上部消化管内視鏡検査と
大腸内視鏡検査の重要性
AMAKATA CLINIC
(大阪市西区/本町駅)
最終更新日:2026/06/17
- 保険診療
胃や大腸がんの発見に役立つ上部消化管や大腸の内視鏡検査。しかし、体内にカメラを挿入することから検査そのものに苦手意識を持っている人が少なくない。本町にある「AMAKATA CLINIC」の橋本尚久院長は、検査への拒否感から、健診で要精密検査と指摘されても受診せず、症状を放置する人がいる現状に警鐘を鳴らす。初期症状が出にくい病気だからこそ、内視鏡検査は早期発見のための命綱。そこで今回は、同クリニックが実施する鎮静剤の使用による苦痛に配慮した上部消化管内視鏡検査と大腸内視鏡検査について、詳しく解説してもらった。
(取材日2026年5月23日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qこちらで行っている上部消化管と大腸の内視鏡検査の特徴は?
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A
当院では苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。まず上部消化管内視鏡検査のスコープは、経鼻内視鏡用の約6mmの細径の新型モデルを使用。内視鏡が細い分、太い通常の経口内視鏡と比べて検査の負担や危険性も少なくなり、安全性を重視した、苦痛の少ない検査が期待できます。また、大腸内視鏡は約200倍相当の拡大観察が可能な先進の内視鏡を使用。上部消化管と大腸のどちらも、色調の異なる光で腫瘍による毛細血管の発達や不整な走行を目立たせ、がんの早期発見や腫瘍性病変の見極めに役立っています。大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、小さければその場で切除し、がんを疑う病変の場合は病院へ紹介をしています。
- Q検査はどのような人が受けるべきでしょうか。
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A
上部消化管内視鏡検査の場合は、健診のバリウム検査で要精密検査になった場合はもちろん、咽頭違和感、胸焼け、上腹部痛や上腹部違和感など軽微な症状でも持続する場合は検査をお勧めします。また以前より、胃の粘膜が薄く萎縮する慢性萎縮性胃炎を指摘されている方は、ピロリ菌の除去治療が終了後も、萎縮性胃炎から胃がんが発生するリスクがあるため、年1回の検査をお勧めしています。大腸内視鏡検査は便潜血検査が陽性であれば必ず検査を。また、昨年大腸ポリープが見つかった方や大腸ポリープを切除した方、排便時の出血が続く、下腹部痛、便の太さが最近いつも細い、最近急に便秘になったなどの症状があれば早めに検査を受けましょう。
- Q検査にかかる時間や費用はどのくらいでしょうか。
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A
内視鏡が体内に挿入されている時間は、上部消化管内視鏡検査は10分程度、大腸内視鏡検査は15~20分程度です。しかし、大腸内視鏡検査の場合は前処置として3〜5時間前から下剤を服用して大腸の中をきれいにする必要があります。簡単な体調チェックや鎮痛剤・鎮静剤の処置があるため、来院から検査までは数時間必要です。検査終了後は覚醒するまで休憩し検査結果の説明を行います。検査前後の時間も含め、半日以上はかかる検査だと考えておくといいでしょう。また当院では大腸内視鏡検査と上部消化管内視鏡検査の同日実施も可能です。検査にかかる費用は保険の負担割合によって異なり、ポリープ切除術や生検の有無によっても変化します。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診・事前説明
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まずは問診。気になる症状がある場合は医師が詳しく話を聞き、検査の可否を判断。安全を重視して検査を行うためにも持病や服薬中の薬があれば、忘れずに申告したい。検査を受けることになれば、事前に検査の流れや必要事項の説明がある。
- 2下剤の服用
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検査前日はできるだけ早く夕食を済ませること。海藻類やこんにゃく、ごぼうなど繊維の多い野菜やキノコなどは消化が悪く検査の妨げになるため、できるだけ消化の良いものを食べ、21時以降は絶食。大腸内視鏡検査の場合は就寝前には事前に渡された下剤を服用しよう。検査当日は前日に続く絶食だが、水分は検査2時間前まで摂取可能。来院後には体調を確認し、約1.8Lの水の下剤を服用。水様便になるまで何度かトイレに行く。
- 3内視鏡検査
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診察台に横向きの姿勢で横たわる。上部消化管と大腸の同日検査の場合は、大腸内視鏡から行い、その後、上部消化管内視鏡検査を行う。うとうとした状態で受けられるよう鎮痛剤・鎮静剤を使用。検査時間は10〜30分程度で、ポリープなどの異常が見つかれば、状態によってはその場で切除術を行うことが可能だ。ただ、ポリープでも大きいものに関しては切除時に大量出血や穿孔のリスクがあるため、専門の医療機関へ紹介する。
- 4検査後の休憩
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検査後は、心身が落ち着くまで30分程度リカバリー室で休息を取る。鎮静剤を使用しているため、検査当日は自身での車・バイク・自転車の運転は不可となるので注意したい。
- 5検査結果の説明
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検査時に撮影した画像を見ながら、医師より検査結果の説明を受ける。問題がなければ自宅での注意事項を聞いた上で帰宅となる。当日の激しい運動や飲酒、辛いものなど刺激物の摂取、重い荷物を持つことは控える。異常が見つかった場合、同クリニックでは必要に応じて専門の医療機関を紹介できる体制を構築している。生検やポリープ切除を行った場合には、約2週間後にあらためて検査結果についての説明が行われる。

