は骨粗しょう症は50年ほど前までは病気としての認識も薄く、整形外科の教科書でも1〜2ページ記述がある程度でした。しかし、高齢化の進行とともに患者数も増加し、現在では専門家による研究も進んでいます。

Q骨粗しょう症は放置するとどのようなリスクがありますか?
A
2

▲40歳になったら一度検査を受けてみよう

骨粗しょう症になっても特に痛みはないのが普通です。しかし、放置すると転倒などちょっとしたきっかけで骨折しやすくなり、痛みや運動障害が発生します。骨折が多いのは背骨や脚の付け根にある大腿骨頸部、手首などで、背骨や脚の付け根の骨折により寝たきりになってしまう方も。自分の足で歩き、元気に暮らす健康寿命を延伸するためには、骨粗しょう症の早期発見と治療が重要なのです。近年は自治体の検診に骨粗しょう症の検査が加えられるケースも増えており、当院がある大田区でも昨年から自己負担を抑えて検査を受けることが可能です。40歳を超えてまだという方は、一度検査を受けてみることをお勧めします。

Q検査方法について教えてください。
A
3

▲2種類のエックス線を当てるDXA法を導入

骨粗しょう症の診断はエックス線撮影でも可能ですが、より精密に骨密度を測定するには、DXA法、超音波法、MD法、CT法などの検査方法が用いられます。その中でも特に精密さにこだわって骨密度を測定できるのが、当院でも導入しているDXA法で、2種類のエックス線を当てることで背骨、太ももの骨などの骨量を測ります。10分ほどで検査は終了します。着衣のまま撮影台に仰向けに横になり、体位を変える必要もないので、比較的気軽に受けていただける検査となっています。

Qこちらではどのような治療が受けられるのでしょうか。
A
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▲リハビリテーション室のスタッフと連携して運動指導も実施

骨粗しょう症の治療は薬物療法を軸に行います。患者さんの骨折の危険性、年齢、ライフスタイルなどに合わせて総合的に判断して、骨吸収を抑制する、骨を壊す働きを抑える薬や骨形成を促進する、骨を作る働きを高めるための薬などが処方されます。骨粗しょう症の薬物療法は開始後すぐに効果が出るというものではなく、1〜2年続けて徐々に変化が期待できるというものです。自己判断で服薬を中断することなく、根気強く続けることが大切です。また、食事や日光浴、運動などでも骨を強くすることが望めます。当院では、リハビリテーション室のスタッフとの連携により運動指導も実施しています。

Q運動指導について具体的に教えてください。
A
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▲患者に合わせたプログラムを組んでいる

骨に対するメカニカルストレスは、骨形成に重要であり結果として骨密度増加をもたらすことがわかっています。適度な運動により負荷をかけることで骨を強くし、骨粗しょう症を予防することが重要なのです。さらに運動療法は転倒予防につながることも示されています。もちろん、運動は続けることが大切。そのためには、個々に合わせた内容やレベルの運動を調整し、無理なく続けられるプログラムを組むことが重要になります。当院では複数のリハビリテーション室スタッフが、それぞれの患者さんの状態を見ながら、適切なプログラムをご提案しています。

ドクターからのメッセージ

田中 真弘院長

寝たきりを防ぎ、元気な老後を楽しむために欠かせないのが骨粗しょう症の予防と治療。早期に取り組み、根気よく続けることが鍵となります。閉経を迎えて体の変化を感じている女性や骨粗しょう症の診断を受けたご家族がいる方など、積極的に検査を受けて、ご自身の骨の状態を確認していただきたいと思います。薬物療法が中心となる骨粗しょう症の治療ですが、早い段階から取り組めば、食事や運動などの生活習慣を変えていくだけで対処できることもあります。当院ではDXA法による骨密度測定に加えて、お一人お一人に合わせた骨を強くするための生活指導も行っています。健康的な老後を長く楽しむために、まずはお気軽にご相談ください。

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