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勅使川原 剛 先生の独自取材記事

横浜鶴見中央眼科

(横浜市鶴見区/鶴見駅)

最終更新日:2019/10/03

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2015年に厚生労働省より先進医療施設の認可を受けた「横浜鶴見中央眼科」。鶴見駅東口を出てすぐの左手のビル1階にある同院は、幅広い年齢層の眼科疾患に対応する地域住民の強い味方だ。先端機器を使ったレーザー白内障手術や緑内障、網膜剥離などの診断に力を入れ、治療にあたっては画像を使った丁寧でわかりやすい説明で患者の理解促進を図る。2015年からは手術環境を拡充し、レーザー白内障手術をはじめとした高度な眼科手術にも対応している。手術を担当するのは、医師でありながら経営マネジメントも専門に学び、より良いクリニックづくりに努める勅使川原剛先生。そんな勅使川原先生に、得意とする手術治療や診療スタンスについて話を聞いた。
(取材日2017年11月20日)

世界水準の設備を導入、高度な眼科手術にも対応

まずは先生の得意分野を教えていただけますか。

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私は2年間米国のカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)へ留学後渡英し、バース大学大学院を卒業し帰国しました。帰国後は当院にてこれまでの白内障手術やレーシック手術の経験を生かし、特に先端の白内障手術を通して鶴見の地域医療貢献に努めています。2015年に当院の手術環境を大幅に向上させてからは、非常に積極的に高度な眼科手術に取り組んでいます。当院の白内障手術にはフェムトセカンドレーザーを導入しています。白内障は眼内の水晶体が濁ってしまう病気で、この水晶体を人工眼内レンズに入れ換えるのが白内障手術です。従来はマニュアルで行っていた角膜切開や前嚢(ぜんのう)切開、白内障核分割といった、手術の中でも非常に重要な3つの過程をレーザーで行うことで、より安全性と精度が高く、間違いのない手術につなげることが可能です。当院が使用するこのレーザー機器は国内でもまだ導入実績が少ない先端機器なんですよ。

レーザーを使った白内障手術のメリットは何でしょう。

フェムトセカンドレーザーは気体によって組織を乖離(かいり)させるため、従来のレーザーのように熱が発生しません。そのためリスクが少なく、「目にレーザーを当てるのが怖い」という理由で手術を躊躇していた人にも安心していただけると思います。またレーザーを使用することで、多焦点眼内レンズ手術の精度向上が望めます。多焦点眼内レンズは遠近両用レンズで、白内障の中でも難症例の患者さんに適していますが、非常にデリケートで扱いが難しいのです。しかし、マニュアル手術と比べ精度の高いレーザー手術であれば、このレンズの魅力を最大限に生かす形で挿入できます。こちらを希望する方は、手術後の見え方にこだわりのある方が多いため、そんな患者さんの高い要望に応えられるよう、当院では多焦点眼内レンズの種類も豊富に取りそろえています。私たちも全力で対応いたしますので、気軽にご相談ください。

レーザー白内障手術の流れを教えてください。

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来院から手術を終えてクリニックを出るまでの所要時間は約2時間です。手術前の準備はケープを着ける程度で、手術自体は約15~20分で終了します。手術後に少し院内でお休みいただき、その後は眼帯なしでお帰りいただけます。ちなみに、白内障自体は高齢の方に多いですが、多焦点眼内レンズを挿入するレーザー白内障手術を希望するのは比較的若年層の方が多いですね。また、レーザー白内障手術は精度にこだわった手術が実現するため、トラブルはほとんどなく、機械のみでは不完全だった手術に対して医師が追加手術を行うケースがまれにあるくらいです。安全性に配慮された手術であることが広まっていくと、今後もニーズは拡大していくのではないでしょうか。

医師、スタッフが一丸となって「わかりやすい説明」を

術前検査にも力を入れていると伺いました。

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手術の効果を最大限に引き出すために、術前検査は非常に重要です。術前検査の精度が、手術のすべてと言っても過言ではありません。当院では白内障手術に先端レーザー機器を使用しているのに加え、術前検査にも先進の光学式バイオメトリーを導入し、検査の精度向上をめざしています。検査機器によって出た結果と手術に使用するレーザー機器を連動させることで、手術の正確性も上がります。また、レーザーを用いた白内障手術では乱視も矯正できるため、乱視の度数や方向性も高度機器による検査で確実な数字を出しています。国家資格を有する検査のスペシャリスト・視能訓練士が検査を担当するのも同院の特長です。

先生の治療方針を教えてください。

患者さんにご自身の眼の状態をご理解いただくことが私たちの目標です。そのために、患者さんにご自身の状態をきちんと把握いただけるよう、丁寧に説明しています。当院ではモニターに映し出した患者さんの目の状態を見ていただきながら、状況をお話しするようにしているんですよ。また、患者さんの満足度向上のために、パラメディカル・スタッフ(医師、歯科医師以外の医療従事者)のフォローも欠かせません。例えば、診察室から出てきた患者さんには、「何かわからないことはありませんでしたか?」と積極的に話しかけ、疑問解決のお手伝いをしています。パラメディカル・スタッフ全員が患者さんのどんな質問にも答えられるように、勉強会を定期的に開催しています。そして手術の際にも、患者さんがリラックスしていただけるように適時お声がけするように心がけています。

手術以外の設備にもこだわっているそうですね。

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当院は白内障や緑内障、網膜剥離など慢性的な疾患の診断をスムーズにするためさまざまな機器を取りそろえており、白内障手術には先進のバイオメトリーを使用しクオリティーの高い術後視力を提供するよう努めています。また、緑内障や網膜疾患には光干渉断層撮影装置(OCT)を使用し、早期発見・治療を行っております。OCTとは、眼底を精密に検査することができる先進の検査機器です。従来検査に使用していた眼底カメラは、網膜表面の状態しか確認できませんでした。しかし、OCTは網膜の断層撮影や網膜の厚さの測定が可能になったので、表面から見ただけではわからない異常を見つけることができます。それによって、緑内障や黄斑疾患などの診断、治療がより精密にできるようになりました。

先端医療を積極的に実践し、地域医療に貢献したい

眼科医師の道を選んだ理由は?

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医師になってすぐはどの科を選ぶか迷っていたので、当時スーパーローテート方式を採用していた聖路加国際病院でいろいろな科の研修を受けたんです。救命救急センターへ配属になったときはいろいろな症状やケガの患者さんが運び込まれるので、ほとんどの科の診療をこなさなければなりませんでした。ところが、眼科の診断・処置だけは眼科の先生にお願いするしかないんです。こんな小さな組織なのに専門性が極めて高いところに惹かれて、最終的に眼科を選びました。

眼科診療では、どのような瞬間にやりがいを感じますか?

レーシックや白内障などの手術直後から、患者さんにその治療効果を実感していただける瞬間でしょうか。視界が明瞭になると皆さん一様に喜んでくださいますね。また、慢性疾患で長く通われる方とは、厚い信頼関係を築ける点もやりがいのひとつです。今後さらにこの横浜鶴見中央眼科を患者さんに一生通っていただけるクリニックに育てていきたいですね。例えば、通院のきっかけがものもらいであっても、「せっかくだから緑内障の検査も受けてみよう」と思っていただけるのが理想です。今は手術環境も十分に整いましたので、クリニック内の連携を密にとりながら、白内障やレーシック手術にもよりスムーズに対応していきたいと思います。

今後の展望を聞かせてください。

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レーザー白内障手術は国内ではまだあまり認知されていません。しかし非常に精度と安全性の高さに重きを置いた手術ですから、ぜひ多くの方に知っていただきたいですね。当院は厚生労働省の定める先進医療認定施設ですので、フェムトセカンドレーザーを使った多焦点眼内レンズ使用の白内障手術は先進医療特約の対象になります。医療保険の先進医療特約に加入している方は保険が適用される可能性もあり、経済的な負担を抑えて受けていただくことも可能です。悩んでいる方はぜひ検討してみてください。また欧米では、すでに単焦点眼内レンズを入れている方に対し、特殊な多焦点眼内レンズを追加挿入することで、多焦点機能を提供する手術が行われています。このような世界的に実践されていても日本ではなじみのない高水準な医療を積極的に導入し、この地域の健康に貢献していきたいですね。

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