全国のドクター8,992人の想いを取材
クリニック・病院 161,454件の情報を掲載(2020年2月22日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 目黒区
  4. 中目黒駅
  5. 成子クリニック
  6. 成子 浩 院長

成子 浩 院長の独自取材記事

成子クリニック

(目黒区/中目黒駅)

最終更新日:2019/12/02

13581 %e6%88%90%e5%ad%90%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%8b%e3%83%83%e3%82%af

東急東横線の中目黒駅から徒歩1分ほどの「成子クリニック」を訪ねた。同院は、消化器内科を中心に一般内科まで幅広く診療。近隣のオフィスワーカーから地域住民まで、さまざまな世代の患者が訪れるクリニックだ。院長の成子浩(なりこ・ひろし)先生は、大学病院などで外科医師として勤務したのちに、臨床の最前線で胃がんの早期発見をめざしたい、との思いから同院を開業。「内視鏡検査は苦痛を伴うイメージがありますが、痛みが少ないように、そして小さな病変も見逃さないように、日々、技術を磨いています」と成子院長。今回の取材では、同院で受けられる内視鏡検査の特徴や、成子院長が大事にしていることなどを聞いた。
(取材日2019年9月24日)

検査を受けやすいよう、痛みの少ない内視鏡検査を実施

最近の患者層について教えてください。

1

患者層は大きく3つに分かれます。1つは、急に体調が悪くなったという方。2つめは慢性的な病気、特に高血圧や糖尿病などの生活習慣病で定期的に通院している方。全体を占める割合としては一番多いですね。そして3つめは、内視鏡検査のために来院する患者さんです。当院では開業当初より胃の内視鏡検査に力を入れています。私は勤務医時代からずっと内視鏡検査に携わってきましたが、昔の「胃カメラ」は、患者さんに苦しい思いを強いるようなものでした。そのために検査を躊躇する方も多かったと思います。ですから、できるだけ苦痛の少ない検査を行って、胃がんで苦しむ人を少しでも減らしたいと思っています。

苦痛の少ない内視鏡検査とは、どのようなものですか?

当院で内視鏡検査を行う場合、患者さんの希望や体調により、3つの方法から選択できます。1つめは、口からカメラを入れる方法、2つめは鼻からカメラを入れる方法、3つめは、さらに睡眠導入剤を用いる方法です。口と鼻とでは、一般的には鼻からのほうが苦痛が少ないといわれています。当院で検査を受ける患者さんは、8割の方が3つめの方法を選択されます。検査の流れとしては、まず睡眠導入剤の注射を行い、少しの時間眠っていただきます。その間に検査を行うので痛みを感じにくいのです。こういった痛みに配慮した内視鏡検査を行っていることが、当院の特徴でもあります。睡眠導入剤の使用について心配する方もいらっしゃいますし、リスクは確かに生じます。しかし私は、外科医師としての経験、半年間東京大学医学部附属病院の麻酔科に勤務していた経験を生かせると考え、この方法をとっています。患者さんにはご納得いただけるまで説明を行っています。

内視鏡検査では、どのくらいの大きさの病変を発見できるのですか?

2

5mm程度のものから発見が期待できます。早期発見が重要な理由は、小さな腫瘍であれば内視鏡での手術が選べる場合もあるからです。胃がんの手術というと、胃を大きく切除する、または摘出するというイメージをお持ちかもしれません。しかし今は技術も進み、内視鏡につけた電気メスで病巣を切除していく治療が可能なのです。開腹しないので体への負担も少ないですし、入院も多くは1週間程度。ですから、いかに早期で発見するかが重要です。町医者という臨床の最前線で早期の胃がんを発見することが、私の最大の使命だと考えています。当院には入院設備がないため、検査で早期がんが発見された場合、私の信頼する先生をご紹介しています。病院ではなく、医師です。先進の医療技術は誰もがマスターしているものではありませんから、信頼できる医師を紹介することが重要、というのが私の考えです。

小さな病変も見逃さず、早期発見につなげたい

検査時間はどのくらいですか?

3

10分ほどの時間をかけて精密に検査をしていきます。時間をかけるというのはゆっくり診る、ということではなく、2回にわたり観察するのです。まずは通常観察のため、内視鏡で胃、十二指腸まで行き、戻ってきます。その後、必要に応じて胃に青い色素を撒き、もう一度同じように内視鏡で観察するというものです。胃の粘膜の細かい溝に色素がたまり、病変がある場合は浮き上がって見えやすくなり、悪性か良性かを判断する助けになります。色素検査は通常観察では見つけにくいごく早期、ミリ単位のがんを見つけることに役立ちます。早期のがんは胃炎と肉眼所見が似ているケースも多く、見極めが難しいともいわれるため、色素検査を活用しながら、小さな病変も見逃さないよう注意を払っています。

検査を受ける目安はありますか?

40代以上の方は1〜3年に1回の検査をお勧めします。特に50代で一度も検査をしたことがない方は、体調が気になるようなら、一度、検査を受けておくといいでしょう。検査は、自分が胃がんになるリスクがどれくらいなのかを知る機会にもなりますので、その後の生活に役立てることもできるでしょう。目黒区では「胃がんリスク検査」も行っています。これは血液検査で自分が胃がんになりやすいかどうかを調べるためのものです。ピロリ菌がいるかどうか、また、ペプシノゲンという酵素の値から調べていきます。予防や早期発見に活用していただきたい検査です。こうした検査がどの地区でも受けられるようになれば良いなと思っています。

診療において、どんなことを大切にしていますか?

4

よく話を聞くことです。診療中は忙しいため、十分に時間をかけられないこともあるのですが、できるだけ患者さんの話を聞きたいと思っています。体調に関することも、そうでないことも含めてですね。開業して16年になりますので、長く通院されている方もいらっしゃいますし、信頼関係を築くことが大切だと考えています。生活習慣病の患者さんの場合、食事や運動面など我慢しなくてはいけないことも多いのですが、気の合うドクターや看護師が一緒なら、何とか続けていけるのではないかと思うんですね。ですので、治療というよりは患者さんの健康維持を一緒にやっていくみたいな感じで考えています。いわば、パーソナルトレーナーのような存在でしょうか。

スタッフの笑顔とともに、患者に寄り添う医療を

看護師をはじめスタッフの方の笑顔も印象的ですね。

5

当院のスタッフは、コミュニケーションをとるのが上手で、患者さんとも良い関係を築けているのではないかと思っています。僕が直接言わなくても、自然によくやってくれています。時々、褒めてくださる患者さんもいまして、そんなときは、自分のことを褒められるよりうれしいですね。チームワークは良いほうなんじゃないかと思います。内視鏡検査の日は30分おきに検査を行っているので、スタッフのサポートがないと成り立ちません。でも彼女たちは驚くくらいスピーディーに準備をしてくれますので、僕も検査に集中できるんです。すべての診療が終わった後は、その日にあった出来事について報告をし合ったり、どう感じたのかを話したりして、お互いの意思の疎通を大切にしています。これからも、長く働いてもらいたいなと思っています。

休日はどのように過ごされているのですか?

リフレッシュのためにゴルフ場に行くことはありますが、日頃から練習をまったくしないので、上達はしないですね。それほど熱心にやっているわけではないのですが、1日、自然の中で過ごすのは、とても気分が良いんです。芝生をのんびり散歩して、たまたま目の前にボールが来たから打つ、というような感じです(笑)。ゴルフよりも子育てのほうが楽しい、と言いたいところですが、2人の娘たちも高校生、中学生になりまして、昔のようにはいきません(笑)。でも、先日は、中学1年の娘のバレーボール部の試合を見に行って、その後家族で食事をしました。仕事とプライベートのバランスが良い具合にとれているのかなと思います。

今後についてお聞かせください。

6

一人でも多くの方の胃がんを見つけたい、というのが当院を開業した目的なので、これからもそれを進めていきたいです。検査が苦しくないように、小さな病変を見落とさないように、という2つのコンセプトをさらに磨いていきたいですね。胃がんで亡くなる患者さんが少しでも減るように、微力ながら貢献したいです。また、慢性疾患の患者さんとは、厚い信頼関係を築いて健康をサポートしていきたいです。町医者として、どんな患者さんにとっても、いつも開かれている医院でありたいと思っています。安心して、気軽に相談に来ていただけたらと思っております。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万7000円~

Access