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歯周病で失われた組織の再生治療
歯周組織再生療法

大崎デンタルオフィス

(朝霞市/朝霞台駅)

最終更新日:2021/10/12

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  • 自由診療

歯周病が悪化すると歯周組織と呼ばれる部分の「歯を支えている骨」が溶けてしまい、歯が抜けてしまうことを知っている人も多いだろう。永久歯は抜けてしまえば二度と生えてこない。だからこそ歯周病は予防や早期発見・治療こそが大切といわれてきた。もちろんその大前提は変わっていないが、いまは歯周組織の再生をめざす薬液が開発され、適応になればこれまで元に戻すことは難しいといわれていた歯周組織を取り戻すことを望めるようになってきた。そんな歯周組織再生療法について、日本歯周病学会歯周病専門医として歯周病治療に長年取り組み、今なお研鑽を続け、新たな治療法なども取り入れる「大崎デンタルオフィス」の大崎忠夫院長に話を聞いた。

(取材日2020年10月22日)

歯周病で失われた歯周組織の再生をめざす歯周組織再生療法

Q歯周組織再生療法とはどのような治療方法なのでしょうか?
A
1

▲穏やかな口調で丁寧に説明してくれる大崎先生

歯周病が進行すると、歯周組織と呼ばれる歯根膜、セメント質、歯槽骨が破壊されて歯周ポケットができます。その歯周ポケットに外科的にアプローチして歯周組織の再生を促す目的の薬剤を注入し一定期間待つ、というのが当院で現在行っている歯周組織再生療法です。こうした歯周組織再生療法は、1980年代に歯槽骨の欠損をテフロンやコラーゲンの膜でできたバリアで覆う方法が開発されて以降、いくつかの治療法が行われてきましたが、現在の薬剤を注入する方法は1990年代の終わり頃から世界中で広く行われています。

Q歯周病がある程度進行している状態でも行えるのでしょうか?
A
2

▲数多くの症例に携わった経験を生かして治療法を提案する

歯を支える歯槽骨がかなり減って少し動揺がある状態でも、歯を固定できれば治療を行える可能性があります。ただ歯槽骨の減り方や歯の動揺があまりにも著しい場合や、糖尿病のコントロールができていない方、心臓病などの持病のある方、ヘビースモーカーの方などは適用にならない場合がありますのでご相談ください。この歯周組織再生療法は、歯肉に炎症がある状態では行えないため、ご相談に来院されてから、まず最初に歯周組織の検査とエックス線検査を行い歯周病の状況を把握し歯周病治療を行います。歯石や歯垢の除去に加え、ホームケアのアドバイスをさせていただき、一定期間治癒を待ち症状の改善を確認してから治療に入ります。

Q具体的な治療の流れを教えてください。
A
3

▲歯周病について研鑽を積んだ大崎先生

まず歯周ポケットを極めて小さいメスで精密に切開し、歯石や歯垢で汚れている歯根の表面を丁寧にクリーニングします。きれいになったことを確認し、ゲル状の薬剤を歯根の表面に塗り、破壊された歯槽骨の欠損部分も薬剤を満たし、切開した歯肉を元通りにして極細の糸で縫います。その後約半年から8ヵ月程度歯周組織が安定するのを待ちます。薬剤は自然に体内に吸収されますので、治療終了後に再度切開する必要はありません。この薬剤の成分は永久歯の歯根が顎の骨の中で作られる過程で働くたんぱく質の一種で、歯周組織を再生させるメカニズムは誰もが経験する永久歯が生えてくる過程の一部を再現するものとなっています。

Q施術後はどのように経過していきますか?
A
4

▲予防には、定期的な検査やメンテナンスも大切

薬剤を注入後の1ヵ月間は毎週来院していただきます。約3週間後から歯ブラシによるセルフケアが行えます。その後は月に1回来院していただいて当院にて細かい汚れの除去など丁寧にケアさせていただきます。施術した個所から新たに歯周病菌が侵入してくるのを阻止するために重要ですので、大変でしょうがご来院ください。当初の1ヵ月半ほどは食事と歯磨き方法に注意が必要ですが、2ヵ月後くらいから特に意識していただかなくても大丈夫になります。半年後にはエックス線検査や歯周ポケットのチェックをして状態を確かめます。

Q患者が注意すべき点はありますか?
A
5

▲患者とコミュニケーションを取りながらメンテナンスを行う

歯周病の悪化で失われた歯周組織の再生を目的とした治療法ですので、術前も術後もきちんと歯周病の治療とメンテナンスを続けていただけることが大切です。歯周病の管理が悪ければ、歯周組織を再生できたとしてもまた破壊されて治療が意味をなさなくなってしまいますので。また喫煙や糖尿病は歯周組織再生療法の可能性を大幅に低下させてしまいます。術前に糖尿病は投薬や運動療法などできちんとコントロールされることが必要ですし、喫煙される方は禁煙されるか、大幅に喫煙本数を減らしていただいたほうが良いでしょう。せっかく治療を受けられるのですから、ぜひ患者さんご自身にも治療が良い結果に結びつくよう協力をお願いしたいのです。

ドクターからのメッセージ

大崎 忠夫院長

歯周病は初めのうちは痛みなどの自覚症状は何もなく進行していきますので、かなり症状を悪化させてからご来院になる患者さんが多いのが特徴です。歯周組織再生療法が適用できなくなるほど進行しますと、歯を失うことにもなりかねません。この歯周組織再生療法は素晴らしい治療法だと思っていますが、歯周病には予防や早期発見・治療が一番です。日頃のブラッシングの際に出血することが多くなってくるなどの何らかのサインを見つけたら、ぜひ早めに歯科医院にご相談ください。また何も感じなくても定期的に歯科医院でチェックしてもらうことをお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯周組織再生療法/7万7000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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