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大腸内視鏡とCTによる検査を
大腸がんの早期発見に役立てる

馬渕消化器内科クリニック

(大垣市/大垣駅)

最終更新日:2019/10/08

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  • 保険診療

食生活の変化もあってかポリープや大腸がんの患者数は増加傾向にある。初期は自覚症状がほとんどなく早期発見のためには検査が重要になってくるが、大腸内視鏡検査には“つらそう”というイメージが伴い受診へのハードルを感じる人も少なくない。消化器内科を中心に幅広く診療を行う「馬渕消化器内科クリニック」では各種検査設備を備え大腸検査に力を注ぐ。馬渕信行院長は、機器の進歩や検査技術の向上、下剤の改良や鎮静剤の使用で、検査時の苦痛は軽減できるようになってきていると話す。また「家庭に入って健康診断の機会が減りがちな女性の方には、特に定期的な検査をお勧めしたい」と語る。そこで大腸内視鏡検査の具体的な流れやCT検査との違いについて詳しく話を聞いた。 (取材日2019年8月15日)

こまやかな配慮で不安や苦痛に配慮した大腸内視鏡検査を実施。結果の当日説明に努め早期対応を心がける

Qどのような人が大腸内視鏡検査を受けたほうがいいのですか?
A
1

▲自己判断せずに、医療機関へ相談して早期に検査することが大切

市や会社の健康診断で異常があったのにもかかわらず、痔だと決めつけたり、何らかの理由をつけたりして二次検査を避けてしまう方や、家庭に入って健診を受ける機会が少ない女性の方はどこかのタイミングでの検査が大事だと思います。また、ポリープのできる可能性が高まってくる40歳以上の方や、定年後に健診から遠ざかってしまった60歳以上の方も、きちんと意識していただきたいですね。近年、肉料理の多い欧米風の食事に変わってきたことが、大腸の病気やポリープが増えている一因ともいわれています。便が出にくい、便が細い、血が混じるなどの症状のある方は受診をお勧めします。

Q患者の不安に対してはどのような取り組みをされていますか?
A
2

▲モニターで説明を受け、会話をしながら検査を行うこともできる

大腸の中をきれいにすることは検査時間を短縮するためにも非常に大切です。検査前の下剤が大変そうというイメージがありますが、今はさまざまな工夫がされています。例えば、前日の検査食は味にも配慮されており、それを3食取ることで便を出しやすくする環境がつくれます。そこから1~2リットルの下剤を飲んでいただきますが、こちらも飲みやすくなるようさまざまな工夫がされています。検査中には痛み止めを使って慎重に声をかけながら行い、痛みや恐怖心が強い患者さんには鎮痛剤を使うこともあります。当院では吸収の早い炭酸ガスを使って腸を広げていき、検査後におなかの張りが少なくなるような配慮もしています。

Q大腸内視鏡検査の当日の流れや所要時間を教えてください。
A
3

▲内視鏡検査室の隣で、ゆったりと座って休憩ができる

前日の便の状態や体調を確認後、まずは検査着に替えていただきます。お尻から突き当たりの盲腸のところまで内視鏡を挿入していくのに5~10分程。そこから内視鏡を抜きながら観察していき、ポリープがある場合はその場で切除。合計30分くらいの検査です。終了後は休憩室で休んでいただき、その日のうちに画像を見せながら検査結果を説明します。ある程度は内視鏡でわかるので、手術や専門的な治療が必要になる場合には病院を紹介しますし、多数のポリープや慢性的な病気がある方には治療提案をし、当院に定期的に通っていただきます。ここまでの所要時間は、早い方だと2時間くらい、長い方だと5時間くらいを想定いただくとよいでしょう。

Q貴院ではCTによる検査も行っているそうですね。
A
4

▲常勤の臨床放射線技師がいるので、必要があればいつでも撮影可能

腸の中はよく動きますから、短時間息を止めた状態で撮影できるCTは画像がきれいですし、おなかや骨の中の情報量もとても多いです。加えて、昔に比べて放射線量にも配慮がなされており被ばく量も減ってきていますので、CT検査は有用と考えています。また、腹痛で来院された場合、CTだと膵臓や胃などにある他の病気の発見につながることもありますので、内視鏡よりも軽い負担で情報を得られるというメリットもあります。ただ、CTは内視鏡検査までは抵抗があるという方が健康診断として受けるケースも多いでしょうから、的確な診断をつけて治療までつなげていくとなると、CTと内視鏡を併せての検査を行うことをお勧めしたいですね。

Q検査後はどれくらいのペースで再受診するのが理想でしょうか?
A
5

▲楽だったからもう一度受けたいと思ってもらいたいと話す院長

ポリープのある方は再発される方も多くいらっしゃいます。また、たくさんできていると一度には取れないので「小さいものは来年」という形で、何年もかけて取っていく場合があります。そして、クリーンコロンと呼ばれる、すべてポリープを切除しきった状態をめざしていきますが、その後も2~3年に1回は検査を受けていただいたほうがいいですね。また、異常のない場合でも、健康診断を兼ねて5年に1回は内視鏡の検査をしていかれると安心かと思います。下痢や腹痛があれば早いスパンで来院されるでしょうが、やはり何も症状がないと遠ざかってしまいますよね。自分の体のことを常に考えて定期的な受診を心がけてほしいです。

ドクターからのメッセージ

馬渕 信行院長

大腸内視鏡検査は、少ない負担でできる検査になってきていますから、怖い、痛いというイメージを持たれず、自分の体のことは自分で守るしかないという意識を少し持っていただくといいですね。画質やカメラのやわらかさが改良されるなど、機器にもいろいろな工夫がされており、以前に比べると患者さんの不安の軽減も図られています。大腸の長さや痛みの感じ方は人それぞれですから、当院でも患者さんの特徴に合わせて麻酔や鎮痛剤を使いながら、少しでも苦痛や負担の少ない検査をめざしています。医師の専門性や経験がかなり影響する検査です。便の状態が気になる、おなかに違和感があるという方は、まずは気軽に相談してくださいね。

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