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口腔機能維持に加え健康寿命延伸のためにも
オーラルフレイル健診

たんぽぽ歯科

(海老名市/海老名駅)

最終更新日:2026/04/15

たんぽぽ歯科 口腔機能維持に加え健康寿命延伸のためにも オーラルフレイル健診 たんぽぽ歯科 口腔機能維持に加え健康寿命延伸のためにも オーラルフレイル健診
  • 保険診療

「むせることが増えた」「硬い物が食べにくくなった」「なんとなく滑舌が悪くなった気がする」……そんな変化を「年のせいだから仕方ない」と見過ごしていないだろうか。こうした小さな気づきは、オーラルフレイルのサインである可能性がある。オーラルフレイルとは、噛む・飲み込む・話すといった口の機能が徐々に低下した状態を指し、放置すると嚥下障害や誤嚥性肺炎、さらには全身の筋力低下や栄養不足から、健康寿命を縮める要因にもなり得る。しかも、一度低下した機能を取り戻すのは容易ではない。だからこそ、症状が出る前から定期的に口腔機能をチェックし、早期に気づいて対処することが重要だ。海老名市のオーラルフレイル健診に注力する「たんぽぽ歯科」の柳田充康理事長に、その意義や流れ、自宅でできるセルフケアまでを詳しく聞いた。

(取材日2026年3月13日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどんな状態になったら健診を受けるべきですか。
A

オーラルフレイルは自覚しにくいため、「年のせいだから仕方ない」と放置されがちです。しかし、お茶やみそ汁を飲んでむせる、食事がうまく噛み込めない、滑舌が悪くなってきたといった変化は、口腔機能の衰えが始まっているサインかもしれません。実は40代後半から現れ始めるオーラルフレイルは、気づかないうちに進行し、放置すると食事の楽しみを奪うだけでなく、全身の筋力低下や介護が必要な状態を招くリスクがあります。そのため、50歳を過ぎたら定期的に口腔機能のチェックを受けることがとても大切です。気になる症状がなくても、まずは現状を把握するためだけにでも、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。

Q口腔機能が衰えてしまう原因を教えてください。
A

口腔機能が衰える原因はさまざまですが、加齢による筋力の低下が最も一般的な原因です。入れ歯の不具合や歯周病などの口腔疾患、さらには筋萎縮性疾患などの全身疾患が背景にある場合もあります。衰えが生じやすい主な機能は、舌や頬・唇などの筋力、食べ物を噛み砕く咀嚼力、飲み込む力、そして発音・滑舌に関わる口腔機能です。これらは互いに連動しており、一つが低下すると他の機能にも影響が及びます。また、口腔の筋肉の衰えは体全体の筋力低下とも連動していることが多く、足腰の弱りと並行して口の機能も落ちていくケースが少なくありません。原因は一つとは限らないため、口腔内の状態と併せて総合的に評価することが重要です。

Q口腔機能の維持は、なぜそれほどまでに重要なのでしょうか。
A

お口は、私たちが生きていくためのエネルギーを取り込む玄関口だからです。食べる機能が衰えると、無意識に食べやすいやわらかい物ばかりを好むようになります。その結果、タンパク質などの必要な栄養素が不足し、全身の筋肉が衰えるフレイル(虚弱)へとつながってしまうのです。また、飲み込む力が弱まって誤嚥性肺炎になると、寝たきりにつながる可能性もあります。さらに、うまく話せなくなることで社会とのつながりが薄れ、認知機能の低下や意欲の喪失を招くこともあるでしょう。口腔機能の維持は、食事・会話・社会参加という生活の質(QOL)そのものを守ることであり、健康寿命を延ばす上で欠かせない土台なのです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診・カウンセリングで口腔機能の状態を確認
たんぽぽ歯科 問診・カウンセリングで口腔機能の状態を確認

まずは問診票を記入。それに基づき、食事中にむせることがないか、以前より食べにくいと感じる食品はないか、滑舌が悪くなっていないかなどや自覚症状や義歯の使用状況、全身疾患の有無などのヒアリングを受ける。自覚症状がなくても、生活習慣の中に口腔機能低下のサインが隠れていることがあるため、些細なことでも遠慮なく伝えることが大切だ。

2口腔内を目視し、歯と歯茎の状態をチェック
たんぽぽ歯科 口腔内を目視し、歯と歯茎の状態をチェック

次に、口腔内を直接目視で確認。残存歯数や虫歯・歯周病の有無、口腔清掃状態のほか、使用している義歯の適合状態などを精査する。粘膜の乾燥や炎症も観察の対象となる。口腔清掃状態の悪化や乾燥も機能低下の予兆として捉えられる。歯が抜けていたり義歯が合っていなかったりすると、十分に噛めなくなることも。そのため明らかな疾患が認められた場合は、まずその治療を優先することもある。

3専用の器具を用いた検査で、口腔機能を客観的に数値化
たんぽぽ歯科 専用の器具を用いた検査で、口腔機能を客観的に数値化

専用の測定機器やテストを用い、口腔機能を数値化していく。舌の筋力を測る舌圧測定、ガムやグミを噛んで判定する咀嚼能力検査などがある。また、パ行・タ行・カ行などの発音をみる発音機能検査も重要だ。検査は痛みもなく短時間で行え、30〜40分で完了。その日のうちに結果が出る。精密なデータを得ることで、目に見えにくい機能の衰えを客観的に把握することにつながる。

4検査結果の報告と一人ひとりに適した治療計画の説明
たんぽぽ歯科 検査結果の報告と一人ひとりに適した治療計画の説明

検査が終わると、各項目の数値と基準値を照らし合わせながら結果説明を受ける。どの部分が弱っているのかが数値で示されるため、自身の弱点が一目で理解しやすいのが特徴だ。基準値を下回る項目がある場合は、筋力を鍛えるための口腔リハビリテーションや、義歯の調整、栄養指導などを組み合わせ、トレーニングをし段階的な機能回復をめざす。

5定期的なメンテナンスと専門スタッフによる機能訓練
たんぽぽ歯科 定期的なメンテナンスと専門スタッフによる機能訓練

治療計画に基づき、定期的な通院をし機能回復をめざす。院内では、歯科衛生士らの専門スタッフが、舌や頬の筋肉を鍛えるためのトレーニングを直接指導し、正しく行えているかを毎回チェック。器具やアプリなどを活用し、クリニックと自宅の両方で取り組みを続ける。また、管理栄養士と連携した栄養・食事相談を並行して行うこともある。一度の健診で終わらせず、数ヵ月に1度のメンテナンスで数値の変化を追っていくことが大切だ。

ドクターからのメッセージ

柳田 充康理事長

オーラルフレイル健診を受けて何も異常がなかった場合、「わざわざ受ける必要はなかった」と思う方もいるかもしれません。しかし、大丈夫とわかったことがとても重要です。早めに気づくことができれば対処の選択肢が広がります。放置して機能が落ちてしまってからでは、回復が難しくなることもあります。自宅では、食事でよく噛むことを意識すること、お口の体操であるパタカラ体操を習慣にすることなどを意識してください。歯磨きで口内を清潔に保つことも基本です。50歳を過ぎたら健康診断と同じ感覚で口腔機能のチェックを習慣にしてください。お口の健康は一生の宝物。少しでも不安を感じたら、迷わず歯科医院のドアをたたいてください。

柳田 充康理事長 たんぽぽ歯科

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。