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杉本 雅一 院長の独自取材記事

杉本クリニック

(弥富市/近鉄弥富駅)

最終更新日:2019/08/28

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地域のホームドクターとして、内科、外科を中心に幅広く診療する「杉本クリニック」。近鉄弥富駅から車で10分ののどかな地域に、杉本雅一院長が2005年に開業した。子どもの頃から体の仕組みや薬に興味を持ち、自然に医師をめざしたという杉本院長。今でもその興味は尽きず、日々勉強を重ねるとともに、講演会などに足繁く通って新しい知識を吸収しているのだという。診察の際は「患者に寄り添った親切丁寧な対応を心がけている」といい、にこやかに優しく話しかけている姿が印象的だ。そんな杉本院長に、地域のホームドクターへとしての思いを中心に話を聞いた。
(取材日2019年3月28日)

地域のホームドクターとして住民の健康を見守る

開業して14年たつそうですが、この地に開業した経緯を教えてください。

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開業するなら地域のホームドクターとして幅広く診療したいと思っていたんです。そこで、大学を卒業して愛知県内の病院やクリニックで経験を積んだ後、開業準備のために名古屋大学医学部附属病院総合診療科で研修を受けさせていただきました。そこは基本的な臨床について学び直して、総合診療能力を身につけるというもので、風邪や花粉症、インフルエンザ、生活習慣病などのホームドクターに必要な外来診療を中心に改めて勉強することができ、ここで得た知識やスキル、経験は開業に大きく役立ちました。開業場所として弥富市を選んだのは、自然と都市が調和した住みよい所で、地域密着型のホームドクターをやるのにぴったりだと思ったからです。あと祖母がかつてこの辺りに住んでいたり、近くのお寺が親戚だったりして、地域に入りやすいと思ったのも理由ですね。

患者さんはやはり近隣の方が多いのですか。

そうですね。お年寄りが中心で、80代、90代の方もおみえになります。農業など日頃から体を動かしている方が多いので、ご高齢でも皆さん驚くほどお元気ですね。小さなお子さんや学生さんなど若い方もいらっしゃいます。地域的には弥富市南部の方を中心に、隣接する飛島村、三重県木曽岬町の方、さらに南部にある工場にお勤めでお仕事帰りに立ち寄られる方もおられます。弥富市のコミュニティーバス「きんちゃんバス」がクリニックの目の前に停まりますので、お車をお持ちでない方やお年寄りはバスで来られることも多いですね。

幅広い疾患を診ていらっしゃるそうですね。

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はい。内科系では高血圧症、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病を中心に、風邪、花粉症、インフルエンザなどの診療をしますし、外科系では主に膝や腰の痛み、ケガや打撲などの外傷が多いですね。このほかけん引器や超音波治療器などによる整形外科分野の診療や、湿疹やじんましんなど皮膚科分野の診療にも対応しています。幅広く診療していますので、ひとまず来院していただければと思います。地域のホームドクターとして、当院でできることはなるべく対応させていただき、手術や入院、専門性の高い治療が必要な場合は近くの基幹病院をご紹介します。特にJA愛知厚生連海南病院は以前勤めていたこともあり、先生方と顔の見える関係を築いています。このような体制づくりや人間関係の構築にも日頃から力を入れるようにしていますね。

患者に寄り添った親切丁寧な診療を心がける

生活習慣病の患者さんが多いそうですが、どのような診療を行っていますか。

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まず初診の段階で病気についてしっかりとご説明します。その上で、例えば高血圧症の患者さんには1日2回時間を決めて血圧を測っていただきます。血圧は季節によって変わりますので、その結果を見ながら「今日は寒いから血圧が高いですね」などとお話ししながら、意識づけをしていきます。高脂血症や糖尿病の患者さんに対しては、採血データの推移を見ながら指導していきます。患者さんの中には何か特定のものを食べると改善すると思っておられる方がいらっしゃいますが、大事なのはバランスの良い食事と適度な運動です。体重を3~5キロ減量できるような生活習慣の改善を心がけていただくといいですね。

健康診断やがん検診に力を入れているそうですね。

当院では、特定健康診査やがん検診をはじめ、年齢ごとに必要となる検診などに対応しています。毎年行っているうちに少しずつ患者さんが増えて、気がつくとたくさんの方が受けてくださるようになっていました。近隣の企業や工場などでも診療を担当させていただいている関係で、会社の健康診断で来られる方も増えていますね。病気が進行する前の患者さんにアプローチし、何とか早い段階で病気を見つけて治療できるようにしてあげたいと思っています。がん検診については、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がんの検査を行っていて、前立腺がんの検査は血液検査で判定していきますので、気になる方はぜひ気軽に受けていただきたいですね。また、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査など、患者さんの関心が高い検査も可能な範囲で行っています。

診療ではどんなことを心がけているのでしょうか?

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患者さんに寄り添った診療ですね。私自身、検査や治療でほかの病院に行くことがありますが、そこで親切丁寧に対応していただけるとやはりうれしいんです。もっと身近なところでいえば、携帯ショップなどでわからないことを細かく教えていただけるのもありがたいなと思いますよね。年を重ねたこともあるのかもしれませんが、特に最近、自分もそういうふうに患者さんに優しく寄り添うように心がけています。その上で患者さんの心の痛みまでわかるようになるのが理想ですね。

いつまでも意欲的に取り組める医師の仕事にやりがい

医師をめざした理由を教えてください。

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子どもの頃から、体の仕組みやどうして病気になるのか、どうして薬を飲んだら治るのかなどに興味があって、百科事典の保健や体の仕組みなどの項目を見るのが一番好きだったんですよ。それと「薬が好き」と言うと変ですが、祖母が血圧や糖尿病の薬を飲んでいる姿を見て、薬を飲むこと自体が大人っぽく感じられて、薬の色や形を観察したりもしていました。早い段階から漠然と医者になりたいと思っていましたね。強く意識するようになったのは高校生の時。医学部ならば大学で学ぶことと仕事が直結して将来に役立つなと思って、川崎医科大学に進みました。

先生がやりがいを感じるのはどんな時ですか?

勉強したことが診療に生かせて、患者さんやそのご家族に喜んでいただけるときです。私は、診療の後や休みの日など、新しい知識を吸収するために血圧や糖尿病などの講演会や勉強会によく出かけています。もともと勉強することは好きでしたが、この年になっても前向きに勉強しようと意欲を持てる職業を選んでよかったなと思いますね。また、クリニックのすぐ近くにある愛知黎明高等学校の学校医をしているのですが、3年前から授業も担当させていただいているんですよ。看護師をめざす学生さんに向けて病理学の講義を行っていて、これもまた私にとっても良い勉強となっていますし、この仕事をしていなければ経験できなかったことなので、貴重だと感じています。

最後に読者へのメッセージと今後の展望をお願いします。

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病気の予防と改善のために、健康診断やがん検診などをぜひ積極的に受けてください。検査をして何もなければもったいないように思うかもしれませんが、結果が良ければ良いに越したことはありません。糖尿病による高血圧や高脂血症でも新しい薬が続々と開発されて改善しやすくなっていますから、前向きに治療していただきたいですね。皆さんが健康になるための時間や手間は惜しみませんので、なんでも遠慮なくご相談ください。開業して14年になりますが、この地での経験は自分にとって大きな財産だと思っています。今後も勉強は惜しまず、患者さんとしっかり向き合いながら、地域の健康で幸せな生活を守っていくことに貢献できたらうれしいですね。

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