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村田 博志 院長の独自取材記事

ひろ歯科・矯正歯科医院

(宗像市/赤間駅)

最終更新日:2023/06/19

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院 main

赤間駅から徒歩10分、県道401号線沿いにある「ひろ歯科・矯正歯科医院」。2001年に開業し、地域に根差した診療を続けている。村田博志院長は、歯周病やインプラント治療を得意とし、妻の村田恵美先生は矯正歯科を専門としている。さらに、口腔外科の歯科医師も月に1回診療にあたるなど、専門的な治療にも対応している。学生時代はラグビーに打ち込んでいたという村田院長。クリニックのロゴもラグビーボールをかたどったものとなっている。開業時に高校時代のラグビー部の恩師から送られた「魂を込めて」という言葉を、治療のモットーとしているという村田院長に、クリニックの特徴や行っている治療について話を聞いた。

(取材日2023年2月10日)

常に学ぶ姿勢を忘れず、専門性の高い治療を追求

先生が力を入れている治療は何ですか?

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院1

幅広く治療を行っていますが、特に歯周病の治療には力を入れています。実は、歯周病を主訴として来院される患者さんは多くはありません。ですが、患者さん自身が気づいていないだけで歯周病に罹患している方はすごく多いんです。自覚症状のないまま進行するのが歯周病で、近年ではさまざまな全身疾患との関連性が指摘されています。患者さんの健康を守るためにも、歯周病の治療をきちんと行わなくてはなりません。当院では、初めに歯科衛生士が、歯周病菌のすみかとなる歯石や歯垢を除去していきます。定期的にクリーニングに来られる患者さんも多く、それも歯科衛生士たちの努力と、地域の皆さんの意識の高さゆえだと考えています。

症状が進んでしまった歯周病にも対応されているそうですね。

例えば、歯科衛生士による基本処置を行っても症状の改善がみられない場合は、私が治療を担当します。歯周病が進行すると、歯を支える歯周組織が溶けてしまって歯がぐらつき、最終的には抜歯ということにもなりかねません。こうした事態を避けるために、当院では外科的処置を行い徹底的に歯石や歯垢を取り除き、薬剤などによって歯周組織の再生を促す治療も行います。初期の方から重度の方まで、それぞれに適した治療方法を選択できますので、諦めずにご相談いただければと思います。

インプラント治療も多く手がけているとお聞きしました。

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院2

歯を失ってしまった場合の治療方法として、インプラント治療は、違和感が少なく噛めたり、他の歯に負担をかけなかったりすることが期待できるため、噛み合わせの崩壊を避けることにもつながると考え、開業当初より積極的に行ってきました。おかげさまで、インプラント治療に関しては、福岡市内など遠方からも紹介の患者さんがいらっしゃいます。ただ、誰にでも勧めているわけではなく、インプラント治療はあくまで歯を補うための一つのオプションと考えています。手術を伴う治療ですので、不安に思う患者さんもおられるかもしれませんが、私は現在も九州歯科大学の口腔インプラント科に籍を置き、技術を磨いたりさまざまな症例にふれたりして、学びを続けています。当院では処置が難しいと判断した場合は、九州歯科大学へ紹介するなど、常に連携を取っていますので、どうぞご安心ください。

充実のスタッフ体制で矯正や訪問診療、口腔外科も対応

こちらで開業するまでの経緯を教えてください。

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院3

人の役に立つ、やりがいのある仕事ということで、子どもの頃から医療職に憧れがありました。中でも歯科医師をめざしたのは、兄が歯学部に進んだことが大きいですね。その姿をみて、自分も歯科医師になりたいという思いが強くなりました。九州歯科大学を卒業後は、2つのクリニックに勤務。幅広い症状を診療しながら開業に向けて修行を積み、2001年に赤間駅近くのこの場所で開業しました。私は北九州市八幡西区の出身なんです。鹿児島本線の駅近くの場所で開業できたらと探していたところ、この土地と縁があったということです。2004年に、歯列矯正を専門的に診療している私の妻も当院に加わりました。

矯正を希望される患者さんも多いのでしょうか。

そうですね。当院では、歯並びをコントロールしやすいことから、ワイヤーによる矯正をメインとしています。近年はマウスピース型装置を用いた矯正も注目されていますが、適用できる状態であれば、患者さんにご説明の上で選択することもあります。お子さんだけでなく、成人の患者さんも多くいらっしゃることが当院の特徴かもしれません。30代、40代の方は珍しくないですし、70代の方もいらっしゃるんですよ。それと、もう一つの特徴は、私が行う歯科治療と連携ができることですね。インプラント治療やかぶせ物を入れる際に、歯並びの状態で入れづらいことがありますが、当院で治療が完結できるので、患者さんにとっては利便性が高いのではないでしょうか。

現在は、お二人に加えて歯科医師2人が常勤されているそうですね。

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院4

一般歯科を診る歯科医師が私を含めて3人います。妻は週2回出勤して、矯正の患者さんを担当しています。子育ての経験も、お子さんを診る時に役に立つのではと思っています。予約が取りづらいという声をここ数年いただいていたことから、2022年に増築をしました。新たなスペースは、主に矯正治療や、歯科衛生士によるメンテナンスに使用しています。さらに、月に1回大学病院から口腔外科の先生に来てもらい、難しい親知らずの抜歯や縫合を伴う口腔粘膜疾患などを診療しています。最近は、口腔がんの認知度が上がり、口腔がん検診に訪れる方も増えています。大学病院ほどの設備はありませんが、有病者の歯科治療もできる範囲で対応します。また、年齢やご病気で来院が難しくなった方には、訪問診療を行っていますのでご相談ください。

オーソドックスな治療を精密に行うことを大切に

歯科衛生士も12人と、充実した体制ですね。

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院5

患者さんのお口の健康を守るために、歯科衛生士の力は非常に大切です。当院の歯科衛生士は自ら勉強会に参加したり、症例を発表したりするなど、意欲の高い人ばかりです。スキルアップをめざす先輩の姿を見て、後輩もモチベーションを高めるという、いいサイクルができているように思います。チームワークもいいですね。当院には、スタッフのご家族や、退職した歯科衛生士も来院するんですよ。自分では特に意識はしていないのですが、気軽に来院できる雰囲気があるのかなと思っています。一度退職したもののまた戻ってきてくれる人もいて、たいへんありがたいですね。

診療の際に心がけていることは何ですか?

「魂を込めて」を診療のモットーとしています。高校時代のラグビー部顧問だった恩師から、開業時にいただいた色紙に書かれていた言葉で、今も院内に飾っていますよ。一人ひとりの患者さんにしっかりと向き合うことを大切にしていて、歯科治療に恐怖心をお持ちの方もいるかと思いますが、説明をしっかりとして、不安を和らげられるよう心がけています。また、実際の治療においては、長持ちすることを重視しています。長持ちをさせるには、基本的な治療の精度を高めなくてはなりません。院内および治療器具を清潔に保つことも、その一つと言えるでしょう。院内の換気を定期的に行い、口腔外バキュームをすべてのユニットに設置。器具の洗浄には、ヨーロッパ規格のクラスBの滅菌器を使用しています。患者さんにはわかりにくいところですが、見えないところこそ手を抜きません。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

村田博志院長 ひろ歯科・矯正歯科医院6

当院は、矯正やインプラント治療、歯周病の外科治療など専門性の高い治療の提供に努めていますが、どれにおいてもエビデンスのあるオーソドックスな治療を行うことをモットーとしています。患者さんに安心して治療を受けてもらいたいですからね。そのオーソドックスな治療を精密に行うために、先進の機器を取り入れたり、勉強会に参加して技術の研鑽に励んだりしています。開業して20年以上がたちますが、地域に根差したクリニックでありたいという思いは、開業当初より変わりません。歯やお口のことでお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/44万円~、矯正治療/77万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/77万円~

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