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中居 伸行 院長の独自取材記事

なかい歯科

(京都市中京区/京都市役所前駅)

最終更新日:2022/06/22

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京都市役所から寺町通を北へ進むと、寺町二条角に「なかい歯科」が見えてくる。同院では、患者と社会のQOL(生活の質)向上をめざし、一般歯科や予防歯科、近年では地域の患者を中心に訪問歯科診療にも取り組む。英語対応希望の外国人患者が多いのも特徴だ。また、補綴やインプラント治療を得意として、国内外で学術活動を行う中居伸行院長は、さまざまな「欠損」に特化して対応している補綴(ほてつ)の専門家だ。同院のあらゆる診療に共通するのは、患者の人生や生活を尊重し、患者とともに診療を組み立てるという姿勢。取材では、「患者さんの潜在的な望みも形にした診療を行います」という中居院長の思いや同院の幅広い診療内容について詳しく聞いた。

(取材日2022年3月30日)

一般歯科から専門性の高い診療まで幅広く対応

こちらの診療内容を教えてください。

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欠けたり失った歯を補う、詰め物やかぶせ物・ブリッジなどの補綴治療、義歯(入れ歯)・インプラントなどは私の専門領域であり、難症例をはじめ幅広い要望に応えられる体制があります。同時に地域のかかりつけ歯科として日常的な虫歯や歯周病、入れ歯や顎関節症などの治療や、通院が難しくなった患者さんへの訪問歯科診療も行います。また、定期的に歯科衛生士がメンテナンスを行う予防歯科にも力を入れています。最近では口腔内デジタルスキャナーを導入し短い時間でストレスなく補綴治療を行うことや、マイクロスコープを利用した精密治療にも取り組んでいます。このように日常生活で遭遇する歯やお口の困り事には、症状や年齢を問わず院内で幅広く対応ができます。その上で、ケースにより他の専門家の治療が有効と思われる際は私の信頼する歯科医への紹介も行います。専門家同士であるからこその確実なネットワークで患者さんに情報提供を行います。

日常診療や予防歯科にも力を入れているのですね。

長期にわたり包括的なサポートを提供するプライマリケアは、問題を小さいうちに発見し、最小限の治療にとどめる上で非常に大切な考え方です。歯科であれば、症状が出てから治療を受けてその合間に予防を行うというパターンでは、口腔内の状態が悪化するばかりです。検診やメンテナンスを定期的に継続し、何らかの要因で必要になった時にだけ早期に治療を行うというパターンが理想です。当院は、厚労省に届出済の「かかりつけ歯科医機能強化型診療所」として、患者さんの生涯にわたるお口の健康管理を、組織的、総合的に行っています。予防歯科で高齢になっても食の楽しみやお口の健康を支えるスタイルを希望する患者さんは増え続けています。

どのような患者さんが多いのですか。

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補綴治療やインプラントでは、他院からの紹介で来られる患者さんも多いです。もちろん、地域の方にはかかりつけの歯科医院としてご家族皆さんで通院いただいています。特徴的なのは、英語を話す外国人の患者さんが多いということです。受付スタッフは皆英語を話しますので、外国人の方にも安心して受診いただけます。国籍や年齢もさまざま、検診やクリーニング希望の方から、よそで断られたインプラントの難症例の方まで、それぞれの患者さんが抱える主訴を最短で適切な歯科医療へ結びつけることを心がけています。

患者力を引き出し、QOLを高める治療に注力

患者さんが主体となる治療を重視されていると伺いました。

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当院では患者さんが希望する診療、患者さんのQOL向上につながる診療を科学的根拠に基づいて提供します。保険診療外の専門性の高い処置を行う技術はありますし、必要であれば行いますが、歯科医師目線の「良い治療」だけを優先させることはありません。英国へ留学した際、技術力のある先生が技術や先進性を必要としないシンプルな診療をされている様子を見て驚きました。しかし、その診療が患者さんの希望に沿いQOL向上に役立てば、患者さんの満足度は高まります。特に補綴領域にはさまざまな治療選択肢がありますが、「やりすぎ」た治療は必ずしも患者さんの幸せに寄与しないことが、科学的にも検証され始めています。もちろん、治療する、しないの判断には、患者さんに不利益が生じないよう科学的な根拠も必要です。「医療者は患者の意思や人生をリスペクトし、患者は医療者の技術や科学的知見をリスペクトする」、そういうフラットな関係が理想ですね。

患者さんも治療についてよく考える必要がありそうです。

難しいことを要求するわけではありません。患者さんがどんな治療を受けたいのかを医療者に伝え、受けたい治療を選べる力を「患者力」と呼んでいますが、ご自身が納得できる治療を受けるためには、患者力はとても大切です。例えば歯を失った方に、失う前のように人工の歯を並べることも技術的には可能だと思いますし、1週間で入れ歯を作製することも可能です。当院では「あなたの治療はこれです」と一義的に決めるのではなく、いくつかの選択肢の中から最後は患者さん自身の判断で選んでいただきたいと考えています。そのために、カウンセリングでは患者さんの生活や将来、費用面などさまざまなお話をお聞きし、納得できる治療方針を見出すお手伝いをします。治療に対して何を望んでいるのかをご自身で理解し、それを私たちに投げてくだされば、その投げかけに応えるための引き出しが私たちにはいっぱいあります。

治療をしない、という選択もあり得るのですね。

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はい。歯科には「治療」と「リハビリテーション」という2つの局面があると思っています。治療は疾患に対して行う行為であり、虫歯を削るというのは治療で、症状や病態により、どの程度まで治していけるのかはおのずと決まっています。一方、歯の欠損は疾患ではありません。何らかの疾患で結果として歯を失ったかもしれませんが、歯がないこと自体が疾患とはいえません。疾患でない問題に対しては、治療ではなく「リハビリテーションで改善をめざす」ことが大切と考えます。また、改善のゴールは医療者ではなく、患者さんが自分の希望によって設定するものだと考えます。たとえ、歯の欠損が多くても患者さんが不都合を感じていないなら、何もしないというゴールを設定してもかまいません。ただし、残っている歯を守るための予防は欠かせません。その上で、もし不都合があれば、そこでまた補綴治療の出番になるのです。

セミナーや学術活動を通じ社会のQOL向上に貢献

学術活動にも力を入れておられます。

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科学的根拠や知見をきちんと理解していれば、適切な治療を選択して施術できます。それが最終的に患者さんやその家族、私たち医療者を守ることにもつながります。科学的根拠に裏打ちされた考えや技術は、大きな失敗を生まないと考えられますし、あらかじめうまくいかない可能性や程度も予測できるということです。また、歯科領域では日進月歩で新たな治療や機器が登場しますので、その確かさを見極めるためにも学術活動は欠かせないと考えています。

スタッフの育成や役割分担を進めているそうですね。

3年前から勤務する2人の歯科医師は、一般歯科や歯周病治療、訪問歯科診療で力を発揮してくれています。歯科衛生士たちも有り難いことに勉強熱心で、より専門性を高めたいと日々研鑽を積んでいます。各職種が能力を高め有機的につながっていければ、チームとしてより良い診療ができるでしょう。また、休日には補綴の診断・プランニングに特化したセミナーも主催しており、全国から歯科医師が参加してくれます。当院は「社会のQOLの向上に貢献する」をポリシーに掲げています。正しいと考えることを講演や執筆活動を通して広め、さらにセミナーで学んだ歯科医師やスタッフがそれぞれの患者さんに還元することで、社会貢献につながっていくと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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若い人たちを育てることが大事だと思っており、今後も後進の育成には力を注いでいくつもりです。実際に、院内では各職種で若いスタッフが頑張っていて、これまで以上に予防から日常的な診療、さらに補綴やインプラントでの特殊な診療まで、さまざまなお悩みに対応できる引き出しが、数多くより深くなってきたと実感しています。お話ししたように、当院では患者さんの思いを尊重しながら治療や処置を展開していきますので、急を要する場合でない限り、診療はカウンセリングからスタートします。年齢、国籍、症状を問わず、どうぞ安心してお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/50万円~

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