柳田 充康 理事長の独自取材記事
たんぽぽ歯科
(海老名市/海老名駅)
最終更新日:2026/04/15
河原口交差点近くの「たんぽぽ歯科」は、海老名・厚木エリアのかかりつけ歯科医院として、地域住民の健康に寄与するクリニックだ。インプラント治療と審美歯科を専門とする柳田充康理事長のもと、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士など総勢80人のスタッフが在籍。虫歯・歯周病から小児歯科、インプラント、矯正、訪問診療まで幅広い診療に対応し、赤ちゃんから高齢の方まで家族で通えるクリニックとして地域に根差している。近年は超高齢社会を見据え、オーラルフレイル検診にも本格的に取り組み、口腔機能の衰えを早期に発見し、全身の健康寿命を延ばすための啓発活動にも余念がない。臨床研修施設として歯科研修医や歯科衛生士学校の実習生を受け入れ、次世代育成拠点としても役割を果たす同院の特徴や取り組みを柳田理事長に聞いた。
(取材日2026年3月13日)
地域に根差し、病院レベルの設備で総合診療を提供
クリニックの成り立ちと強みを教えてください。

当初は歯科医師は私一人の小さなクリニックでしたが、多くの仲間に恵まれ、少しずつ増床を重ねて現在の形になりました。強みは、多様な専門性や経験を持つ歯科医師による総合的な診療です。虫歯や歯周病から、小児歯科、インプラント治療、入れ歯、矯正歯科、審美歯科、予防歯科、口腔外科、訪問診療など幅広くに対応し、赤ちゃんから高齢の方まで家族でかかれるクリニックとして、地域の皆さんにご利用いただいています。ニーズに応える駅近拠点も必要と考え、2023年には分院も開設しました。また当院は、土日も夜まで診療し、保育士のいる託児室とキッズルーム、30台分の無料駐車場も用意しており、お子さん連れや働き盛り世代の方にも気軽に通っていただける環境を整えています。
設備面でのこだわりも特徴と聞きました。
クリニックでありながら大学病院並みの設備を整えることに強いこだわりを持っています。歯科用CTやマイクロスコープはもちろん、インプラント治療などの専門的な外科手術に備え、無影灯や生体用モニターを完備した専用の手術室も整備しています。また、CAD/CAMシステムやミリングマシンを導入し、精密な院内技工が行える体制も構築しました。一方で、目に見えない部分の安全管理も徹底。患者さんごとに治療器具の滅菌・消毒を厳格に行うなど、感染予防への注力は欠かしません。こうした高度な設備投資はすべて、患者さんに「ここに来れば、高水準で精密な治療が受けられる」という安心感を持っていただくためのもの。単に歯を治すだけでなく、患者さんに信頼して治療に専念できる環境をご提供することこそが、私たちがめざす医療の土台なのです。
診療方針についてお聞かせください。

超高齢社会の中で、歯を残すことだけでなく、残った歯や口腔の機能を維持し、生涯の健康を支えていくことです。だからこそ、虫歯や歯周病の治療はもちろん、オーラルフレイルや嚥下機能といった口腔機能全体を視野に入れた診療を心がけています。高齢の方を診療すると、歯の健康が健康寿命に大きくつながっていることがよくわかります。だからこそ、いくつになっても自分の口でおいしく食事をしていただけるよう、予防から治療、リハビリまで一貫してサポートしたいのです。
各分野のプロが集結。チーム力でトータルサポート
オーラルフレイル検診の取り組みについて教えてください。

オーラルフレイル検診は、噛む・飲み込む・話すといった口腔機能の衰えを早期に見つけるための検診です。海老名市では歯科治療中ではない50歳以上の方が対象で、費用補助を受けることもできます。50歳はまだ若い世代ですが、実は45歳を過ぎる頃から飲み込みの衰えが出始めるとも言われています。お茶やみそ汁を飲むとむせる、食事がうまく飲み込めない、滑舌が悪くなってきたといった症状がある方にはぜひ受けていただきたいです。検診は問診による状態確認から始まり、口腔内チェック、舌圧や閉口力、嚥下機能、発音などを30〜40分ほどで測定。結果はその日のうちにお伝えできます。一度機能が下がってしまうと、それを引き上げるのはなかなか難しいもの。手遅れになる前に対処することが重要です。当院では管理栄養士も在籍していますので、検診後の具体的な食事アドバイスまで一貫してサポートできるのが強みです。
オーラルフレイルを放置すると、どのようなリスクがありますか。
お口の機能低下は、単に「食べにくい」という問題だけでは済みません。実は口の筋肉の衰えは、足腰など全身の筋力低下とも深く連動しており、放置すれば歩行困難などのリスクを高めるだけでなく、誤嚥性肺炎の原因にもなり得ます。また、噛む力が弱まると菓子パンなどのやわらかい物ばかり選ぶようになり、栄養が偏って糖尿病などの全身疾患を招く恐れもあります。こうした負の連鎖を食い止めるのが、オーラルフレイル対策の本来の目的です。当院では「口腔機能低下症」と診断された場合、保険診療で専用の器具を使った舌のトレーニングや、滑舌を改善するための音読などをご提案しています。健康寿命を延ばすためにも、お口の機能を維持することは、全身の健康を守ることと同義だと考えています。おいしく食べて、楽しくおしゃべりする。そんな当たり前の日常を、口腔機能の改善を通じて守っていきたいと考えています。
チーム体制についても教えてください。

最近、口腔外科を専門とする先生が常勤として加わってくださいました。院内で口腔がんの手術を行うわけではありませんが、診断のレベルはかなり上がっていると感じています。院内で他の歯科医師たちへのセミナーも行っていただいており、スタッフ全体の知識・技術の底上げにつながっています。さらに、4人の管理栄養士が在籍しているのも特徴で、口腔機能低下症や小児の口腔機能発達不全症の対応にあたっています。矯正を専門とする歯科医師も3人在籍していますので、将来の口腔機能も見据えた矯正治療にも力を入れていきたいです。また、訪問歯科診療にも複数の先生が携わっており、ご自身では来院が難しい方の栄養や嚥下の問題にも向き合っています。こうしたチーム力による総合的なサポートは、当院ならではの強みと自負しています。
研修施設として、次世代育成でも地域医療に貢献
訪問診療にも力を入れているそうですね。

歯や口腔は全身の健康維持にも関わりますから、高齢になって通院が困難になったら訪問診療に切り替え、生涯にわたってサポートをさせていただくというのが当院の揺るぎない方針です。高齢者歯科や口腔ケア、嚥下機能訓練などに精通したスタッフが専用のポータブルユニットを使用して診療を行うので、虫歯の治療から歯周病治療、口腔ケア、抜歯、義歯の作製や修理・調整、摂食嚥下機能訓練まで、歯科医院で行っている通常の診療はほぼ受けられます。ご自宅だけでなく、介護施設にも伺いますので、気軽にご相談いただきたいですね。訪問診療でオーラルフレイルや栄養の問題と向き合ってきた経験は、院内でのフレイル検診の取り組みにもつながっています。
臨床研修施設としての取り組みも教えていただけますか。
臨床研修施設としては、大学病院に在籍しながら開業医を短期間経験する協力型が一般的ですが、当院は研修医を1年間預かることができる、数少ない管理型施設です。また、歯科衛生士学校の実習先としても複数の学校にご協力しています。学生や研修医が来るので、下手なことはできないなと気を引き締めることにもつながっています(笑)。こうした施設として認めていただくには、設備や機材がちゃんと整っているということの証明でもあるので、患者さんへの信頼にもつながると考えています。地域への恩返しというか、地域歯科医療の発展に貢献したいという思いもあり、これからの歯科医療を担っていく方たちを、少しでもサポートしていければと思います。
メッセージをお願いします。

歯科医院は痛くなったら行く所ではなく、むしろ痛くならないため、そして将来にわたって健康を損なわないためにどうすべきかを、気軽に相談できる場所であるべき。お口の健康は、全身の健康寿命に直結しています。自分の歯でしっかり噛めることは、生きる活力そのものなのです。当院には、さまざまな分野のスペシャリストがそろっており、お口全体を総合的に診ることができます。ご自身のことやご家族のことで、お困り事があれば、お気軽にご相談ください。「地域にたんぽぽ歯科があって良かった」と思っていただけるよう、これからも患者さん目線に立った誠実な診療を続けてまいります。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児矯正/9万円~、インプラント治療/40万円~、セラミックを用いた補綴治療/6万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

