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早期発見につなげ、できる限り負担を最小限に
上部内視鏡検査

成子クリニック

(目黒区/中目黒駅)

最終更新日:2023/09/08

成子クリニック 早期発見につなげ、できる限り負担を最小限に 上部内視鏡検査 成子クリニック 早期発見につなげ、できる限り負担を最小限に 上部内視鏡検査
  • 自由診療

上部内視鏡検査とは、口や鼻から小型のカメラを入れて、食道、胃、十二指腸の状態を調べる検査。胃カメラと呼ばれることも多い。近年は健康への関心が高まり、検査を受ける人が増える一方、「検査中、苦痛があるのではないか?」というイメージから、50代以上でも一度も検査を受けたことがない、という人もいるそうだ。これに対し、開業当初から内視鏡検査に注力している「成子クリニック」の成子浩院長は、「上部内視鏡検査を活用し、病変を初期の段階で発見につなげ、できる限り最小限の治療にとどめられるようにしましょう。検査自体は短時間ですし、苦痛の少ない方法もありますので、まずは相談してください」と語る。今回は、上部内視鏡検査の特徴と、実際にどのような流れで行うのか話を聞いた。

(取材日2019年9月24日/更新日2023年8月30日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q上部内視鏡検査とはどんな検査ですか?
A

食道、胃、十二指腸に病気がないかどうかを内視鏡で見る方法で、昔から胃カメラとも呼ばれています。「痛いのではないか?」と不安に感じている方もいると思いますが、当院の場合は、3つの選択肢があり、痛みの少ない検査方法を導入しています。具体的には、内視鏡を鼻から入れる方法、口から入れる方法、そして、睡眠導入剤を用い、眠っている間に行う方法があります。また、検査中に病変が見つかった場合、該当箇所に色素をまいて、その場で再度内視鏡で確認する検査も行っています。通常観察では見つけにくい、ごく早期のがんの発見にも有用です。

Qどのような病気を発見できますか?
A

検査をする大きな目的は、胃がんや食道がんの早期発見です。特に、胃炎類似胃がんといって、胃炎とほとんど区別がつかないようなケースもありますが、内視鏡検査、とりわけ色素散布を用いた検査では、精密な見極めが可能です。内視鏡そのものも進化しており、今は病気を小さいうちに発見して、小さな治療で済ませることをめざせる時代になってきたといえるでしょう。初期の段階であれば内視鏡での手術を適用できることがあります。また、胃がんの原因となるピロリ菌の有無を調べることも可能です。見つかった場合は、服薬で治療ができますので、将来の胃がんリスクへの対策も行えます。

Q検査にかかる時間はどれくらいですか?
A

一般的な内視鏡検査は、検査自体は約5分で終了します。さらに色素散布を行った場合は、検査時間は10分程度になります。睡眠導入剤を使用する場合は、検査後、眠気が完全にとれるまでリカバリールームで休んでいただきますので、個人差はありますが、問診からの合計で約1〜2時間程度とお考えください。睡眠導入剤を用いない場合は、検査が終わればすぐにでも帰宅可能です。

検診・治療START!ステップで紹介します

1医師による問診
成子クリニック 医師による問診

隠れた病気のリスクを探るために、自覚症状などを問診で確認。痛みや胃のもたれ、胸やけなどの有無のほか、既往症、家族にがん患者がいるか、飲酒や喫煙、アレルギーの有無、内視鏡やバリウムの検査歴などについて医師からの質問に答える。病気や検査について、わからないことや知りたいことがあれば、質問も可能。検査について不安な点を残さないことが大切。

2検査前の準備
成子クリニック 検査前の準備

経口での内視鏡検査は、カメラが喉を通る際に違和感や痛みが生じやすいため、痛みを軽減するために、あらかじめ局所麻酔剤のスプレーを喉に噴射する。特殊なゼリーを口に含むという方法もあるが、喉にゼリーをとどめておくのが苦手な患者もいるという。そのため同院では、多少の辛味があるのみで、不快感が少ないといわれるスプレー式を採用している。

3睡眠導入剤の点滴
成子クリニック 睡眠導入剤の点滴

患者が希望する場合は睡眠導入剤を用いて検査を実施。生理食塩水の点滴を受け、内視鏡を噛まないようにマウスピースを装着したら睡眠導入剤を注入開始。通常は1分ほどで睡眠状態に入ることが見込めるという。睡眠導入剤の量は、一人ひとりに適した分量を医師が調整する。

4内視鏡による検査を実施
成子クリニック 内視鏡による検査を実施

医師が内視鏡を食道、胃、十二指腸まで挿入し引き抜きながら内部を観察。内視鏡が捉えた内部の様子をモニターに映し出し、全体的に確認する。同院では、必要に応じて色素散布をしたりレーザーを照射したりして、その場でもう一度内視鏡検査を実施し、詳細に確認している。色素やレーザーを用いることで画像が強調され、病変が見つけやすくなり、悪性か良性かの判断もつけやすくなるという。

5検査結果の説明
成子クリニック 検査結果の説明

睡眠導入剤使用の検査後は30分〜1時間リカバリーベッドで休養してから、検査時に撮影した画像を確認しながら医師が気づいた点を解説する。病変はなくとも胃の荒れや、ピロリ菌の有無などがわかるケースもあるそうなので、必要に応じて医師から生活習慣などのアドバイスがあることも。体調に問題がなければ、その後はすぐに帰宅できる。

ドクターからのメッセージ

成子 浩院長

最近は健康への意識が高くなってきており、検査を受ける人も多くなっています。一度受診しておくと、自分は胃がんになりやすいかどうかを知る機会にもなりますので、その後の生活に役立てることもできると思います。当院では初期の病変の発見にも有用な新鋭のレーザー光源搭載の内視鏡システムを導入しています。内視鏡検査は怖いというイメージがあるかと思いますが、今は口からだけでなく鼻からカメラを入れる方法や眠っている間に行う方法など、検査方法の選択肢が増えていますので、ご自身に合う方法を選ぶことも可能です。特に50歳以上でまだ一度も検査を受けていない方や、家族でがんになった方がいる場合は、気軽に相談に来てください。

成子 浩院長 成子クリニック

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万7000円~、ピロリ菌除菌/1万円~(院外処方)

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