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西村有希子院長、本宮武司副院長 の独自取材記事

福田記念 本宮眼科内科医院

(横浜市鶴見区/鶴見駅)

最終更新日:2019/08/28

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鶴見駅西口からすぐの「福田記念本宮眼科内科医院」は、西村有希子院長と本宮武司副院長の親娘により、地元に根付いた診療を行っている。眼科担当の院長はハキハキと、内科担当の副院長はおだやかな口調で対応してくれて、院内はいつも明るく和やかな雰囲気。「目は大事な感覚器であると同時に、病気の危険サインも知らせてくれる重要な窓口」と、院長、副院長とも眼科と内科の併設による緊密な連携で、病気の早期発見、治療の進み具合の確認に役立つと教えてくれた。2人とも大学病院や総合病院での診療経験も長く、「地元重視の診療は当然、より高度な医療を適切に紹介する中継ぎ役になりたい」との思いも強い。2人の絶妙なバランスも魅力的な同院で話を聞いた。
(取材日2013年5月22日)

地域に根付いた医院を進化させることをめざして

とても歴史のある医院とお聞きしました。

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【有希子院長】私が卒業した昭和大学の大先輩にあたる、福田恒一先生が1938年に開業された医院で、2001年から院長を務めています。信頼ある医院を引き継げてとてもうれしく、責任も感じながら診療しています。当院には高齢の患者さんも多く、地元に根付いた診療を大切にしていますが、適切に紹介する中継ぎ役でありたいと思っています。
【武司副院長】私は大学で臨床教授として研究や教育に携わりながら、東京都立病院、赤十字病院などで循環器外来を担当してきました。大学の退官を機に、好きな臨床に力を入れたいと考え、地域に貢献できるこの医院で診療を始めたのです。病院では専門分野に特化した診療が中心でしたが、ここでは内科全般、患者さんのことを全体的に診るオールラウンドな医師が求められます。患者さん一人ひとりとしっかり向き合える喜びを感じています。

なぜ眼科と内科を併設されたのですか?

【有希子院長】目は情報を受け取る感覚器であるだけでなく、病気の危険サインも知らせてくれます。眼底検査は目の網膜にある血管を観察でき、高血圧や動脈硬化、糖尿病などの兆候もわかるんです。それほど眼科と内科は密接な関係がありますから、眼科だけの頃は、ほかの内科の医院と連携していました。幸い父が病院を退職したので、当院にも内科を併設しました。眼科で感じた疑問を内科ですぐに確認できますし、内科からも「一度眼科で検査を」と紹介でき、患者さんにも便利だと考えています。
【武司副院長】健診のひとつでも、内科と眼科が同じ医院なら、すぐに終わりますね。私は勤務医時代は心臓や血管を扱う循環器内科で、診断に目の検査情報を役立ててきました。

診療で心がけていることを教えてください。

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【有希子院長】以前と違う症状、悪化の兆候といった危険信号を見落とさず、病気を早期に発見して病院に紹介する連携を大切にしています。しかし同じ病気でも患者さんによって治療の判断基準は異なりますから、その方をよく知ることも必要です。その方の趣味、ご家族とお住まいで支援が受けられるかといった違いで、どの段階で手術をしたほうが好ましいのか検討し、ご本人やご家族とご相談しているのです。
【武司副院長】私の場合は、患者さんとの関係がより密接になったと感じます。「ファミリードクター」で、ご家庭の環境もわかりますから、「どのような暮らしをしているか、どんなストレスを抱えているのか」など、病気に関わる複雑な背景にも注意して診療しています。

検査機器を導入し、必要な検査をなるべく院内で

開業されて、勤務医との違いは感じられますか?

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【有希子院長】大学病院では診断と治療が中心で、正確に効率的に検査や処置を行うことが求められました。開業後は診断・治療だけでなく、患者さんの心配を丁寧にお聞きすることも大切だと感じます。患者さんの不安を解消する役割も担っているのだと思います。
【武司副院長】入院や大人数のチームによる治療がないなど、病院と環境は違いますが、私にとって「患者さんを診る」という本質は変わりません。だからこそ、これまでに培った知識や経験を生かすことができます。病院との医療連携も非常に緊密で、身近な医院に通いながら病院と同レベルの高度な診療が可能になりました。病気を早期発見して先端医療に紹介する道筋をつけるなど、患者さんの役に立っていると実感します。

医院にも新鋭機器を導入されたそうですね?

【有希子院長】病院との連携は大切にしていますが、大規模な病院で受診すると、待ち時間がとても長いことがあります。そこで当院では可能な検査や治療の幅を広げようと、目の断層写真が撮影できるOCT、レーザー治療設備などを設置しています。特にOCTは眼底や網膜を縦割りに撮影して、奥まで詳細に状態を観察できる検査機器。緑内障をはじめとする網膜の病気を明確に判定できるなど、メリットは大きいです。
【武司副院長】内科では動脈硬化の進行度を調べて、数値化できる検査機器も導入しました。病気の早期発見はもちろん、患者さんの病状を数値で把握できることで、説明も非常にわかりやすくなります。治療中の場合は症状の改善状況も数値でわかるため、病状の理解も進むと考えています。さらに治療への意欲を高める効果もあるでしょう。

説明にも力を入れるのはなぜでしょうか?

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【有希子院長】残念ながら網膜疾患を元に戻せることはほとんどありません。悪くなる兆候が見つかったら、早めに手を打って、その状態をいかに維持するかがカギです。ですから現状と将来の予測をわかりやすく説明して、早く治療に取り組んでいただくことも重要です。
【武司副院長】例えば内科の場合は血液検査の結果をはじめとする医療情報は、「大丈夫でした」の言葉だけでなく、必ず数値と一緒に必要な説明を加えています。具体的な数値を見ることで患者さんのモチベーションが上がり、「もう少し食事に気を付けよう」といった気持ちが強くなるかもしれません。またさまざまな医療機関で同様の検査をするような場合、担当する医師に記録を渡していただければ、重複項目を省いて検査をするなど、治療費や検査時間の節約にもつながります。

一生続けられる、続けたい仕事として医師を選んだ

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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【有希子院長】私が医師をめざしたのは父の影響のほかに、「女性が一生続けられる仕事」に就きたいと考えたからです。復職しやすいと考えていたので、続けられる仕事として医師を選んでよかったと感じました。
【武司副院長】私の場合、中学生のとき一緒に旅行をしていた祖父が、突然脳卒中で倒れて亡くなったことが大きな理由です。その時、医師が近くにおらず、最初に来てくれたのは獣医師でした。非常に頑張っていただきましたが、残念ながら祖父は亡くなりました。「いざというとき」にとても大切な役割を果たすのが、医師だと実感したことが医療に興味を持つきっかけになりました。社会に貢献できて、患者さんから直接感謝されることにも憧れました。

副院長先生はアメリカの医師免許もお持ちだとか。

【武司副院長】私が医学部に入学した頃、循環器治療はアメリカが先端で、トレーニングのシステムも確立していました。そこで大学卒業後しばらくして、ジョージ・ワシントン大学の循環器内科に留学したのです。アメリカの医師免許も取得し、現地では臨床や研究にも携わりました。私もアメリカで仕事をすればいいと思い始めたとき、日本から「どうしても戻ってほしい」と教授が訪ねてきて、呼び戻されたのです。私だけ日本に単身赴任する話まで出たのですが、何とか家族全員で戻ってこれました(笑)。それもあって、日本に戻って病院に勤めているとき、アメリカで医師同士が投票して選ぶ「ベストドクターズ」の日本部門「ベストドクターズ・イン・ジャパン」に選出されました。

最後にご趣味やお休みの過ごし方を教えてください。

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【武司副院長】私はゴルフ、読書、美術品鑑賞などですね。美術館や博物館にもよく行きます。気分の切り替えができ、心も穏やかになりますね。親戚に画家がいて、内科を併設したときのお祝いに絵をもらいました。待合室に飾っています。
【有希子院長】私は夏はダイビング、テニス、冬はスキーという感じで、休みは外出の予定がないと損をした感じがするタイプです。結婚してからは主人が釣り好きなので、一緒に釣りをすることも増えましたね。ふだんは近場で東京湾、相模湾などですが「ブラックバス釣りなら琵琶湖だ」と夫がこだわるので、そのときは片道7時間かけて出かけるんです。でも私は食べられる魚を釣るのが好きなんですけどね……(笑)。

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