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近藤 康宏 院長の独自取材記事

東郷なないろこどもクリニック

(愛知郡東郷町/日進駅)

最終更新日:2023/12/07

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック main

東郷町の住宅街の一角にある「東郷なないろこどもクリニック」。クリニックの前には20台収容可能な広い駐車場が備えられており、車でのアクセスに便利だ。2023年4月に、前身のクリニックを継承するかたちで開業した近藤康宏院長は、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で10年以上小児科、新生児科、小児アレルギー科の分野に従事した経験を生かし、地域密着型の小児科クリニックとして保護者の気持ちにも寄り添った診療をめざす。プライベートでは2児の父でもある近藤院長に、開業に至る想いや医師をめざしたきっかけ、診療の際に心がけていることなど、たっぷり聞いた。

(取材日2023年7月14日)

一人ひとりの子ども、家族に寄り添う小児科クリニック

前身のクリニックを継承するかたちで開業されましたが、変更点や院名の由来についてお聞かせください。

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック1

院内の大きなレイアウトの変更などは行っていませんが、外壁を塗り替え、待合室の壁紙を替えて、タイル張りだった床を木目のものに張り替えました。スタッフもほぼ変わりなく、僕と日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院からの看護師が新しいメンバーです。患者さんにとってスタッフが変わらないことは安心につながっているのではないでしょうか。院名については妻と相談しながら決めました。患者さんが呼びやすく、明るい雰囲気の名称にしようと考えた結果、妻のアイデアによる名称が採用されました。ロゴマークも二人で考えて、カラフルな温かい感じの色合いにしました。

どのような経緯でこちらに開業されたのですか?

「開業したい」という想いがずっとあって通勤圏内で開業地を考えていたところ、前院長の山口先生との出会いがありました。山口先生と僕のタイミングが合ったような感じですね。この辺りは開発地でもあり、これからもっと住民が増えていくことを期待しています。開業については、以前に勤務していた病院では、症状が軽い方から重症の方まで診ていましたので、その経験を生かしながら、もっと親御さんたちにも寄り添えるような診療をしたいと思っていました。それは父の影響でして、父は名古屋市内で開業している歯科医師なのですが、その姿を子どもの頃からずっと見ていたからだと思います。

お父さまの姿を見て医療の道をめざされたのですね。

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック2

そうですね。漠然と医療の道に進みたいと思っていたのですが、選択肢を広げて考えたいということもあり、医学部に進みました。反抗期の時期には医療の道への気持ちが薄れていた時もあるのですが、落ち着いてくるとやはり医療の道に進みたいと思うようになっていましたね。父の姿を見て医療の道に進み、そして地域に根差した診療をしている父の影響で、「いつかは地域に親しまれる医師になりたい」と開業への想いにつながりました。

なぜ小児科を専門に選ばれたのですか?

もともと子ども好きだったこともあり、学生時代の実習で小児科を選んだのですが、実習先は大学病院でしたので重症の患者さんが中心で、想像していた小児科診療とは違っていました。その経験から、一時は別の科も考えたのですが、初期研修で勤務した病院の小児科は、重症の患者さんもいらっしゃるのですが、風邪や肺炎、感染症などの一般的な症状も幅広く診療していて、僕が思っていた小児科でした。子どもたちが前向きに治療と向き合う姿を見て、そのサポートができることにやりがいを感じて今に至っています。

地域の幅広いニーズに応え、丁寧に診療を

どのような診療を行っていますか?

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック3

患者さんのどのような訴えにも対応できるよう幅広く診療していきたいと考えています。日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医でもありますので、アレルギーの治療に力を入れていきたいと考え、アレルギーの外来も行っています。アレルギーの治療については、食物アレルギーの食物経口負荷試験や食事指導、花粉症の舌下免疫療法に加え、気管支喘息の機械を導入していますので、喘息をフォローする体制も整えていきたいですね。当院には「かかりつけ小児科医」という制度があり、それに登録された患者さんには僕直通の電話番号をお渡しして、何かあったときにすぐ相談していただけるようにしています。特に食物アレルギーの患者さんにはその制度をお勧めしており、緊急用の薬と電話番号をお渡しして、万が一の時に対応できる体制を整え、患者さんの安心につながれば良いなと思っています。

食物アレルギーの食物経口負荷試験とはどのようなものなのですか?

「食物経口負荷試験」という実際にアレルギーの原因食物を食べて症状の有無を確認するもので当院では日帰りで行っています。当院では食物アレルギーに関しては「実際に症状が出るかどうか」で診断することを重視しており、試験は、院内の奥の部屋で遊んでもらいながら時間をかけて行います。症状が出た場合はすぐに対応しますが、何も起こらない場合でも30分~1時間ごとに診察を行います。どれくらい食べたり飲んだりできるのかを測るための検査ですので、飲食可能なものとその許容範囲を正しく把握することで、それをいろいろな加工品に換算できたら、一気に食の幅が広がることが望めます。適切に安全性に配慮しながらアレルギーと向き合って、お子さんも親御さんもハッピーになっていただけたら、こんなにうれしいことはありません。

診療の際に心がけていることはありますか?

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック4

忙しくても十分に説明をして、丁寧に診察することを心がけています。例えば、風邪薬といってもさまざまな種類があります。「咳止め」と処方された薬が、喘息の薬であることもありますので、子どもさんが服用する薬を親御さんにわかっていただくために詳しく説明します。基本的には「一緒に治療しましょう」というスタンスです。医師の指示どおりに薬を飲ませるとしても、親御さんにも内容を理解していただいていたほうが、話も通じやすいです。また、実際にお子さんが飲んで、その薬の経過がすぐわかるのは親御さんです。薬の期待できる奏効の程度は治療方針を決める上でも大切なことですので、風邪薬であっても、十分に注意を払う必要があります。

同じ親としての経験を重ね、医療で子育てをサポート

こちらのクリニックの感染症対策や、そのほかの診療体制なども教えてください。

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック5

感染症対策については、前身のクリニックから引き続き勤めているスタッフがスムーズに対応しています。新型コロナウイルス感染症の疑いのある場合は、基本的に院内に入らないよう誘導する、発熱症状のある場合は別の出入り口を案内したり、車の中でお待ちいただくなどの対策を講じています。診療体制については、できるだけ多くの方が気軽に来院できるよう日曜日も診療を行っていますので、平日に来院できない方、休日に急に体調を崩された方などに利用していただければと思います。

開業後、実際にどのようなニーズが多いのでしょうか?

思ったより慢性的な便秘のお悩みが多いですね。慢性的な便秘はすぐには解消しませんから、「良いうんちを定期的に出す」ことを目標に、上手に薬を使って食生活を見直しながら付き合っていくことになります。排便時に痛みが伴えば、子どもは我慢するようになってしまい、排便の機会を逃していくうちに便秘になってしまいます。お子さんに「気持ち悪い」「嘔吐する」などの症状があって来院するご家庭が多いですが、胃腸炎ではなく、便秘が原因のことも意外と多いです。超音波でおなかに便がたまっているのがわかれば、浣腸をします。子どもは自分の不調を言葉にできませんし、親御さんも気づくことが難しいことがありますので、小さなサインや細かな情報からでも不調の原因を見逃さないようしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

近藤康宏院長 東郷なないろこどもクリニック6

子どものことなら何でも気軽に相談できる、垣根の低いクリニックとして利用していただけるといいなと思っています。子育ては親御さんにとって初めての経験も多いと思いますので、どんなことでもご相談ください。食物アレルギーについては、医師が検査の結果などに基づいてアドバイスをしますが、実際にお子さんに食べさせるのは親御さんです。医師は親御さんたちをサポートする立場になりますので、一緒にお子さんの健康に携わらせていただけたらと思います。僕にも子どもが2人いて子育て真っ最中です。親御さんの気持ち、頑張りがわかりますので、親御さんを応援する気持ちで診療しています。

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