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高血圧の相談からがん検診まで
ホームドクターを持つ大切さとは

杉本クリニック

(弥富市/近鉄弥富駅)

最終更新日:2021/10/12

杉本クリニック 高血圧の相談からがん検診まで ホームドクターを持つ大切さとは 杉本クリニック 高血圧の相談からがん検診まで ホームドクターを持つ大切さとは
  • 保険診療
  • 自由診療

ちょっとした不調が続いたり健康診断結果が思わしくなかったりした時、「どこへ相談したらいいのだろう?」と悩んでしまうもの。多くの診療科の中から、自分の今の状態に適した診療科を見極めるのは難しい。そんな時、何でも相談できるホームドクターがいれば心強いだろう。日頃からホームドクターに体の状態を診てもらっていれば、体の変化や異変に気づいてもらえることも多い。風邪や花粉症、生活習慣病、けが、湿疹など幅広いニーズに応えている「杉本クリニック」の杉本雅一院長は、地域のホームドクターとして、内科と外科の疾患全般の診療をしている。名古屋大学の総合診療部で経験を積み、開業医となって13年目の杉本院長にホームドクターを持つことのメリットを語ってもらった。

(取材日2019年5月30日)

診療科にこだわらず、患者の訴えから経験値も含めて総合的に診断。気軽に相談できるホームドクター

Q内科の総合的な診察で幅広いニーズに応えていると伺いました。
A
杉本クリニック アットホームなクリニックで相談もしやすい

▲アットホームなクリニックで相談もしやすい

何科を受診すべきかわからない患者さんには、大きい病院へ行くべきなのか様子を見る程度のものなのかなど、まずどうしたらいいのかを判断して差し上げるのがホームドクターの役割だと考えています。内科と外科、小児科、リハビリテーション科を標榜してはいますが、地域のホームドクターとして、診療科目にとらわれず総合的な幅広い診療をしています。特に高齢の患者さんは、複数の症状を抱えていることが多く、生活習慣病の治療をしながら腰痛のリハビリや皮膚疾患の処置なども並行して行うこともあります。総合病院であちこちの診療科を回ることなく、当院でできる限り診て差し上げれば、患者さんの負担も減ると考えています。

Q相談する時はどんなことを伝えれば良いのでしょうか?
A
杉本クリニック キッズスペースが完備され、子どもを連れて通院しやすい

▲キッズスペースが完備され、子どもを連れて通院しやすい

まずは、いつからどんな症状があるのかということや、どんなふうに変わったかなどを詳細に教えてください。患者さんがおなかのあたりを指して、「先生、胃が痛いんです」と言われることも多いのですが、中には、よく診察してみると胃ではなく心臓病であったり胆石だったりする場合もあります。私たち医師は経験を積んでいますので、患者さんの言葉をうのみにして胃の病気と判断するのではなく、どこに問題があるのかをしっかり問診していきます。なので、どんなことを伝えなければいけないかを考えるより、質問に率直に答えていただけるとありがたいですね。患者さんからどれだけ情報を引き出せるかというのも私たち医師の技術だと思っています。

Q高血圧や糖尿病といった生活習慣病の患者さんも多いそうですね。
A
杉本クリニック 院内にはさまざまなパンフレットがあり、手に取る患者も多い

▲院内にはさまざまなパンフレットがあり、手に取る患者も多い

生活習慣病の患者さんには、まず病気のことを理解していただくために、冊子などを読んでいただくと同時に、運動や食事についてのアドバイスをしています。高血圧の方は、毎日の血圧の記録と薬の服用が欠かせません。薬の飲み忘れもあるので、各個人の生活のリズムに合わせて服用できるように薬を処方しています。2週間から4週間おきに定期的に来院していただき、様子を確認し、数ヵ月おきに血液検査も行いますので、数値が良くなれば患者さんも励みになるようですね。最初は難しいかもしれませんが、リズムができれば続けやすいと思うので、継続して通うようにしてください。

Qがん検診をはじめさまざまな検査を受けることができますね。
A
杉本クリニック 胃がん検診は予約制、肺・大腸・前立腺がん検診は予約なしで実施

▲胃がん検診は予約制、肺・大腸・前立腺がん検診は予約なしで実施

当院では、住民検診としての大腸、肺、前立腺などのがん検査と、睡眠時無呼吸症候群やホルター心電図などの検査が可能です。不整脈は健康診断でよく指摘されることも多い症状ですが、心房細動という不整脈があると、心臓の中の血の塊が脳へ飛んで脳梗塞を引き起こすことがあります。検査で心房細動を発見できれば、カテーテル治療によって不整脈を改善に導いていくこともできますし、血の塊ができるのを防ぐためのお薬を服用していただくこともできます。

Q健康な生活を送るためにどんなことに注意したら良いでしょうか?
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杉本クリニック 親切丁寧に説明してくれる杉本院長

▲親切丁寧に説明してくれる杉本院長

食事と運動の生活習慣を整え、十分な睡眠を確保することです。そして、調子が悪ければ、早めにホームドクターを受診してください。運動と言われると、スポーツをしなければと思われるかもしれませんが、体を動かすことと思っていただければいいと思います。例えば、糖尿病でいえば、冬場は体を動かすことが少なくなりがちなので、夏場に比べ患者さんの検査の数値が悪くなる傾向にあります。こういったことからも、運動の大切さを理解していただけると思います。食事も特定のもので改善しようとするのではなく、目標として体重を3kgから4kg落とすだけでも内臓脂肪の軽減が期待できますので、高血圧や糖尿病の数値改善をめざせます。

ドクターからのメッセージ

杉本 雅一院長

例えば、痛みの訴えでも、痛みに敏感な人もいれば我慢強い人もいますから人それぞれですが、日頃から接している患者さんであれば、その言葉がどの程度を指しているのかがわかります。また、患者さんの顔色も重症か軽症かの判断材料になります。これは、日頃から患者さんが検査や定期的な受診をされているからわかること。生活習慣病の患者さんであれば、データも蓄積されていますので、大きな病気になってしまった場合も日頃の状態と比較ができます。当院でも会社の定期健診や特定検診などを行っているので、それをきっかけに定期的に通われる患者さんも多くいらっしゃいます。不安なことがあれば、ぜひ気軽に相談に来てください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

胃がん検診/40歳~69歳:2800円、70歳~1400円 ほか※弥富市・飛鳥村などの海部地区と津島市在住の方が対象。詳しくは医療機関のホームページをご確認ください。

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