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クリニックや自宅でのケアが重要
健康な歯を保つための予防歯科

ながみね歯科クリニック

(尼崎市/立花駅)

最終更新日:2019/05/07

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  • 保険診療

歯科治療全般を手がけるほか、予防歯科にも注力する「ながみね歯科クリニック」。院長の長峯隆史先生は、自己の研鑽のため勉強と視察を兼ねて毎年定期的に海外に足を運んでいるが、現地の歯科事情にふれて感じるのは、日本人の口腔内の環境に対する意識の違いだという。現在の歯科医療は、予防に主軸を置くことが世界的な流れとなってきており、日本でも徐々に予防の重要性が認識されてきてはいるものの、「まだまだ一般的に浸透しているとは言えない」と長峯院長。虫歯にならない、歯を失わないための予防歯科にはどんなメリットがあり、何を意識するべきなのか。予防のためにクリニックで行っていることや、自宅で行う正しいホームケアについて長峯院長に聞いた。(取材日2019年4月5日)

一生自分の歯で噛むために、予防を徹底する

Q「予防歯科」は、何を防ぐことを目的としているのでしょうか。
A
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▲クリニック全体で予防歯科に力を入れている

最初のアプローチは、歯周病を防ぐことですね。歯周病が進行すると歯の土台となる骨が減少して、やがて歯が抜けてしまいます。ですので、虫歯の治療をしていても歯周病が進行すると歯を支える骨が少なくなりますので、必然的に歯を失う可能性が高まります。そのため、歯周病をしっかりとケアすることが大事です。日本でも予防歯科という言葉が知られるようにはなってきましたが、日本人全体の予防への意識は欧米諸国と比較をするとまだまだです。日本は先進国の中でも予防歯科治療に対して遅れを取っていると言わざるを得ません。昔と違い、今はメンテナンスによって歯が残せるようになってきましたので、ぜひ予防に取り組んでいただきたいです。

Q予防をしなかった場合とした場合では、何が違いますか?
A
2

▲予防歯科の必要性を語る院長

最終的な結果として明確に表れるのは、自分の歯が残るか、残らないかですね。予防をしっかりして歯が残っていると、食事の際にしっかり噛める。そうなるとさまざまな食材を食すことができますので、多くの栄養を摂取できることにより、良い健康状態を維持できる可能性が高くなります。反対にご自身の歯が少なく、噛めないことにより食べられるものが限られてくると、栄養が偏り健康に影響を及ぼす可能性があると思われます。また食べ物を食すということは、生活の中の楽しみの一つでもありますよね。ご自身の歯で好きなものを食べられる。それがQOL(生活の質)の向上にもつながるのではないでしょうか。

Q「予防歯科」では具体的にどのようなケアを行うのでしょうか?
A
3

▲清潔に保たれた院内

基本的には、自宅における毎日のメンテナンスと、約3ヵ月に1回の頻度で歯科医院で受ける専門的なメンテナンスを組み合わせる予防が主流になります。ただ、歯科医院でメンテナンスを受けていれば、予防はそれで大丈夫というわけではありません。やはり毎日のご自身でのケアが大事です。歯科医院でメンテナンスを受けても、3ヵ月ほどたつと、磨き残しが原因となって「バイオフィルム」と呼ばれる虫歯や歯周病の原因菌が存在する細菌膜が形成され、歯の表面に付着します。それを3ヵ月に1回くらいの頻度で取り除いていくと、いい状態を維持できると思います。

Q自宅でできるケアには、どのようなものがありますか?
A
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▲セルフケアについて丁寧に指導してくれる

通常の歯ブラシを用いての歯磨きはもちろん、デンタルフロスなどで歯の間を磨き、通常の歯ブラシでは磨ききれない箇所には、歯間ブラシ、ワンタフトブラシという小さなブラシを使うといいでしょう。また当院では、メンテナンスに来られた際に、口腔内を撮影してお見せしています。そうすると汚れていて、磨けていない箇所がよくわかります。歯磨きには個人の癖によって、ブラシがきちんと当たっている歯があれば、磨いているつもりでもブラシが歯にうまく当たっておらず、磨き残しが出てしまう箇所もあります。その箇所を自身で把握し、日々のケアの参考にしていただきたいです。

Q日々ケアをする中で、気をつけたほうがいいことはありますか?
A
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▲気になることは何でも相談できるのも魅力だ

歯茎に出血があると、そこには炎症があると思っていただいたほうがいいですね。血が出るから磨かないほうがいいと思っている方が意外と多くいらっしゃいますが、それは間違いです。血液中の鉄分が歯周病菌の栄養になってしまうので、その栄養源を断つことが大事です。原因を正しくチェックして、悪化する前の早い段階でアプローチすることが、骨が溶けるなどのトラブルが最小限に抑えられます。最近は、SNSやインターネットなどで情報があふれています。専門家でない人が、その中から正しい情報を抜き出すのは難しいでしょう。インターネットなどの情報を参考にしつつ、気になることがあれば専門家である私たち歯科医師にご相談ください。

ドクターからのメッセージ

長峯 隆史院長

欧米で買い物をする日本人を現地の人が見ると、口腔内への投資よりもブランド品などの装飾品に投資をするのが疑問だそうです。そういうことからも、日本は先進国の中で予防の意識が遅れていると感じます。歯周病に関しては新たに多くのことがわかってきており、私たちも情報を常にアップデートしています。皆さんがご自身で関心と知識を持ってケアされるようになると、さらに歯は残るでしょう。日常生活において骨は少しずつすり減りますが、歯は250年もつといわれております。本当は歯は一生もつはずなのです。日々のケアを怠らずメンテナンスを定期的に受け、一生自分の歯で食事ができるようにしていきましょう。

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