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清原 真太郎 院長の独自取材記事

きよはら歯科クリニック

(広島市安佐南区/緑井駅)

最終更新日:2024/04/11

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック main

広島市中心部から車で約30分、安佐南区の中心部にある「きよはら歯科クリニック」。2005年に開業し、2020年3月にリニューアルオープンを行った。バリのリゾートホテルをイメージして作られた院内は、歯科医院に来たことを忘れさせてくれるような落ち着いた空間だ。物腰のやわらかな清原真太郎院長は品質にこだわった歯科治療を提供するために、金属性のバネを使用しない入れ歯や小児矯正などさまざまな技術を積極的に導入する。患者は島根県や山口県からも来院するという。診療の質はもちろんスタッフ教育にも力を入れる清原院長。今回はそんな清原院長に院内設備、診療方針などさまざまな角度から話を聞いた。

(取材日2024年1月30日)

さまざまな患者に寄り添うためにリニューアルを実施

2020年3月に移転リニューアルオープンされたのですね。

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック1

以前はここから徒歩2分くらいの場所で診療していたのですが、少し手狭になったのと、エレベーターがなく階段の上り下りが必要で、年配やお子さん連れの方には不便だと思い移転しました。現在は診療室が12室、カウンセリングルームが2室の構成です。また患者さんのプライバシーに配慮するために診療室は全室個室です。入れ歯や歯周病の話が、隣の患者さんに聞こえてしまうことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思い、移転前と同様に個室を採用しました。歯科医院を訪れるにあたって緊張感を与えたくなかったので、バリのリゾートホテルをイメージした造りにしています。若い頃に初めて行った海外旅行先がバリで、あの癒やされる感じが自分としてはとても好きなので、デザイナーさんにイメージを伝えて、施工してもらいました。

患者さんはどのような方が多いのでしょうか。

小さいお子さんからお年寄りまで幅広い世代の方に通っていただいています。地元の方はもちろん、当院は遠方からわざわざ来てくださる方も多いんです。遠くは島根県や山口県からもいらっしゃいますね。小さなお子さん連れの方に使っていただけるキッズルームも設けています。育児経験のあるスタッフが在籍しているので、必要に応じてお子さんを預けてくだされば、親御さんも治療に専念していただけるのではないでしょうか。幅広い患者さんに対応したいという考えから設備を充実させています。スタッフは私を含めて約30人いますので、大勢のスタッフの目が行き届くより良いサービスを届けることができればと考えております。

どのようなことを心がけて、診療にあたられていますか?

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック2

その場しのぎではない、患者さんの一生のお口と体の健康を考えた診療を行うことをモットーにしています。むし歯があるから削ってはいおしまいではなく、なぜむし歯になったのか、今後むし歯にならないためにはどうしたらいいのか、治療した所を長持ちさせるにはどのような方法があるのか、その治療が及ぼす全身への影響などを総合的に考え個人個人に合った診療を提供できるように心がけています。またお口の中の病気、例えばむし歯や歯周病などについて詳しく知らない方や、歯科医院や治療への恐れから、どの歯科医院に通っても長続きしない方もたくさんいらっしゃいます。そういった方のためにも丁寧なカウンセリングと説明で安心に配慮した治療を行っています。患者さんの人生に寄り添える歯科医師でありたいですね。

治療の安心につながるカウンセリングを抜かりなく

患者さんが治療を続けやすくするための工夫はされていますか?

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック3

まず治療に入る前にカウンセリングの時間を設けています。現在の自分の口の中の状況を把握してもらい、どこにどんな治療をしていくのかと治療のゴールをを相談しながら決めていきます。そうすることで、治療の全体像がつかめ期間や費用のイメージがしやすくなります。次に、痛くないように、怖くないようにということを常に心がけています。例えば麻酔を打つ際は、できる限り痛みを感じさせないような工夫をしています。また、治療前とその後の説明をしっかりさせていただくことにも努めています。治療中に何をされるかわからないことが、患者さんの不安につながると思うからです。当院の場合、毎回治療前に口腔内写真を撮り、またアニメーションなどを使ってどんな治療を行うのか、視覚的にわかりやすく具体的に説明します。治療後には、もう一度口の中の写真を撮らせてもらい、どんな治療を行ったかについて確認してもらうようにしています。

患者さんのために、さまざまな機材やシステムを導入されているとか。

一人ひとりに合った装置や補綴物を作るために、口腔内スキャナーを活用しています。例えば、マウスピース型装置を使った部分的な矯正では、施術前にシミュレーションソフトによって治療後の予想図が見られるので患者さんは驚き喜んでくれるはずです。入れ歯治療にも力を入れていますので、今後は口腔内スキャナーを入れ歯の作製にも活用したいですね。また、サブカルテをデジタルで管理するようになりました。サブカルテは、患者さんとの会話内容や、「治療の時は麻酔をしてほしい」といった希望などの細かな情報を記入したものです。もともとデジタル化していたカルテと連動させることで、患者さんから電話があった時にわざわざカルテを取り出す必要がなく、見落としも減り、コミュニケーションの質が向上したと思います。

院内外の人材育成についてお聞かせください。

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック4

スタッフにはよく「自分や自分の大切な人が行くならどんな歯科医院がいいか、どんなスタッフに診てもらいたいかを考えて行動してください」と話しているんです。歯科医師も歯科衛生士も技術職ですし、医療は日に日に進歩します。ですから、新しい知識を学びスキルアップするために、月に2回は勉強会を実施して、患者さんにより良い治療を提供できるよう努めています。また、患者さんは、歯科医院が苦手・怖いと感じる方が多いと思います。少しでも気持ち良く過ごしてもらうための接遇セミナーを、マナーの講師を招いて行っています。さらに、少しでも社会貢献ができればと考え、当院で学びたいという歯科医師や歯科衛生士を院外からも受け入れる取り組みを行っています。

歯科医師は患者の一生の健康を守る仕事

衛生面で気をつけていることはありますか。

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック5

新型コロナウイルス感染症が流行しているので、治療器具の滅菌などに注目が集まっていますが、当院は2005年の開業当初から滅菌に力を入れてきました。治療器具も一本ずつ滅菌していますし、滅菌機器はヨーロッパ基準のものを導入しています。歯を削った時に飛び散る切削片などを吸い取ってくれる口腔外バキュームも設置していますので、微細な液体や固体に付着したウイルスの拡散を防ぐための対策にもなるのではないかと考えています。安全面に関する設備はもちろんのこと、CTやマイクロスコープなどより良い歯科治療を行うための医療設備も整えているので、安心してご来院いただきたいなと思います。

先生が歯科医師として大切にしていることを教えてください。

何年か前に実施された某雑誌の「人生の振り返り」についてのアンケートで、健康について後悔していることの項目で1位になっていたのが「歯の定期検診を受ければ良かった」という回答でした。高齢になってご自身の歯の本数が少ない人ほど、寝たきりや認知症になるリスクが上がるという報告もあります。日本歯科医師会では80歳になっても20本以上の自分の歯を残しましょうという運動を推進しています。私は、歯科医師の仕事は歯を診るだけではなく、患者さんの一生の健康を見守る仕事だと思っています。そのためには、歯の健康と体全体の健康は深くつながっているんだということをわかってもらう必要があると思うのです。だから当院ではカウンセリングに力を入れています。現状の虫歯のお話だけではなく、放置するとどういったリスクが考えられるのかということまで、丁寧に説明させていただくことを心がけているんです。

今後の展望、読者へのメッセージなどあればお願いします。

清原真太郎院長 きよはら歯科クリニック6

飲食店にファストフード店と無農薬野菜にこだわるレストランがあるのと同じように、歯科医院にもさまざまな種類があると思います。患者さんそれぞれのニーズによって使い分けてもらえればいいと思うのですが、私はどちらかというと後者のような歯科医院を運営したいと思っています。より良い治療を行うことができる設備にはこだわりたいですし、カウンセリングに時間をかけて、治療を一つ一つ丁寧に行いたい。そんな治療を受けるからこそ得られるご自身の健康を実感してもらえるように、努力し続けたいなと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

入れ歯治療/20万円~、小児矯正/20万円~、マウスピース型装置による部分的な矯正/55円~

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