橋本 尚久 院長の独自取材記事
AMAKATA CLINIC
(大阪市西区/本町駅)
最終更新日:2026/06/22
「AMAKATA CLINIC」は、本町駅よりすぐの場所、本町通に面したビルの1階にある。窓から自然光が降り注ぐ、明るい雰囲気のクリニックだ。新院長に就任した橋本尚久先生は、消化器内科が専門。これまで大学病院や市中病院だけではなく、診療所やクリニックで幅広く研鑽を積んできた。検査機器は先進のものをそろえ、特に注力する上部消化管内視鏡検査では、鎮静剤を使いつつ細い経鼻内視鏡を用いることで、患者の苦痛に配慮している。また、大腸内視鏡検査でも鎮痛剤・鎮静剤を使い、負担の少ない検査をめざしているという。「丁寧な診察を積み重ねていきたい」と話してくれた橋本院長。クリニックの特徴や内視鏡検査、診療する上で大事にしていることなどについて聞いた。
(取材日2026年5月23日/最終更新日2026年6月10日)
一般内科から消化器内視鏡検査まで、幅広く診療
先生が医師をめざしたきっかけは何ですか?

自分の父親も祖父も医師で開業医でしたので、その影響は大きかったと思います。祖父はお産の対応など何でも診ていたようです。小さい頃、祖父の医院を訪れた患者さんから信頼されている姿を見たことも、私の原点となっているのかもしれませんね。やりがいのある仕事だと感じ、自然と医師の道を選びました。昔と今では医療の技術的な部分や考え方が時代とともに変化してきましたが、本質的な部分は何も変わっていません。その部分を大事にし、今後も診療に携わっていくつもりです。
これまでのご経歴について教えてください。
兵庫医科大学卒業後、消化器をはじめ、呼吸器や代謝内分泌と、幅広い分野の研鑽を積みました。伊丹市の近畿中央病院の内科にて、上部消化管と大腸の内視鏡検査や肝炎など、消化器全般の診療や治療に携わっていました。神戸市垂水区の佐野病院で内科医として6年間勤務後、双子が生まれたため、子育てと両立できるようにと、妻の実家に近い和歌山県に位置する、田辺市本宮さくら診療所で、副所長として4年間勤務しました。その後は再び約5年間近畿中央病院に消化器内科・医長として勤務後、約4年実家のクリニックの副院長を勤めています。その後、名取病院で内科勤務し、東朋八尾病院内科部長を経て、2026年6月から当院の院長に就任いたしました。
院長就任にあたって、経緯をお聞かせください。

長年当院で診療してきた理事長が急逝されたことを受け、2024年4月に南知宏先生が院長に就任されました。南先生が2026年に別の地域で開業されるため、その後任で私が当院の院長を引き受けました。私の専門は消化器内科で、特に消化器内視鏡を専門にしています。これまで大学病院や市中病院だけでなく、診療所やクリニックでの勤務経験もあり、消化器以外の疾患も、これまでにも診る機会が多かったんです。内視鏡検査はもちろん、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病や慢性疾患の管理、体調不良のご相談など、これまでのいろいろな経験を生かしつつ、診療していきたいと考えています。
クリニックにはどういった患者さんが多くいらっしゃいますか?
患者さんは30~60代と、近隣の方はもちろん、オフィス街で働くビジネスパーソンが多いですね。高血圧症や脂質異常症などといった慢性疾患、甲状腺疾患や睡眠時無呼吸症候群など、多岐にわたります。新規でいらっしゃる方は、風邪などが多いですね。また外国籍の方もたくさんいらっしゃいます。日本を旅行している外国籍の方が、急に具合が悪くなって駆け込んで来た場合も対応しています。その際は、翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取っています。当院のクリニック名がローマ字表記なので、受診しやすいと思っていただけているならうれしいですね。
先進の設備をそろえ、検査を通じて早期発見をめざす
先生は内視鏡検査に長く携わってこられたそうですね。

内視鏡検査は随分進化していて、昔は不可能だった鼻からの上部消化管内視鏡検査が可能になりました。また、上部消化管内視鏡検査といえば「嘔吐反射でつらい検査」というイメージがありましたが、今は「うとうとしている間に検査を受けるために鎮静剤を使用する」といったように、かなり負担に配慮した状態で検査が受けられるようになっています。大腸内視鏡検査も、私が昔大学にいた頃は、医師2人でエックス線透視下で大腸内視鏡の状態を確認しながら慎重に奥へ進めるため、時間もかなりかかって、痛みと危険性を伴い誰もが気軽に受けられるような検査ではありませんでした。この数十年で、大腸内視鏡挿入の技術が大幅に向上し、今はエックス線透視も使わなくて済みます。それに加え、医師1人で、個人差はあるものの短時間で、鎮静剤を用いつつ行えるようになっています。
内視鏡検査の重要性について教えてください。
大切なのは、検査しないとわからないことがあるということです。症状が出た時点で、すでに進行している可能性もあります。早期発見・早期治療ができれば、手遅れになる可能性は少ないです。最近はピロリ菌の感染者も減ってきており、昔と比べると、胃・十二指腸潰瘍や胃がんの方は減ってきています。しかし、日本人の食生活の変化により、大腸がんはかなり増えてきています。ほとんどの大腸がんが大腸ポリープからがん化していることから、大腸ポリープの段階で切除することで予防にもつながります。検査時、小さなポリープであればその場で切除することも可能です。40歳を超えている方で、今まで大腸内視鏡検査を受けたことがなければ、一度は大腸内視鏡検査を受けていただきたいですね。
御院で行っている内視鏡検査の特徴についてお聞かせください。

食事を取っていない方であれば、当日お越しいただいて上部消化管内視鏡検査を受診することも可能です。ただ、ご予約なしの場合は待ち時間が長くなってしまうことがありますので、一度お電話をいただければスムーズです。大腸内視鏡検査と上部消化管内視鏡検査の同日実施も可能です。前処置をして大腸内視鏡検査を受けていただいた後、引き続いて上部消化管内視鏡検査を受けていただくことができます。検査前の食事制限や検査前後の待ち時間、通院回数が1回で済むため、患者さんのご負担軽減にもつながると思っています。
患者に寄り添い、丁寧な診察を積み重ねていきたい
設備面でのこだわりはありますか?

内視鏡システムの進歩は著しいため、当院では新しい機種が出る度に買い替えを行っています。当院の内視鏡は、早期のがんを発見しやすくなることが見込めるメリットもあります。大腸内視鏡は約200倍までの視野の拡大が可能なため、病理学検査の前にがんかどうか、また切除後の取り残しがないかどうかの確認につなげられます。超音波検査では、肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓・脾臓などの形や大きさ、腫瘍や結石の有無を調べることが多いです。当院では、膀胱の腫瘍の有無や男性の場合は前立腺、女性の場合は子宮や卵巣までを、毎度ルーティンとして観察するようにしています。その他、心電計や血圧脈波検査装置、胸部エックス線検査装置といった設備も整えています。
診療する上で大事にしていることがあれば教えてください。
できるだけ患者さんの話をよくお伺いするようにしています。良好な関係性の構築のためもありますが、一見あまり関係なさそうな些細なことが、診療において大事なことや、ヒントになることがあったりするためです。食べたり飲んだりしていたものについて詳しく聞いてみることで、血糖値上昇の原因となる食品や飲み物を習慣的に摂取していたことがわかったこともあります。注意深い診察や経過観察を心がけ、必要であれば早めに専門の医療機関に紹介しています。
クリニックの今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

基本に忠実に、丁寧な診察と治療を心がけること。これに尽きると思います。健診などで異常があっただけではなく、何か不調や体で気になることがあれば、受診いただければと思います。当院で対応が難しい場合でも、適切な医療機関に診療情報提供書を作成して紹介いたします。一人ひとりの患者さんに応じたきめ細かな医療を変わらず継続していきます。些細なことでも結構ですので、どうぞ気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃内視鏡検査/1万6500円~

