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太田 啓介 院長の独自取材記事

こう歯科クリニック

(大阪市港区/大阪港駅)

最終更新日:2024/01/12

太田啓介院長 こう歯科クリニック main

大阪メトロ中央線大阪港駅を出てすぐのところにある、「こう歯科クリニック」。0歳から通える歯科医院として、「自分の子どもに歯科治療の必要がない人生をギフトしませんか」というコンセプトを掲げ、2021年に開院した。院長の太田啓介先生が特に大切にしているのが、子どもの歯並びを悪くしないこと。歯並びが悪くなると、虫歯や歯周病になりやすくなるほか、口の中以外にも影響が及ぶリスクがあるという。そもそも歯並びが悪くならないためには乳幼児のうちからケアが必要だとし、適切な舌の位置で飲み込める哺乳瓶のアタッチメントを開発したり、動画や講演会などで情報発信をしたり、歯科医師として治療以外の活動にも力を入れている。太田院長が考える情報発信の必要性、今後の展望などについて、話を聞いた。

(取材日2023年8月4日)

子どもに、歯科医療の必要がない人生を

こちらで開業しようと考えたきっかけについて、教えてください。

太田啓介院長 こう歯科クリニック1

もともとは実家が歯科医院を営んでおり、自宅の1階で開院していたことから、歯科医師という仕事をずっと身近に感じながら育ってきました。最初は実家の後を継いで開業していたのですが、周囲の高齢化率がどんどん高くなり、人も少なくなってきてしまったんです。小さいお子さんの歯科医療に関心があったことや、将来的に、より多くの患者さんと接することができる場所で開業したいと考え、2年前に今の場所で新たに開業しました。

海をイメージした、すてきな内装ですね。

内装は、この場所で私の前に開業していた歯科医師の先生が作ったもので、私が来てからも、一切変更していません。その先生は亡くなってしまい、その跡地に私が開業しているんです。実は、亡くなった先生のお子さんが歯科医師をめざしていて、将来その子が開業しようと思ったときには、この場所を譲ろうと思っています。「将来お父さんと同じ場所で歯科医院ができるように、ここは守っていくからね」と、その子と約束しているので、できる限り内装や歯科医院としての雰囲気は変えないようにしています。

診療方針、コンセプトのようなものはありますか?

太田啓介院長 こう歯科クリニック2

当院では、「0歳から通える歯科医院」として、「自分の子どもに歯科治療の必要がない人生をギフトしませんか」というコンセプトを掲げています。歯科医師の仕事を子どもの頃から長年見てきて、そもそも虫歯にならないためにはどうしたらいいのか、ずっと考えてきました。歯の治療というのは、基本的には完全に元に戻すことはできません。虫歯だったら削るとか埋めるとか修復することはできますが、なくなった歯が戻ってくるわけではないですよね。歯が悪くなってから治療をするのではなく、小さなうちからケアをして、歯科治療が将来的に必要にならないようにすることが理想です。

乳幼児から気をつけたい歯並び

将来、歯が悪くならないために、どのようなケアが必要だと考えていますか?

太田啓介院長 こう歯科クリニック3

私が特に重要だと考えているのは、子どもの歯並びです。歯を失う原因としては、歯周病や虫歯、矯正の時にスペースを空けるための抜歯などいろいろとありますが、どれも歯並びが少なからず影響を与えるものばかりです。小さなうちからケアをして歯並びが悪くならなければ、大人になってから歯の問題が起きるリスクが低くなることにつながるんです。当院ではスポーツ歯科も掲げています。基本的には運動時に使うマウスピース作製などがメインなのですが、私個人としてはそれだけではなく、子どものうちからケアできる、運動や姿勢と歯並びの関係にも注目していています。例えば姿勢が悪いと歯並びも悪くなるなど、口の中の問題が全身に影響することもあるので、そうした観点から運動不足解消や姿勢を良くするようなアドバイスを親御さんにしていきたいと考えています。

歯並びが悪くならないようにするためには、小さなうちからケアすることが大切なんですね。

そうですね。特に最近は乳幼児の舌の位置に着目しています。人間の舌は、口の中にあるときに上顎についている位置が正しい状態です。この位置に舌をつける癖がないと、物や唾を飲み込むたびに舌で歯を押している状態になるため、結果的に歯と歯のすき間が開くなど歯並びに影響が出ます。そのため、大切なのは乳幼児の時から舌の癖がつかないようにしてあげることが重要です。例えば赤ちゃんの時の哺乳瓶の使い方。これは「飲む」という大切な動作を覚えるタイミングです。正しい飲み込み方を小さな時から教えてあげることが、結果として正しい歯並びをそもそも悪くさせないことにつながると考えています。

哺乳瓶の使い方一つで、歯並びにも影響を与えてしまうのですね。

太田啓介院長 こう歯科クリニック4

そうですね。哺乳瓶の残りが少なくなってきたときに、最後まで飲ませるためには哺乳瓶の角度を縦に傾けなければなりません。そうすると、赤ちゃんも上を向かないと吸えないので、舌が上顎につかない飲み込み方や癖が身についてしまうんですね。歯並びに影響を与える飲み込み方を防ぐために、実は最近、こういったことを改善できるような哺乳瓶につけるアタッチメントの開発も行いました。今は共働きの家庭が多く、父親が子育てをする時間も増えているので、哺乳瓶は必須のアイテムですよね、ただ、こういったグッズ自体を広めたいというよりは、これを通じて、正しい情報を伝えていきたいと思っているんです。歯並びを悪くしないためには小さいうちからどのようなケアが必要なのか、歯並びが悪いとどういうリスクがあるのかを発信し、歯並びで悩む患者さんを一人でも少なくしたいと考えています。

歯科医師として、治療だけではなく情報発信にも注力

先生のお人柄についても、お聞かせください。休日に楽しんでいる趣味などはありますか?

太田啓介院長 こう歯科クリニック5

趣味で格闘技をしているので、たまに時間があるときは「スパーリング会」という集まりに参加しています。私は空手をやっているのですが、空手に限らずさまざまな格闘技の愛好家が集まって、複数の選手と手合わせをするんです。ハードですが、いい気分転換になりますね。あとは、休日はよく一緒に子どもと遊んでいます。今の子どもは運動不足になりがちなので、公園などに行って体を動かすようにしています。

今後の展望について、お聞かせください。

当院としては、先ほどお伝えしたように、どこか悪くなってから治療するのではなく、そもそも歯科治療を受ける必要がない状態にするのが理想だと考えています。そのためには、メンテナンスなど定期的なケアも力を入れていきたいと思っています。今は予防でいらっしゃる患者さんに、保険の範囲内でできる予防的な処置をしているのですが、今後はご希望の方に対して、保険外も含めてより充実した内容のメンテナンスもご提供していきたいと思っています。それから、治療や予防だけではなく、情報発信も注力していきたいことの一つです。小さいお子さんの歯の健康を保ち、能力を発揮できる歯並びを維持していくためには何が必要か、正しい情報を広く伝えていきたいですね。

最後に、地域の方や患者さんに向けたメッセージをお願いいたします。

太田啓介院長 こう歯科クリニック6

今は、なんでもインターネットで調べることができて、正しいことも間違ったことも情報があふれている状態です。歯科医師として、患者さんに治療をすることだけではなく、エビデンスのある正しい価値ある情報を、より多くの方に届けていきたいと思っています。そのために、今は少しお休みしていますが動画を作ったり、講演会でお話ししたり、情報発信の活動も力を入れています。ほかにも、前の歯科医院にいた時は、近所の子育て支援センターで定期的に親御さんにお話をする機会を設けていたんです。口の健康について知りたいことがあれば、患者さんとして治療にいらっしゃるだけではなく、例えば人の集まりで歯科に関する話をしてほしい、などのご相談も気軽に声をかけていただけるとうれしいですね。

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