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今野 泰宏 院長の独自取材記事

こんの眼科

(さいたま市浦和区/北浦和駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR北浦和駅西口から続く美しいけやき並木を5分ほど歩くと、おしゃれな外観の建物が目に入る。正面にかわいく親しみやすいLOGOが掲げてあるのが「こんの眼科」だ。天井が高く開放的な院内は、中庭に面した大きな窓からたっぷりの光が差し込む、明るくリラックスできる空間。取材に応じてくれたのは、紳士的で優しい笑顔が印象的な今野泰宏院長。「できないことがないクリニック」を目標に開院以来15年以上にわたって多くの人々の目の健康を守ってきた。そのため日々勉強を欠かさないという今野院長は、軽い近視、眼鏡やコンタクトレンズの処方から専門的な手術まで幅広く診療している。アクティブな一面も持つ今野院長に、診療ポリシーや今後の展望など、さまざまな話を聞いた。(再取材日2016年9月8日)

一般診療から専門的な手術まで、高度な眼科医療を提供

まずは先生のご経歴を聞かせてください。

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新潟大学医学部を1989年に卒業後、東京大学医学部眼科学教室に入局して、その後は現在のさいたま赤十字病院に勤務しました。さいたま市との縁はこの時からになります。勤務医として臨床に携わりながら研究も続けていたのですが、勤務医の仕事と研究を両立するのは時間的になかなか難しく、「今はもっと研究に専念したい」と考え、東京大学医学部大学院に入学しました。そこで白血球の型HLAの研究を続け、医学博士の学位を取得しました。大学院卒業後は東京女子医科大学糖尿病センター眼科勤務を経て、2001年にこの地にクリニックを開院しました。

この場所を選んだ理由は何でしょうか?

さいたま赤十字病院での勤務をきっかけに、さいたま市に住み始めました。その後は東京大学など都内の病院に勤務することもありましたが、さいたま市から通勤していたんですよ。住み心地が良く愛着も湧いたので、この場所で開院するに至りました。最初は小さなクリニックからスタートしたのですが、できることが限られてしまうジレンマがあり、より広い病院への移転を考えました。そんなときに素敵な建物とめぐり合い移転を決意しました。診療内容を信頼し、移転してからも通院を続けてくださる方も多く、それが一番の励みになっています。

どのような患者が来院していますか?

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赤ちゃんからお年寄りまで、患者さんの年齢層は実に幅が広いです。疾患別には結膜炎、近視、コンタクト、オルソケラトロジーの方が多いですが、年齢とともに緑内障や白内障の方が増えます。そのため高齢の方は手術ができるクリニックを選ぶようです。こんの眼科では患者さんがいろいろな病院に行かずに済むように、一般診療から専門的な手術まで幅広く対応しています。また大学病院のトップクラスの医師も在籍していますので、先進的な治療を希望されて受診している方も多くいらっしゃいます。もしもの場合には大学病院とのスムーズな連携ができますので安心して治療を受けられます。

全世代の眼疾患に対応した検査・手術ができる環境

専門的な手術にも対応していますね。

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白内障や眼瞼下垂、黄斑前膜、網膜剥離などの手術を日帰りで行っています。特定の距離にピントを合わせる単焦点眼内レンズを用いた手術が一般的ですが、当院ではそれに加えて認定施設となっているため多焦点眼内レンズも選択することができます。また、設備についても力を入れていて、硝子体手術に使う機器や、眼瞼下垂の手術に使用する炭酸ガスレーザーなど充実しています。外来では網膜の断層写真をとれるOCT(光干渉断層計)、斜視の検査機器シノプトや斜視弱視訓練に使用する楽しい機器も積極的に導入しています。それらを駆使して幅広い眼疾患の検査や手術に対応できる体制を整えています。

ほかに先生が特に力を入れている治療は何でしょうか?

中等度までの近視、それ以上進んでしまった近視の方にメガネから開放するための新しい近視矯正の治療です。今はアジアを中心に近視になる人たちが増加し、まるでビックバンと言われています。近視が進んで強度になると網膜剥離や緑内障のリスクが高くなりますから、近視が進むのを抑制しようという世界的な流れがあります。中等度までの近視の方には「オルソケラトロジー」。就寝時に特殊なコンタクトレンズを装着して角膜を矯正することで、昼間は裸眼で過ごせるようになります。オルソケラトロジーは近視の進行をも抑制するというデータが出ていて、これについての研究にも参加しており、学会での発表もしています。もう一つは、強度近視を矯正するICLと呼ばれる手術です。解像度がよく、術後の合併症が少ないこと、レンズを取り出せば元に戻るのが大きな特徴です。

眼鏡の処方に関しては、ユニークな試みを行っているそうですね。

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理想的な眼鏡の条件は、大きく2つあります。その人にしっかりとあった視力矯正ができること。自分に合わない眼鏡は、頭痛、肩こり、めまいなどの原因にもなります。短時間での眼鏡処方は過矯正などにつながりますので、当院では正確な眼鏡処方をするため、診察をしたあとに改めて眼鏡処方の予約をしてもらっています。もう一つの条件は、似合うこと。顔の真ん中にあるメガネはその方の印象を大きく左右します。そこで似合う眼鏡を作ってもらうために「パーソナルカラー」の提案をしています。パーソナルカラーとは、生まれながらに持っている肌や髪、目の色から分析する「似合う色」のグループのことで、似合うフレームとレンズの色は、その人の魅力をグッと引き出してくれます。日本カラリスト協会の認定講師が、時間をかけ顔にさまざまな色の布をあててパーソナルカラーを探していくのですが、このような処方をしているクリニックは数少ないと思います。

医学の進歩に合わせて、自分の引き出しも増やしたい

先生が診療の際に心がけていることはありますか?

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診察中は患者さんが理解しやすい言葉を選び、そして理論的に話をします。そのために大切なのは「技術」と「言葉」です。安心するためには微にいり細にわたる医学的データの裏付けが必要です。手術の場合も安直に「安心して」だけではなく、その過程やリスクなども事前にしっかりと説明をします。自分自身が患者だったらしてほしいという治療を心がけています。

医師になったきっかけを聞かせてください。

人のためになる仕事に就きたいという気持ちが強く、その代表格が医師という仕事だと思いました。楽な仕事でないことは重々承知していましたが、責任とやりがいを感じながら診療しています。私は中学生の頃から視力が低下してきたので、目が悪いことのつらさを実感したことは眼科を選んだ理由です。このつらさを理解できるからこそ、同じ悩みを持つ人のためにいい仕事が出来るのではないかと考えました。眼はわずか8グラム程度しかありませんが、9割はそこから情報がはいるとても大事な臓器です。

休日は何をして過ごしていますか?

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浦和はサッカーが盛んな町ということもあり、私も草サッカーチームに所属しています。入るきっかけを作ってくれたのは、実は当院に訪れた患者さんなんです。サッカーの最中にボールが目にあたったという53歳の患者さんが来ました。診療後に「サッカーは楽しいですか?」と質問したら、「良かったらうちのチームに来てください」と誘ってくださったんです。それがきっかけで、40歳を過ぎてからサッカーを始めることになりました。いまだにへたくそですけど(笑)。

今後の展望を教えてください。

開院当初は一人で診療していましたが、待ち時間短縮のため医師やスタッフの人数を増やしてきました。大学病院の准教授の医師も迎えることができ、なかなか追随できないレベルを維持しております。縁あって蕨市のひかる眼科とチームを組むこととなり、当院の副院長の飛田秀明医師が院長として診療しております。医学の発展に合わせて新しい治療をどんどん取り入れ、何にでも対応できるクリニックを作ることが目標です。目は心の窓、と言われます。心にまで届くような目の診療を続けていきたいと思います。

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