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足立 和己 院長の独自取材記事

眼科足立クリニック

(大阪市西成区/玉出駅)

最終更新日:2021/10/15

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大阪メトロ四つ橋線の玉出駅の出口を出てすぐの場所にある「眼科足立クリニック」。2002年の開業以来、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の地域住民の目の健康を守り続けてきた眼科医院だ。清潔に保たれた院内にはさまざまな機器がそろい、日帰り白内障手術や硝子体手術にも対応している。常に新しい知識・技術を追求し自己研鑽を怠らない努力家の足立和己(まさき)院長に、クリニック運営における取り組みなどさまざまに話を聞いた。

(取材日2021年9月18日)

スタッフの“残業なし”がもたらす「待ち時間短縮」

勉強会など積極的に取り組まれていると伺いました。

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月1回、スタッフのスキルアップをめざして勉強会を実施しています。テーマは網膜剥離や緑内障など眼科疾患に関するものの他、患者さんの接遇、危機管理、そして最近は新型コロナウイルス感染症に関する内容など、さまざまなことを学んでいます。勉強会は私が行っているのですが、一方的に話すのではなく、スライドで説明した上で「これをどう考えますか?」と質問を投げかけるスタイルで行っています。当院は向上心のあるスタッフが多く、みんなとてもよく勉強してくれていますね。現在はベテランスタッフが多いため該当者はおりませんが、眼科講習会を受講する必要があるスタッフがいれば、その費用は当院が負担しています。私自身も勉強が好きで、積極的に国内外の勉強会に参加していますよ。

明るい雰囲気で、スタッフの皆さんが生き生きと働いていらっしゃいますね。

スタッフには自分の時間や家庭を大切にしてもらいたいため、当院では極力、残業をつくらないように工夫しています。また、家庭の事情でどうしても18時までには帰りたいという人がいれば、柔軟に対応していくようにしています。仕事が忙しく濃密な時もありますけれど、そのぶんやりがいもあると思いますし、早く仕事をすれば早く帰れるという目標がありますから、日々一生懸命、仕事に取り組んでくれています。もちろん「早く診察を終えて、早く帰りたい」というのは患者さんも同じですから、スタッフがカルテを早く回したり、テキパキと検査を行うことは、患者さんにとっても大きなメリットになると考えています。

患者さんに接する際に心がけていることはありますか?

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患者さんに笑顔で帰っていただけるよう、先ほども申し上げたように、素早くカルテを受け渡すなど細かな部分でも無駄な時間をできるかぎり短縮することで、診療の待ち時間を減らす努力をしています。また眼科は目薬を差してから15分~20分程度の時間を要する散瞳検査といった時間のかかる診療も多く、診察順が変わることがあります。このことをご存じなければ「順番を抜かされた」と不満に思う方もいらっしゃるでしょう。当院では順番がわかるように、受付で名前を書いていただくほか、カルテにも「○番目」と記載するなど、なるべく患者さんにわかりやすくして、不満につながらないよう工夫しています。

新しい技術や機器を追求、白内障日帰り手術も対応

白内障の日帰り手術に注力しているとお聞きしました。

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最近の白内障手術はほぼ完成された術式であり、20年くらい前からその基本術式は大きくは変わっていません。ですから当院では他の眼科医療機関と比べて特別変わったことをしているわけではありませんが、例えば勉強会で知った手術中のちょっとした工夫などを取り入れるなど、常に勉強して技術をアップデートしています。また手術に必要な医療機器や眼内レンズなども年々進化していますから、常にアンテナを張って情報をキャッチし、当院の手術スキルをブラッシュアップしています。日帰り手術のメリットは、入院しないため普段どおりの生活を続けていただけるので、認知症の悪化を防ぐことにつながること、入院より費用がかからないことです。しかし「自宅での食事の支度が困難」や「歩行が困難」な方には入院設備のある病院をご紹介しています。なお当院での白内障手術は保険診療のみで行っており、自費診療となる多焦点眼内レンズは取り扱っておりません。

患者さんに合わせてこまやかな配慮もされているそうですね。

当院はご高齢の患者さんが多いため、例えば「薬を紛失してしまった」という困り事も比較的多く発生します。病院であれば再度薬をもらうのに長い待ち時間を過ごして、調剤薬局に行ってそこでも待って……となると思いますが、当院のような地域のクリニックであれば、臨機応変に対応していくことが可能でしょう。なるべく患者さんのご希望に添い、患者さんにとって有益な存在になれるよう取り組んでいます。

さまざまな医療機器を取りそろえていらっしゃいますね。

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機器は年々進化していますから、常に新しい機器を導入するように努めています。高額なものもあり新しくなるたびに買い替えるのは大変ですが、性能が良くなれば検査や治療の精度も上げていくことにつながっていきますし、例えばこれまでは長く目を開け続けている必要があった写真が、新しい機器であれば撮影の時間が短縮できたりしますので、患者さんの負担軽減につながりますよね。それに伴い診療時間の短縮にもなりますから、患者さんにとっても、スタッフにとってもメリットは大きいです。電子機器ですから室温の上昇が故障につながることもありますから、夏場は24時間エアコンをかけるなど、機器を大切に扱っています。

どんな主訴の患者さんが多くいらっしゃいますか。

当院で中心となる患者層はご高齢の方ですから「かすむ」「まぶしい」「老眼が強くなった」など“見えない”という症状のほか、「目やにがよく出る」など高齢者特有の悩みを持つ方が多くお越しくださっています。中にはここまで悪化する前にご来院いただけたら良かったのに……という患者さんも少なからずいらっしゃいますね。特に緑内障は少しずつ進行していく病気で、例えば40歳頃に発症したものの気づかず過ごしてしまい、70歳にして「見えない」と駆け込んでくる場合もあり得ます。緑内障は気づかないうちに進行しますから、40歳を超えたら一度眼科を受診して診てもらうようにしていただきたいですね。また会社を定年後に定期健康診断の機会がなくなった60歳以降の方も、何もなくても年に一度は眼科に来ていただけたらと思います。

画像を用いた説明、患者の意思を尊重した診療を提供

検査の結果や、治療や手術の説明の際に工夫している点があれば教えてください。

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言葉では伝わりにくいため、必ず患者さんの検査画像と正常な目の画像を見比べながら「これだけ違うんですよ」とご説明することもあります。また手遅れなほど悪化してからお越しいただくような患者さんは、手術に強い恐怖心をお持ちの方が多い傾向にありますし、初めて眼科を受診する方もいらっしゃると思います。片目が見えなくなっていても、もう一方が見えていて生活はできている場合もあると思いますし、手術がどうしても嫌だというのであれば押さえつけてするものでもありません。当院ではそのような方に無理強いはせず、場合によっては目薬で様子を見るなど患者さんの意思を尊重するようにしています。

院内のこだわりと感染症対策についても教えてください。

受付や待合は温かでホッとできる空間に、そして診察室や検査室は白で統一することで、メリハリをつけた内装にしています。床は定期的にワックスがけを入れ、待合の椅子は1時間ごとにアルコール消毒するなど、清潔さを保つよう努めています。感染症に関しては何度も勉強会で取り上げ、スタッフで共通した理解を持ち対応しています。最近、真夏の炎天下にマスクをつけたまま徒競走をしていたら「目の前が真っ白になった」と当院を受診した小学生がおられましたが、これは目の病気ではなく脳に酸素が行きわたっていない低酸素症のサイン。こうした危険性の理解はもちろん、科学的根拠のないことに惑わされないように普段からよく勉強することが重要だと、スタッフにも患者さんにもお伝えしています。

読者へメッセージをお願いします。

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眼科領域の疾患にも、自覚症状のない病気が多く存在します。どんな病気でも同じですが、早期発見・早期治療がとても大切。悪くなってから来られると治療の選択肢が限られてしまう可能性もありますが、早期に治療を始められれば手術の選択肢ではなく投薬治療から始められる病気も少なくありません。何か問題があれば早ければ早いほうがいいですし、「手術が怖い」のであれば、なおさら早期発見・治療が重要になります。自覚症状がなくても、定期的に眼科を受診していただきたいですね。

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