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滝 純 院長の独自取材記事

たき眼科

(西宮市/甲東園駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急今津線の甲東園駅西口から徒歩1分と、アクセスの良い立地にある「たき眼科」。院長を務める滝純(たき・じゅん)先生は、やわらかい笑顔が印象的だ。徒歩圏内には学校も多く、学校健康診断のシーズンになると、子どもの来院も多い。小中学生のみならず、乳幼児から高齢者まで幅広い年代の患者が訪れる同クリニックは、地域のかかりつけ医として尽力。「自分の目はいつまでも同じではないんです」と語る滝院長は、患者が快適な視生活を送るための眼鏡やコンタクト処方を提案している。今回は、滝院長の治療に対する心構えやクリニックの特徴、今後の展望などを詳しく聞いた。
(取材日2019年3月18日)

めざしているのは「快適な視生活を送ってもらうこと」

先生の今までのご経歴を教えてください。

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大学を卒業後は、小児科や内科の医師として働こうかと思っていたのですが、眼科の研修に行った時に、「女性が長く働き続けるには眼科が良い」と誘われました。私自身、中学1年生のときからコンタクトレンズをしていたんですね。乱視も入っていて、視力に左右差もあり、目には苦労してきたので、その自分の経験が生かせたらという思いもあって、眼科の道へ進みました。最初は、大阪大学医学部付属病院で勤務して、そのあと結婚後は京都に移り、京都府立医科大学病院、愛生会山科病院、宇治徳洲会病院、ハマノ眼科で働きました。子どもが生まれ、非常勤勤務していた時期もありましたが、子どもの受験が終わったタイミングで、当院を開業したんです。

クリニックで特に、注力していることは何ですか?

基本的に私がめざしているのは、快適な視生活を送っていただけるようにすることです。そのためには、目表面の問題や余計なストレスなく自然に物を見られることが大事ですので、ドライアイ治療、適切な眼鏡やコンタクトレンズ処方に力を入れています。目表面の異常として、日常生活で多くみられるのがドライアイです。ドライアイの3大環境要因は、エアコン、パソコン、コンタクトレンズといわれています。ドライアイの研究では、涙の量が少ないだけでなく、涙の質に異常が見られる場合があることがわかってきています。以前は人工涙液を点眼するくらいしかできませんでしたが、新しい点眼液が処方できるようになりました。ドライアイ治療によって、目の表面をスムーズにし、物を見やすくすることにつなげるだけでなく、目の不快感の改善にも期待できるので、コンタクトレンズ装用が難しかった方も入れることがめざせるようになります。

コンタクトレンズの処方については、どのようなことに気をつけておられますか?

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若い方がコンタクトレンズを希望されるとき、眼鏡が嫌だからとか、眼鏡が見づらくなったのでコンタクトレンズにしたいと言って来られることが多いのですが、そういったときに、必ず、見える眼鏡を持つように、コンタクトレンズを外したら眼鏡を使う習慣をなくさないように強くお話ししています。といいますのも、見える眼鏡を持っていないと、調子が悪くてコンタクトレンズ装用をしないほうがいい時にも無理に装用され、そのために、目の異常が重篤化してしまうことがしばしばあるからです。花粉症がひどいときに、無理にコンタクトレンズを使い続けると、花粉症の季節が終わったあとも、重篤な結膜炎が残ったままとなり、コンタクトレンズ装用が難しくなることもあります。

年代やライフスタイルに合った処方を提案

先生が医師をめざしたきっかけや、この仕事のやりがいは?

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弟がいるんですが、弟は祖父が肺結核などで入院していた時に、「僕が医者になって治してあげる」と、ずっと言っていたんです。私が医療の道に進んだのも、その影響があったかもしれません。同じ症状の患者さんはいないので、その人、その人の病状を確認して、患者さんにとって何が最適な医療なのかを考えることは楽しいですね。中には、ものすごく考えさせられるようなケースもあります。そんなとき、「こうじゃないか」と思う治療をして、手ごたえがあった時に、良かったなと実感しますね。医師の仕事は、経験の積み重ねなので、昔の経験を次に生かすことができる。そういうところにも、やりがいを感じています。

診療する上で、先生が心がけていることを教えてください。

ものを見るというのは、単に見ているだけではなく、常にゆらぎがあります。そのゆらぎと、眼鏡やコンタクトレンズの使い方を合わせて、患者さんがものを楽に見て過ごせるような処方を心がけています。今はレンズの種類もいろいろありますが、たくさんあるレンズの中から、その人にとって、どういうレンズを使うのが一番良いのか。運動をする人だったら、UVカット機能が入っていたほうが良いですし、アレルギーやドライアイがあるなら、1日使い捨てのコンタクトレンズが良いでしょう。あとは学生さんの場合は、コストの問題もありますよね。できるだけ患者さんのニーズと、その人のライフスタイルにあったものを提供できるように、診療の時にきちんと話を聞くようにしています。人によっては、「過矯正」といって“見えすぎる”眼鏡やコンタクトレンズをしていることもあるので、そのあたりもチェックしていますね。

“見えすぎる”ということによるデメリットは何でしょうか?

“スマホ老眼”と呼ばれる症状につながる恐れがあります。過矯正の眼鏡やコンタクトレンズで、近くばかりを見ていると、ピント調節を頑張らないといけません。その頑張りが常に続いていると、ピント合わせが悪くなることがある。それをスマホ老眼といいます。今は、パソコンとスマートフォンが手離せないですよね。若いうちはいいのですが、「30歳を過ぎたら度数を緩くしたほうが良いですよ」と必ず言うようにしています。40歳になっても、20歳の時と同じ度数の眼鏡やコンタクトレンズを買っている方もいらっしゃいますが、目は徐々に変化していくものですので、年代に応じて度数も調整していくことが大切ですね。

そのほかに、心がけていることはありますか?

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眼球という器官は内科的治療と外科的治療がともに必要とされることがありますが、手術をしない私は内科的治療が専門ということになります。そのため、外科的治療が必要な方には適切な医療機関に紹介する必要があり、常に多くの先生方とコミュニケーションを取るようにしています。いろいろな会にも積極的に参加してきたおかげで、自分の出身校、勤務していた関係以外にも多くの先生方と知り合いになり、患者さんをその人のニーズに合った、適した先生に紹介することができるようになりました。常に新しい知識を補充しつつ、患者さんに最適な医療を提供して、来院された方に、「来て良かった」と思っていただけるよう心がけています。

患者にとって「頼りになるクリニック」であり続けたい

お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

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猫と遊ぶことが多いですね。もともと犬派だったんですが、20年前に一目惚れして、猫を飼い始めました。その猫が去年20歳で亡くなってしまい、また猫を飼おうかと考えましたが、今は家を留守にする時間が多く、猫が寂しがるかなとためらっていたんです。すると、患者さんに「先生、猫を2匹飼えば良いのよ」とアドバイスをいただいて、兄弟猫を飼いました(笑)。今は3匹いますが、皆とても仲が良くて。まだ8ヵ月なので、とてもかわいいですね。だから、休日は猫に癒やされています。あとは、料理を作ったり、旅行に行ったりすることが好きですね。

今後の展望を教えてください。

とにかく地域の人に「ここにきたら何とかしてもらえる」と思ってもらえるクリニックをめざしています。もっと気軽に相談できる場であったらと思います。赤ちゃんからご年配の方まで、どの年代の患者さんがいらっしゃっても、信頼して来てもらえたらうれしいですね。これ以上クリニックを大きくしたいという気持ちはなくて、いつまでも患者さんに頼りにされるクリニックでいたいと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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知っていてほしいのは、「自分の目はずっと同じではない」ということです。特に、病気以外にも、いろいろな機能の変化があるので、自分の年代に合わせた生活や治療、眼鏡、コンタクトレンズがあるということを、知っておいてほしいです。だからといって、毎年眼科に行けというわけではなく、数年に一度でも良いから、きちんと検診を受けることをお勧めします。そうすれば、隠れた異常を早く見つけることにもつながりますからね。

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