自然の歯に近い噛み心地をめざす
インプラント治療
けやき通り歯科クリニック
(稲沢市/国府宮駅)
最終更新日:2022/05/26
- 自由診療
歯を失った場合、どのような治療を選択するだろうか。入れ歯(義歯)やブリッジより、自然の歯と同じような噛む感触が期待でき、両隣の健康な歯にダメージを与えにくく見た目の美しさも追求できるインプラント治療を考えた人は少なくないだろう。欠損した歯を支える骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、上部に人工歯を装着する治療法だが、外科的手術が伴うためどうしても「痛い、怖い」といったイメージや、自由診療となるため費用の面でためらわれがちだ。そこで、先進のインプラント治療を手がける「けやき通り歯科クリニック」の林峰佳院長に、インプラント治療の特徴やメリット・デメリット、具体的な治療の流れについて話を聞いた。
(取材日2020年2月10日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q歯を失った場合はどのような治療法がありますか?
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A
大きく分けると入れ歯、ブリッジ、インプラントと3種類の治療法があります。前二者は固定するために欠損した箇所の両隣の歯が必要です。入れ歯は取り外しができますが、固定する器具のクラスプが違和感を感じやすく、見た目もあまりきれいではありません。ブリッジは取り外しがないので入れ歯より違和感は少ないですが、両隣の歯も含めてかぶせますので健康な歯を削る必要があります。前二者とも固定のために両隣の歯に必要以上の負担がかかることになり、結果的に歯を失うリスクが高まります。一方インプラントは単独の歯の治療となり違和感はほぼありませんが、自由診療となりますので費用がかかり、治療期間は最低半年程度と長くなります。
- Qインプラント治療のメリットについて教えてください。
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A
残っている歯はそのままに、若々しく健康的な歯並びを取り戻したいという方に適した治療法だと考えています。入れ歯と違って固いものでも噛み砕きやすいですし、温かい・冷たいなど食事本来のおいしさを実感しやすいという特徴もあります。また、見た目の良い人工歯を装着することで、口の中を気にせず大きく口を開けて笑うということもできるでしょう。ブリッジと違い健康な歯を削ることもありませんので、将来の再治療というリスクの低下にもつながります。
- Qこちらのインプラント治療の特徴について教えてください。
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A
患者さんも歯科医師の私もノーストレスでの治療を心がけています。そのためには、どのステップでも事前準備が最も大切です。まずは1次カウンセリングで最低1時間は取り、十分にご納得いただいた上で後日に2次カウンセリングと実際の治療に進んでいきます。また、セファロと呼ばれる口腔外科用のCTで顎や骨の状態、歯の傾きなどに注意しながら高解像度写真を撮影。手術前シミュレーションソフト用に変換した3Dデータをもとに、インプラントを埋め込む穴を開けるドリルの長さや角度などを細かく事前にチェックして決めます。経験だけに頼る治療ではなく、最適化されたデータをもとに手術を行えるよう努めています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1カウンセリング
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同院では、歯を補う治療の選択肢としてインプラントのみを提案するわけではない。あくまでも選択肢は患者側にあることが第一として、インプラント治療も含め、それぞれの治療法のメリット・デメリットを説明し、患者が納得した上で次のステップに進むように心がけているそうなので、不安に思うことは何でも質問してみよう。費用面でも、デンタルローンや無理なく払えるような治療計画について相談に乗ってくれる。
- 2必要に応じて治療や指導を行い、各種検査へ
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歯周病または、プラークコントロールができていない人は治療や歯磨き指導に移る。術後のメンテナンスを考えるとインプラント治療を行っても維持できないためだ。手術可能な場合、パノラマエックス線検査で歯や骨の状態を確認後、より細密なCT画像の撮影となる。データは神経の場所や骨の長さ、密度などが一目でわかるシミュレーション用の3Dデータに変換される。データは持ち帰ることができ、セカンドオピニオンにも利用可。
- 3インプラント手術
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事前にシミュレーションソフトで数値化されたインプラントの形状や、埋める位置、角度や深さ、使用ドリルの選定など適切な方式を決定して作られたガイドに沿って手術が行われる。歯科医師となって24年の院長だが、経験に頼るだけでなく先進の術式を採用し、安全性に配慮した治療を提供する。下顎で1ヵ月半から3ヵ月、上顎で3ヵ月から半年後に定着したかを確認し、人工歯の装着となる。前歯治療の場合は仮歯も製作する。
- 4メンテナンス
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インプラントを入れたからといってメンテナンスをおろそかにしてはいけない。インプラント周囲に起こる炎症は病状の進行が早いとされているため、長く良い状態を維持させるためにはきちんとしたケアが必須であり、自然の歯と同じように歯や歯肉のケアをしっかり行う必要がある。また、3ヵ月に1度はクリニックを受診し、定期的に検診を受けることが重要だという。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1本44万円~
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マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。