全国のドクター8,993人の想いを取材
クリニック・病院 161,449件の情報を掲載(2020年2月20日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市港北区
  4. 日吉駅
  5. 脇本矯正歯科医院
  6. 脇本 康夫 院長

脇本 康夫 院長の独自取材記事

脇本矯正歯科医院

(横浜市港北区/日吉駅)

最終更新日:2019/08/28

14155

東横線・日吉駅西口より徒歩1分の「脇本矯正歯科医院」。30年以上のキャリアを持つ脇本康夫院長は、長年にわたり、多くの患者のお口の健康を見守ってきた矯正治療のスペシャリスト。虫歯や歯周病を治療する一般歯科とは異なり、患者自身の価値観が反映される矯正治療において、「患者との心の対話を大切にしている」という脇本院長。一言ずつ慎重に丁寧に言葉を選ぶ様子から、患者が信頼を寄せる理由がわかったような気がした。子育てファミリーの多い場所柄、子どもの患者が6~7割を占めるという同院。子どもから好かれるのも納得できる優しい物腰の脇本院長に、矯正治療に対する思いを語ってもらった。
(取材日2015年12月9日)

充実した設備と丁寧な診療で患者との信頼関係を構築

力を入れている治療や設備について教えてください。

1

当院では矯正治療の他、成長変化の観察や咀嚼機能トレーニング、ホワイトニング、生活習慣の改善指導などにも力を入れています。医院の設備としては今年に入って歯科用CTを導入し、これによって歯と歯の位置関係や顎の関節を立体的に撮影できるようになり、画像診断の精度が向上しました。写真を患者さんに見せると、あまりにもリアルなので皆さん驚かれますね。手術後の顔のイメージを把握できる分析ソフトも充実していますので、安心して治療に取り組んでいただけると思います。

医院ではどのような矯正装置を使っていますか?

患者さんが「どんな悩みを抱えていて、どう治したいか」によってお勧めする矯正装置は異なります。当院では、金属製のブラケットや白や透明色の審美ブラケット、マウスピース型のものなど、さまざまな矯正装置の中から患者さんのライフスタイルに合わせた方法を提案しています。中でも近年、注目を集めているのが2012年に厚生労働省の認可を受けた「歯科矯正用アンカースクリュー」による矯正治療。これはチタン製のネジを歯の根元に埋入し、固定源として歯を移動させる画期的なもの。移動させたい歯とそうでない歯を明確に区別することができ、一点の歯だけに力をかけるため、口腔内の負担が最小限で済むというメリットがあります。手術でなければ治せなかった症例にも対応できるため、矯正治療の守備範囲も広がりました。

先生の矯正治療に対するお考え、スタンスをお聞かせください。

2

矯正治療というのは、「改善しないとこの先つらい目にあう」「トラブルが起きる」といった脅迫観念に駆られて受けるものではありません。生活や人とのコミュニケーション、笑顔のつくり方など、その方の価値観全般の意識も含めて今をどう過ごすかに重点を置き、生活のレベルを向上させる目的のもとに行われるべき治療です。例えば、噛み合わせが悪くてもご飯は食べられるし、歯列が悪くてもしっかり歯磨きをすれば虫歯を防ぐことは可能です。矯正歯科の観点では改善する必要があっても、その人にとってみれば治療する必要はないわけです。なので私は、その方の価値観を大事にしつつより良いものを提供したいという思いで、患者さんに矯正治療を提案しています。悪い状態を元に戻すことを目的とする虫歯治療に対し、矯正治療は現状を良い状態に整えることを目的とした未来あるもの。患者さん自身の人生を前向きにするための治療だと思っています。

矯正と予防、双方の視点で子どもたちの歯の健康を守る

小児の矯正治療は、何歳くらいに始めるのがよいのでしょう?

3

当院では5歳以降の治療をお勧めしています。その年齢になれば言葉によるコミュニケーションが十分にとれるようになり、治療準備をしっかりと行えるからです。実際、当院で矯正治療を行っているお子さんのうち、およそ6割が小学生から高校生までの成長期のお子さんです。中には乳歯だけのお子さんもいらっしゃいますが、骨の都合でどうしても早期的に矯正したほうがよいと判断した場合に限ります。上下4本の前歯が噛み合い、口腔内の予想を立てられるようになるのが7歳から9歳前後。この頃になると「歯に隙間がある」「位置がおかしい」と不安がる親御さんもいらっしゃいます。心配な場合は、レントゲンを撮って乳歯と永久歯の生え変わり位置を確認するとよいでしょう。小学生から必ず治療を始めるわけではなく、経過観察していき永久歯が生えそろってから始めることで大丈夫なことも多いです。

最近の子どもたちの歯についてどのような印象をお持ちですか?

港北区の子どもたちは虫歯が非常に少なく、一度の健診で数人程度しか見かけません。一方で気になるのは食事の仕方やしゃべり方。やわらかいものばかり食べたり、飲み物で流し食べしたりすると、歯で噛まずに舌で潰して飲み込んでしまうんです。こうした舌癖(ぜつへき)は唇の動かし方、舌の動かし方など口腔機能全体に影響を及ぼすため、矯正治療に加え、お口の中の筋肉バランスを整え、正常に機能させるMFT(口腔筋機能療法)の必要性を感じています。そんな中で私が患者さんにお伝えしているのは「虫歯がなくても歯科医院に行こう」ということ。予防の大切さを広めたいんです。現在港北区の歯科医師会では「マイ歯医者さん宣言!」をスローガンにかかりつけ歯科医院の促進活動を行っています。身近な存在の歯科医院をつくって虫歯や歯周病、噛み合わせ、予防について気軽に相談してほしいですね。

日々の診療で心がけていることは?

4

「患者さんの満足を得るためにはどうすればいいか」を常に意識しています。診察では、まず患者さんが何に悩み、何を治療したいのか確認をしっかり行い、医師の一方通行にならないよう話をよく聞いてから説明に入るようにしています。治療に進む際は、矯正治療におけるメリットやデメリットを必ず伝え、納得いただいてから。矯正治療に不安はつきもので、器具や技術が進化したとはいえ、それまで何もなかったところに器具を入れるのでどうしても違和感を感じます。できるだけ最適な器具や治療を提案してはいますが、患者さんの理解も必要です。言葉のキャッチボールを重ね、信頼関係を構築しながら治療したいと考えています。

生活の質を上げ、人生を前向きにするための矯正治療

そもそも先生が歯科医師を志したきっかけは何ですか?

5

父も祖父も町の歯医者で、歯科が身近な家庭環境だったせいか手作業やアートが好きなせいか、自然にこの道をめざすようになりました。多くの専門分野の中から矯正歯科を選んだ理由は、一番どういうことをする分野なのかわからなかったから。矯正というのは、歯が骨の中で動いて歯茎の形が変わるとても不思議な現象です。生物学的でありながら力学的な要素もある。理工学的知識と生物学的知識の両方が必要で、そこに興味を持ちました。気付いたら矯正治療を学び始めてから30年以上がたっていました。今となっては天職だと思っています。

歯科医師会の活動を通じて地域貢献にも積極的に取り組んでいらっしゃいますね。

できるだけ多くの歯科分野の先生たちと情報交換できるよう、歯科医師会の活動に参加しています。港北区の歯科医師会は地域への貢献度が高く、歯磨きや食育の分野における権威が集まっているので、先輩方の活動を近くで見られる点も大きな魅力。私個人としては、幼稚園や小学校の校医として歯科健診や講演会を行っています。幼稚園では子供の歯を撮影して保育士さんと一緒にアルバムを作成して渡しているんですよ。写真を見ながら「ここに虫歯がある」「○○ちゃんの歯は白くてきれい」といった会話をし、歯に興味を持ってもらうきっかけにつなげています。いくら熱心に歯磨き指導をしても、それだけではなぜ歯を大切にするのかを理解できず、習慣化できませんから。こうした取り組みを通して歯の重要性を知ってもらうことも地域の歯科医師の重要な役割だと思っています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

6

患者さん自身の人生観と私の人生観は違います。人生のどこに重みを置いているか、価値観も人それぞれ違うため、矯正治療において「こうでなければいけない」といった杓子定規な方法論は存在しません。必要なのは、確かな技術と患者さんの人生にまで考えを巡らせる大きな視点。長い治療期間の間には、それこそさまざまな不安や苦痛が待ち構えています。だからこそ私たちは心身両面から患者さんをサポートしながら信頼関係を築き、満足いく治療を提供し、最後に患者さんが笑顔で治療を終えられるようあらゆる手段を尽くすのです。患者さんが今後の人生を送るにあたって前向きになれるきっかけづくりができれば、これほどうれしいことはありません。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児の歯列矯正/30万円~40万円 永久歯列の矯正治療/30万円~80万円
見えない側からの矯正治療/90万円~ マウスピース型装置を用いた矯正/50万円~ 
ホワイトニング/3万円~(すべて税抜き)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access