親子で楽しく学べる
0歳からの予防歯科
C&Cナカイデンタルクリニック
(堺市南区/光明池駅)
最終更新日:2022/10/13


- 自由診療
泉北ニュータウンにある「C&Cナカイデンタルクリニック」は、先進の設備とそれぞれの得意分野を生かしたチーム医療を提供する歯科クリニック。専門性の高い歯科診療で地域への貢献を果たしているが、だからこそ伝えたいのが子どものうちから取り組む予防の大切さだという。「悪くなった部分を治療するだけでは、また別の場所が虫歯(う蝕)になってしまいます。そうならないためにも、小さな頃から正しい予防習慣を身につけることが大切です」と訴えるのは、同院で幅広い歯科治療をこなす行村直也先生。小児の予防歯科の重要性やクリニックで行っているアプローチに加え、自身も一児の父として子育てに奮闘中という、親の目線に立った解説をじっくり聞かせてもらった。
(取材日2022年9月13日)
目次
生涯自分の歯で過ごす人生を、わが子にプレゼントしてほしい
- Q子どものうちから歯科医院に通うメリットを教えてください。
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A
▲子どもが緊張しないような雰囲気づくりを心がけ診療に臨む
まず一番は、歯科受診の習慣をつけることで、歯に関する正しい知識やケアの方法が身につくことですね。適切な間食の取り方を習慣づけていれば健康にも良い影響が期待できますし、年頃になってダイエットに悩まずに済むかもしれません。「通院はかわいそう」「お菓子が食べられなくてかわいそう」と思う人もいますが、虫歯や歯周病で歯を失うほうがよほどかわいそうです。そうやって長期的な目線で考えれば歯科受診のメリットがわかりやすいでしょう。自治体などでは1歳半頃に初めての歯科検診が行われますが、歯が生え始める6ヵ月前後で歯医者デビューしても問題ありません。また、当院では妊娠中のお母さんの受診もお勧めしています。
- Q歯科医院を嫌がる子どもも多いのではないでしょうか。
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A
▲明るい雰囲気の待合スペースと、笑顔のスタッフが待つ受付
最初の受診で痛い体験をすると、その後も歯科は嫌な場所だと刷り込まれてしまいます。また、お父さんやお母さんが緊張していると、その空気を感じ取ってお子さんまで緊張してしまうものです。それを防ぐには、まだ虫歯のない赤ちゃんの頃から予防のために通って歯科に慣れておくことです。3歳くらいになれば、1人でケアルームに入ってちゃんとチェアに座れるようになりますよ。子どもというのは、おそらく保護者の皆さんが心配されるよりずっと、怖がらずに楽しんで歯科のケアを受けることができるはずです。あまり心配しすぎることなく、笑顔で「いってらっしゃい」と明るくケアルームへ送り出してもらえればと思います。
- Q子どもの診療の際に、特に心がけていることはありますか?
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A
▲明るい色合いで、子どもがリラックスしやすい診療スペース
当院では外傷などの緊急時を除き、押さえつけて治療するようなことは決してありません。最初はまず歯科医院に慣れてもらうことから始めます。診療に使う道具を一緒に見たり、今日することについて話して聞かせてあげたり、ほかにも学校の話や好きな食べ物の話などをしながら緊張をほぐしていきます。保護者の方がいつまでも側にいて「大丈夫?」「ちゃんとしてね」「痛くない?」とハラハラしていると、お子さんはどんどん不安になってしまうもの。逆にしっかりと会話をして納得がいけば、まだ小さい子でも案外落ち着いていられるものです。大人や子どもは関係なく、やはりお互いの信頼関係を築くことが一番大切だと実感しています。
- Q診療では、具体的にどのようなことを行うのですか?
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A
▲保護者も安心するキッズスペース
まずは虫歯を予防するために正しい歯の磨き方を指導し、その後はクリーニングとフッ素塗布を定期的に行っていきます。また、奥歯の溝が深い場合はシーラントという予防処置を行います。さらに子どもの発育の様子をよく観察し、必要があれば正しい噛み合わせや歯並びに誘導するさまざまなアプローチを行っていきます。虫歯や歯並び、噛み合わせは、日々の食習慣や生活習慣が大きく影響します。そこで大切なのが、親御さんにも正しい食習慣や生活習慣を身につけてもらうこと。当院ではお母さんともよくお話しをして、お子さんの良い顎を育てるおっぱいの飲み方、虫歯になりにくい食事の内容などを、楽しく学んでいただけるよう工夫しています。
- Qこちらでは小児矯正にも力を入れていますね。
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A
▲子どものうちから通院する習慣をつけることが大切と語る行村先生
今は虫歯の子どもは減りましたが、反面、歯並びの悪い子が増え、小児歯科の大きなテーマとなっています。そこで当院でも注力しているのが「予防的矯正」で、歯列不正に伴う虫歯や歯周病といった将来のリスクを子どものうちから予防するのが目的です。矯正装置にはマウスピース型装置などさまざまな種類があり、正しい歯並びの発育を促進するために適したものを選びます。また、歯科衛生士が中心となり、舌の動きや飲み込み、口呼吸などの悪い習癖を取り除く訓練も併せて行います。矯正は6〜8歳から始めて期間は2年ほどかかりますが、この時期に顎をしっかり育てることが将来の歯並び、生涯の歯を守ることにつながっていくとお考えください。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児のマウスピース型装置を用いた矯正/44万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。