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横浜鶴見中央眼科

横浜鶴見中央眼科

酒井由起院長

医療トピックス

網膜の疾患や緑内障の早期発見のために
光干渉断層計(OCT)による定期検査を

横浜鶴見中央眼科

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発見が遅れて適切な治療が受けられないと失明に繋がる網膜の疾患や、日本で失明原因の第1位を占める緑内障。自覚症状が出る頃には、失った視力を取り戻すことができなくなる治療が難しい疾患だ。これらの病気の治療には早期発見が何より重要となるが、光干渉断層計(OCT)を導入し、網膜や視神経のわずかな異常を捉えてさまざまな疾患を発見し治療に役立てている「鶴見中央眼科」副院長の勅使川原剛先生に詳しくお話を伺った。(取材日2013年1月16日)

欧米では失明原因の第1位。日本でも増加する加齢黄班変性にもOCTが必要不可欠

OCTによる検査はどのようなものでしょう。

15051 mt 1 q1 1359944911 ▲「白内障や緑内障など慢性的な疾患のフォローアップに重点を置いていきたい」と話す 赤外線で網膜や視神経をスキャンし、網膜や視神経の断層写真を撮影する最新の検査です。網膜や視神経の疾患に対してこれまで用いられてきた眼底カメラによる検査では、網膜や視神経の表面を2次元で捉えることしかできず、平面的な変化しか確認できませんでした。眼底カメラによる検査はレントゲン写真に例えることができますが、OCTはCTやMRIに匹敵します。医者の目だけで判断していた網膜や視神経の変化を、3次元画像によって捉えることができます。これにより詳細な経過観察ができるので、精度の高い診断ができるようになりました。

どのような疾患が検査の対象になりますか?

15051 mt 1 q2 1359944911 ▲OCTの他に、網膜光凝固装置、自動静的視野検査計等の医療機器も充実 網膜の疾患として糖尿病網膜症や網膜剥離、黄班部疾患があげられます。網膜は眼底にある薄い神経の膜で、ものを見る時にカメラのフィルムに相当する重要な役割を果たしています。網膜の中心にある黄班(おうはん)に異常が生じる疾患には、加齢黄班変性・黄班上膜・黄班円孔などがあります。OCTによって10層構造になっている網膜を断面図で確認し、病変部を特定することで適切な治療方針を立て手術時期を判断できます。また、視神経の断層写真も撮影できるので、緑内障の診断にも役立ちます。これまで緑内障は視野検査を行って見える範囲を調べていましたが、視野が欠ける自覚症状が表れてからでは治療が手遅れになってしまうケースもありました。OCTで視神経の形の変化を捉え、早期に緑内障の進行度合いを診断できるようになりました。

加齢黄班変性は患者が増加傾向にあるそうですが。

15051 mt 1 q3 1359944911 ▲モニターで眼球、網膜を見せながら丁寧に説明をしてくれる あまり馴染みのない病名かもしれませんが、欧米では失明原因の1位にあげられる疾患で、日本でも高齢化や生活スタイルの変化などから近年増加傾向にあります。これまで治療法がなかったのですが、最近になって開発が進み、早期に発見できればある程度の視力が維持できる疾患です。そのためにもOCT検査が必要不可欠です。これまでは大変難しかったレーザーによる外科的な治療を行うか否かの判断が、OCTによって正確にできるようになっています。症状の進行を抑えるために、眼の中に薬剤を注入する薬物療法も行われますが、OCTが導入されていないと病変の状態を正確に診断できないため、適切な治療時期を判断することができません。

検査による体への負担は?

15051 mt 1 q4 1359944911 ▲乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の眼科疾患に対応する 検査自体は非常に安全です。眼底カメラと同じ要領ですから、眼球に触れることもないので危険性も不快感もありません。もちろん造影剤や麻酔薬も必要ないので、誰もが受けられる検査です。黄班部疾患も緑内障も、早く発見して経過をしっかり診て行くことが重要です。例えば緑内障であれば早期に発見できれば目薬で進行を止めることができるのです。目薬で視力を維持できると考えれば、それほど怖がる必要はありません。早期発見のためには、症状が出る前から定期的な眼科受診が必要だと考えてください。OCTを使った精密な経過観察で、みなさんに視力を維持していただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

勅使川原剛副院長

網膜の病気や緑内障は、治療法があっても発見が遅れれば視力を失う可能性もあり、一度落ちてしまった視力を取り戻すことができない病気です。本人が気づく前に早期発見・早期治療を行うことがポイントになります。昨今眼科の治療法は目覚ましい進歩を遂げています。万能細胞の一種iPS細胞の技術によって、今後100年はかかると言われていた網膜の機能回復に期待が持てるようになりました。しかし新しい治療法が提供される前に、大切な視力を維持するために今できることは、眼科での定期的な検査です。「目の病気になったことがないから自分は大丈夫」、「年のせいで見えづらくなっているだけで病気ではない」などと自己診断するのではなく、眼の異常を感じる前に一度専門医を訪ねていただきたいですね。

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