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南 知宏 院長の独自取材記事

AMAKATA CLINIC

(大阪市西区/本町駅)

最終更新日:2024/08/30

南知宏院長 AMAKATA CLINIC main

本町駅よりすぐの場所に位置する「AMAKATA CLINIC」。本町通に面したビルの1階にあることから、窓から自然光が降り注ぐ、明るい雰囲気のクリニックだ。院長の南知宏先生は、消化器内科を専門とし、これまで大学病院などで研鑽を積んできた。検査機器は先進のものをそろえ、特に南先生が得意とする胃内視鏡検査では、鎮静剤を用いた経鼻の細い内視鏡を使用することで、患者の苦痛に配慮しているのだそう。また、大腸内視鏡検査でも鎮痛剤・鎮静剤を使用し、負担の少ない検査をめざしている。「できるだけ幅広い疾患に対応し、患者さんの気持ちに寄り添った都会のかかりつけ医でありたいんです」と話してくれた南先生。取材ではクリニックの特徴や、内視鏡検査について、診療する上で大事にしていることなどを聞いた。

(取材日2024年7月24日)

一般内科から消化器内視鏡検査まで幅広く診療

院長に就任されたきっかけと、これまでのご経歴について伺えますか。

南知宏院長 AMAKATA CLINIC1

長年当院で診療してきた理事長が急逝されたことを受け、2024年4月にこちらのクリニックの院長に就任いたしました。近畿大学を卒業し、大学病院勤務後は府中病院にて地域の医療の一端を担ってきました。これまで大きな病院での勤務経験はありますが、実はクリニックでの勤務は初めてなんです。いつか自分自身で開業したいなと思った中で、クリニックでの診療経験も大事だと思い、こちらでも日々勉強しながら務めさせていただいています。

これまで専門的に学ばれてきた分野はありますか。

専門は消化器内科で、肝臓を診ることが多かったです。主にB型肝炎、C型肝炎、肝硬変といった疾患に対応してきました。その分野を診療しつつ、昔から内視鏡検査の手技をしっかりと身につけたいという気持ちがありましたので、大学病院時代から、胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査には幾度となく携わってきました。大きな病院特有でさまざまな疾患や患者さんを診てきましたので、こちらのクリニックでもその時の経験を生かして、内科、消化器内科、肝臓内科、そしてそれらの検査などに幅広く対応していきたいと思っています。

クリニックにはどういった患者さんが多くいらっしゃいますか。

南知宏院長 AMAKATA CLINIC2

前の院長先生の代から継続して通っていただいている患者さんは50~70代と、ご高齢の方が多いかもしれません。相談内容も、高血圧症や脂質異常症などといった慢性疾患や、甲状腺疾患、更年期障害など多岐にわたります。新規でいらっしゃる方は若い方も多く、風邪を中心にした感冒症が多いですね。あと、これはエリアの特徴かもしれませんが、場所柄、外国籍の方もたくさんいらっしゃいます。日本を旅行している外国籍の方が、急に具合が悪くなったと駆け込んでこられた場合にも対応しています。当院のクリニック名がローマ字表記なこともあって、ハードルが低いと思っていただけているならうれしいですね。

先進の設備をそろえ、検査を通じて早期発見をめざす

設備面でのこだわりがあれば教えてください。

南知宏院長 AMAKATA CLINIC3

内視鏡システムの進歩は著しいため、当院では新しい機種が出るたびに買い替えを行っています。経鼻内視鏡はレーザーの種類を替えることで早期のがんを発見しやすくなることが見込めるメリットもあるんです。大腸内視鏡は、約200倍までの視野の拡大が可能なため、病理学検査の前にがんかどうか、また切除後の取り残しがないかどうかの確認につなげられます。超音波検査では、肝臓、膵臓、胆嚢、腎臓、脾臓などの形や大きさ、腫瘍や結石の有無を調べることが多いです。当院では、動脈瘤の有無、動脈周囲のリンパ節の腫れ、膀胱の腫瘍の有無、前立腺、子宮、卵巣までを毎度ルーティンとして観察するようにしています。その他、心電計や血圧脈波検査装置、胸部エックス線検査装置といった設備も整えていますので、クリニックレベルでも精密な検査が提供できると思っています。

クリニックでは検査も積極的に行っているそうですね。

はい。胃内視鏡検査では、咽頭・喉頭・食道・胃・十二指腸の粘膜を、内視鏡を通して直接観察することができます。炎症から潰瘍、ポリープ、がんなどといった、病変の早期発見が望めます。大腸内視鏡検査は、大腸がん、あるいは大腸ポリープの早期発見のために非常に重要な役割を果たします。日本での女性のがんの中で、最も死亡数が多いのが大腸がんです。ですので、40歳以上の方には、年に1度の大腸内視鏡検査をお勧めしています。現在、大腸がんの患者数は国内で増加傾向にありますが、早期発見・早期治療によって、完治が期待できるがんでもあります。ほとんどの大腸がんが大腸ポリープからがん化していることから、大腸ポリープの段階で切除することで予防にもつながります。検査の重要性をもっと多くの方に知っていただき、受診していただけたらうれしいですね。

こちらで内視鏡検査を受けるメリットは、どのあたりにあるのでしょうか。

南知宏院長 AMAKATA CLINIC4

食事を取っていない方であれば、当日お越しいただいて胃内視鏡検査を受診することも可能です。ただ、ご予約なしでお越しいただく場合、待ち時間が長くなってしまう場合がありますので、一度お電話をいただければスムーズです。また大腸内視鏡検査との同日実施も可能で、胃内視鏡検査を実施した後に、前処置をして、大腸内視鏡検査を受けていただくことができます。検査前の食事制限や検査前後の待ち時間、通院回数が1回分で済むため、患者さんのご負担を大きく軽減できるという、メリットがあります。あとは私自身、これまでたくさんの内視鏡検査を行ってきていますので、手技に関しては自信があります。内視鏡がうまく入らなかった経験のある方でも、きちんと検査していますので、検査に不安を感じてらっしゃる方はぜひ一度ご相談いただければと思います。

都会のかかりつけ医として患者に寄り添っていきたい

診療する上で大事にしていることがあれば教えてください。

南知宏院長 AMAKATA CLINIC5

「薬を増やしすぎない」ことは大事にしています。症状が出ている時にはどうしても薬を数種類服用していただくこともありますが、状態が落ち着いたら処方する必要のなくなる薬もわりとあると捉えています。患者さんができるだけ薬を飲みやすいよう、負担をかけないようにすることは、常に意識していますね。薬自体を漫然と何年も飲むことは、あまりいいことだとは思っていません。症状をしっかりと観察して、患者さんと相談しながら服用の見直しをしていくことは大事にしています。あとはなるべく診療にいらした方には薬を出して終わりではなく、きちんと体に触れるようにしています。足を触ったり、心音を聞いたり、本人が自覚のないことでも体に変化が起きていないかしっかりと診るようにしています。

クリニックの今後の展望について伺えますか。

今後、患者さんがもっと増え、検査数も増えていくのであれば、もう少し診療時間を延ばせたらいいなと思っています。医師を増やして3交代制にすれば、朝早い時間や仕事終わりなど近隣で働く方をもっとサポートできるかなとも感じています。「何でも気軽に相談できる」医師でありたいという思いがずっとありますので、これからも忙しい患者さんに寄り添う、都会のかかりつけ医として地域に根差していきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

南知宏院長 AMAKATA CLINIC6

健診などで異常があった際にはもちろん、内科以外でも何か体の不調を感じた時にはぜひ一度ご相談ください。必要に応じて適切な専門の施設を紹介させていただいています。地域の皆さんの窓口として橋渡しのような役割も担えたらいいですよね。不調を抱え込むのではなく、些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にお越しください。

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