荒川 大輔 院長の独自取材記事
オリーブ歯科こども歯科クリニック
(名古屋市港区/港北駅)
最終更新日:2026/07/08
港区、当知4交差点の近くにある「オリーブ歯科こども歯科クリニック」。歯科医院に対するネガティブなイメージを払拭したいという荒川大輔院長の思いを反映し、木目を生かしたぬくもりの感じられる待合は2026年5月のリニューアルによって広くなった。保育士が常駐し、キッズルームも備えているため、子ども連れの患者も通いやすい環境が整っている。勤務医時代にインプラント治療や歯周病治療、根管治療まで幅広く経験してきた荒川院長。「お口のかかりつけとして、患者さんに寄り添った総合的な治療をしていきたいです」と、語る荒川院長に、同院の特徴や診療ポリシー、リニューアルの背景などを聞いた。
(取材日2026年5月22日)
口腔外科やインプラント治療まで、幅広い診療に対応
幅広い診療に対応されていますが、特に注力している治療はありますか?

当院は、虫歯や歯周病治療をはじめ、小児歯科や審美歯科、口腔外科やインプラント治療まで幅広い診療を行っています。どの治療も重要ですが、とりわけ力を入れているのは根管治療ですね。根管治療とは、虫歯などの原因からトラブルを起こした歯の内部の治療です。直接見える部分ではありませんが、歯を支える重要な土台であると同時に、非常に繊細な部分なので、きっちりと治療していきます。技量が治療の結果に表れますから「これは私がやった根管治療です」と、胸を張って言えるよう、常に丁寧な治療を心がけています。それが患者さんの歯の寿命に責任を持つ歯科医師の在り方だと思っています。
とても雰囲気の良い院内ですが、こだわりをお聞かせください。
「入りやすく、通いやすい」をコンセプトに、歯科医院らしさを感じさせない、親しみやすい空間づくりにこだわっています。歯科医院に対して「痛い・怖い」という印象をお持ちの方も多いですが、「ここならリラックスできる」と、感じていただけたらうれしいですね。実際に「カフェみたいですてきですね」と、よく言われます。また、今年5月には院内をリニューアルし、アクティビティルームを拡充するとともに、新たに酸素ルームも設置しました。小さなお子さんにも楽しく通っていただけるよう、車型の専用チェアを導入するなど、通院そのものが前向きになる工夫もしています。もちろん、院内はすべてバリアフリー設計で、空気清浄機の設置や水を除菌するシステムの導入、欧州の基準を満たした滅菌器による器具管理など、衛生面にも徹底して配慮しています。
今回のリニューアルの目的を教えてください。

主にお子さんの全身のバランスに対し、運動によってアプローチするためです。お口の問題は全身の発達と密接に関わっており、姿勢の崩れがお口の成長を妨げることも多いとされています。そこで、バランスボードやスラックラインなどを備えたアクティビティルームを新設しました。運動によって全身のバランスや姿勢の崩れに対してアプローチします。また、呼吸に課題を抱え、酸欠状態にあるお子さんのために酸素ルームも導入しました。酸素の多い部屋で過ごす体験が、呼吸の改善をめざす歯科治療に対して前向きなイメージを持っていただく助けになればと考えています。さらに、歯科医院では導入の少ない、鼻腔から気道まで撮影可能な先進のCTも採用。AIによる精密なシミュレーションと客観的なデータを用いることで、精密な診断と耳鼻科や小児科との医療連携の品質向上に努めています。
口腔全体の管理で、患者の将来の健康につなげる
先生の診療ポリシーを教えてください。

進歩のめざましい歯科医療では新しい治療や素材も次々と登場していますが、一つ一つしっかり勉強して、「これは大丈夫」と、確信したものだけを採用しています。また、治療内容を考える際は、必ず治療後の将来を見据えることを常に大切にしています。私が考える歯科治療とは、悪い部分を「治療する」だけでなく、治療した後に起こり得るトラブルを「未然に防ぐ」ためのもの。また、治療前後の口腔内ケアの徹底も注力するポイントの一つです。お口全体の健康管理をお任せいただける歯科医院となるべく、診療では患者さんのニーズと口腔内全体の特徴を踏まえ、一人ひとりに合う治療内容やホームケアの提案に力を尽くしています。
口腔内ケアに対するお考えをお聞かせください。
口腔内のケアがおろそかな状態のまま治療を行えば再発しやすくなります。また、治療後もケアに取り組めていないと、再発や新たなトラブルを引き起こしてしまいます。当院では基本的に初診時の治療から治療後のケアまで同じ歯科衛生士が担当し、患者さんに合った歯ブラシの選定や継続しやすいブラッシング方法を指導。治療後も定期検診の受診を促し、継続的なケアにつなげています。また、現在虫歯のない方であっても定期的に検診を受けていただきたいです。定期検診で正しいブラッシング法を身につけ、毎日のブラッシングでは落としきれない汚れを歯科医院で定期的に清掃すれば、虫歯や歯周病のリスクの軽減が望めますし、患者さんも自覚していない小さな異変を早期に見つけることにもつながります。一番望ましいのは、病気にならないことですので、主だった悩みがなくても、定期検診を受けていただきたいですね。
赤ちゃんやママもたくさん来られると伺いました。

ママさんは歯科医院を受診する際、「ベビーカーは使えるの?」「泣いたらどうしよう?」など多くの不安を抱えられています。そもそも24時間子ども優先の生活で、ご自身の健康は後回しになりがちです。せめて当院で過ごす時間だけでも、ご自身の体と向き合っていただきたいという想いから、保育士資格を持つスタッフが常駐しています。お子さんのお世話だけでなく、食事をはじめとした生活面での相談も多く寄せられるので、わかりやすくお答えしています。キッズスペースがあるのも、親御さんに、もっとリラックスしていただきたいからです。口の専門家である歯科医師、生活の専門家である保育士、ママさんが三位一体となり、お子さんの成長を見守っていきたいですね。ちなみに小児歯科診療で、ほとんど泣かれたことがないのが私の数少ない自慢です(笑)。
幅広い年齢層のさまざまな治療を院内で完結したい
どんな歯科医師をめざしていますか?

両親が歯科医師で、私と弟はおむつをしている頃から歯科医院のスタッフルームで育ちました。両親の働く姿を見て育ち、憧れもありましたね。今では家族全員が歯科医師なので、治療に関する相談や知識の共有ができて助かっています。両親が患者さんに接してきたように、私も患者さん一人ひとりに合わせて、私ができる中での一番良い治療をしてあげたいと自然と思うようになりました。患者さんそれぞれで求めるものも異なりますが、歯科医師として口腔内の状況を適切に伝え、患者さんに納得していただいた上で治療を進めています。そのためには信頼関係を築いて、患者さんに寄り添った、総合的な治療をしていくことが大切だと考えています。
今後の展望を教えてください。
予防はもちろん、インプラント治療や詰め物といった自由診療まで、トータルでお任せいただける歯科医院をめざしています。かかりつけ歯科としてお役に立てるよう、休日にはインプラント治療や歯周病、補綴の勉強会にも積極的に参加し、常に知識と技術のアップデートに努めています。最近は岐阜県や三重県など県外からお越しいただく患者さんも増えており、特にお子さんの口腔機能発達不全症のご相談が多いですね。インターネットやクチコミで当院を知り、当院ならではの治療方針に共感して遠方から足を運んでくださることを、とてもうれしく思っています。今後は、休診日を活用した院内セミナーなどで先進の知識をお伝えして、予防に前向きに取り組んでいただけるようなサポートもしていきたいです。
読者にメッセージをお願いします。

30代を境に歯周病が増えるといわれています。ご多忙の方が多いと思いますが、ご自身の歯に関心を持ってほしいですね。ご高齢の患者さんに関しては、「今は不便ではないですし、もっと痛くなったら治療をお願いします」と言われることも多いのですが、年齢を重ねるとできなくなる治療もありますし、ご病気によっては、歯科治療自体も難しくなります。治療のタイミングが大切ですので、お元気なうちにぜひ治療してください。子どもから高齢者まで、どんな年代の方でも、さまざまな治療を当院で完結できるのが大きな強みだと思っています。インプラント治療や歯周病治療、矯正歯科、詰め物や訪問歯科診療など、幅広く対応していますので、お口のかかりつけとしてぜひご利用ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正(部分矯正)/16万5000円~、インプラント治療/44万円~、セラミックインレー/4万4000円~、セラミッククラウン/11万円~

