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矯正不要な歯並びをつくるためには
乳幼児期からの取り組みが大切

こう歯科クリニック

(大阪市港区/大阪港駅)

最終更新日:2024/02/15

こう歯科クリニック 矯正不要な歯並びをつくるためには 乳幼児期からの取り組みが大切 こう歯科クリニック 矯正不要な歯並びをつくるためには 乳幼児期からの取り組みが大切
  • 自由診療

「ぱっと見ただけで矯正が必要だと思う子どもが、60〜70%ぐらい。そのうち小児矯正が、普通の世の中になるのではないかと心配です」と話すのは、大阪市港区で診療する「こう歯科クリニック」の太田啓介院長。口で呼吸をしていたり、猫背で姿勢が悪かったり、顔の表情がぼんやりしていたり。これらはすべて不正咬合の子どもたちの見た目の特徴なのだそう。小児矯正は小学生の頃から開始するのが一般的だが、太田院長は「歯並びを悪くしないために、小学1年生までにするべきことがある」と語る。「0歳から通える歯科医院」をコンセプトに掲げ、0歳から注意することで、不正咬合を治療する必要のない人生を子どもたちにギフトすることが目標という太田院長に、歯並びを悪くする原因や矯正の必要がない口腔づくりを促す育児法などを詳しく聞いた。

(取材日2024年1月25日)

歯並びが悪くなる原因は6、7歳までにつくられることに着目。舌が上顎に収まるよう、正しい哺乳動作を促す

Q歯並びが悪いとどのような問題が起きるのでしょう?
A
こう歯科クリニック 「0歳から通える歯科医院」をコンセプトに掲げている

▲「0歳から通える歯科医院」をコンセプトに掲げている

歯並びが悪いことを歯科では不正咬合と呼び、歯を失う原因の90%以上に関係があると考えられています。不正咬合は食べ物が歯に詰まりやすく、歯磨きもしづらいため、口内に細菌が繁殖しやすくなります。すると歯周病や虫歯になりやすく、将来、歯を失ってしまうかもしれません。体への影響では、食べ物がしっかりと砕かれないまま胃、腸に流れていくので、内臓に負担がかかり腸内環境も悪くなります。昨今は腸内環境がうつに関係するともいわれていますね。また、歯ぎしりをする癖も不正咬合につながります。ギリギリと歯を擦り合わせているうちに歯折(はせつ)したり、歯を失ったり。私は、姿勢の悪さも原因の一つだと注目しています。

Q矯正治療が必要とならないように、促していきたいそうですね。
A
こう歯科クリニック 子どもたちにギフトすることが目標という太田院長

▲子どもたちにギフトすることが目標という太田院長

将来、歯並びが悪くなるかどうかを見極められる年齢は、6、7歳といわれます。ということは、それまでの育児に歯並びを悪くする原因があると私は思っていて、その一つが哺乳です。赤ちゃんはおっぱいを飲む時、舌で乳首を包み込み上顎に押さえつけながら、下顎をグラインドさせて飲んでいます。この段階でそれができるように、育ててあげることが大切です。人の舌は上顎に収まっているのが正しい状態。舌で歯を押す癖がついてしまうと、不正咬合になりかねません。働くお母さんやお父さんの育児参加も考えて、哺乳瓶でも訓練できるアタッチメントをご紹介しています。できる範囲で始めてもらうことが、矯正回避に導くための育児法だと思います。

Q矯正のタイミングとそれまでにできることを教えてください。
A
こう歯科クリニック 院内はバリアフリーとなっており家族での通院が可能

▲院内はバリアフリーとなっており家族での通院が可能

矯正を開始するとすれば、小学校に入る頃で良いと思います。それまではお母さんとお話をしながら、お子さんの成長を見守っていくことがメイン。当院では毎日の生活態度や離乳食の内容、運動の仕方、良い姿勢のためのアドバイスをしています。特にお母さんにお願いしているのはお子さんの目を見て語りかけ、体を触ってスキンシップをすること。赤ちゃんの上顎の先端を指で押し、口に入ってきたものを強く吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」を促すスキンシップは、不正咬合の予防にもつながります。子どもが成長していくために必要な原始反射を、この時期になるべくたくさん起こしてあげることが、健康な歯と良い歯並びにつながると思います。

Q矯正をする場合、どのような方法で行うのでしょうか?
A
こう歯科クリニック 矯正が正しい姿勢と健康な暮らし方を見直すきっかけに

▲矯正が正しい姿勢と健康な暮らし方を見直すきっかけに

当院の矯正は、上顎をしっかりと広げることをポイントにしています。拡大床と呼ばれる装置を優先的に使用し、症状によってはマウスピース型装置を併用することも考えられます。私がなぜ上顎に着目するかと言うと、不正咬合のお子さんは舌が上顎に収まっていないことが多いからです。まず、舌が収まる形に上顎を広げてあげることが大事。上顎が広がると、下顎もそれに合わせて広がっていきます。ただ歯だけをきれいに並べることをめざし「矯正しました」といっても、舌の位置や姿勢が悪いままだと元に戻りやすくなります。対症療法で行うのではなく、根本的な原因を取り除くことをめざす矯正をしていくべきだと思います。

Q小児の矯正を行う際、気をつけていらっしゃることはありますか?
A
こう歯科クリニック 待合室にはキッズスペースも完備

▲待合室にはキッズスペースも完備

口呼吸や姿勢、顔の表情、歩き方をいつも気にして見ています。不正咬合の子どもたちは鼻呼吸がしづらいので、口がぽかんと開いていたり、首が前に出て姿勢が悪かったりします。中には顔貌自体もぼんやりとした印象の子も。私の体感では6、7割の子どもたちがこういう状態なので、そのうち矯正が当たり前の世の中になるのではないかと心配になるほどです。ただこれらは、不正咬合を正すことをめざすだけで良くなるものではありません。大切なのは、猫背や頬づえをつく癖、肘をついてダラダラと食事をするといった普段の姿勢や生活態度に意識を向けること。矯正が、正しい姿勢と健康な暮らし方を見直すきっかけになればうれしいですね。

ドクターからのメッセージ

太田 啓介院長

小学校に上がると「では矯正に移りましょう」と、自動的に歯列矯正へ促す歯科医院も多いと聞きます。けれど私は、小児矯正をしなくて済むのであれば、それに越したことはないと思っています。生まれてすぐの乳児の頃から、正しい姿勢や反射を促す育児方法を続けていけば、将来、小児矯正を回避することもめざせるというのが私の考え。当院のコンセプトは「0歳から通える歯科医院」です。子どもたちに0歳から注意してあげることで、歯科治療の必要のない人生をギフトすることが目標です。どうぞ、子育ての困り事でもなんでもご相談ください。お子さんたちが健康な歯で、元気に成長していくためにしっかりサポートいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児床矯正/11万円~、小児の咬合誘導/11万円~

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