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海田 健宏 院長の独自取材記事

かいだ耳鼻咽喉科

(名古屋市西区/中小田井駅)

最終更新日:2019/07/24

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名鉄犬山線の中小田井駅と新川の間に位置する「かいだ耳鼻咽喉科」。2001年に院長である海田健宏先生が開院した耳鼻咽喉科の医院。医院横には駐車場があり、車でのアクセスが便利。バリアフリーの院内は広々としており、縦長の窓から入ってくる太陽の光が明るく、全体的にアットホームで温かい印象だ。海田先生は開院する前に耳鼻咽喉科の医師として多くの手術に携わり研鑽を積んできたベテランドクター。現在は地域に根差したクリニックとして、老若男女問わず診療をしている。耳鼻咽喉科は全身とつながる疾患が多いことから、見極めも需要。他診療科との連携もとり、患者と真摯に向き合う海田院長に話を聞いた。
(取材日2019年7月4日)

豊富な診療経験をもとに適した治療を見極めていく

先生が医師として耳鼻咽喉科を専門に選ばれた理由は、どのようなところにありますか。

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幅広く患者さんを診ていきたいという思いから、耳鼻咽喉科を選びました。耳鼻咽喉科は全身とつながる疾患が多く、全身を考慮して診療を行います。老若男女問わず受診される科ですし、手術も行うため、外科的な部分と内科的な部分を兼ね備えた科になります。幅広く診療ができる点は興味深いと今でも感じています。例えば、めまいや耳鳴りは内科、脳神経外科、婦人科の病気と絡むこともあります。耳鼻咽喉科で診療できる範囲であるか、それとも他科で専門的に見てもらう必要があるのかを見極め、必要であれば他科へ紹介状を出してお願いしています。患者さんにとって最善の治療であるように、見極める力も大切です。

開業のきっかけをお聞かせください。

開業する前は勤務医として研鑽を積んでいました。手術を多く扱う病院に在籍していました。頭頚部がん、中耳炎、副鼻腔炎などの手術に多く携わっていました。今後の医師としての人生をどのように歩んで行こうかと考えた時に、手術で患部を診る治療も大切ですが、全身を含めた耳鼻咽喉科としての内科的な診療もじっくり行いたいとの思いも強くなりました。術後の経過を追って診ることで、術後の予測や見通しが立ちます。患者さんには、これまでの経験を生かしたリアルな説明を行っています。

開業の際に施設面でこだわった点を教えてください。

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病院って聞くと、どことなく冷たい感じがすると思うんです。ちょっと怖かったり。ですから、不安を感じない温かい雰囲気のクリニックにしたいと思っていました。院内は患者さんの不安が少しでも和らぐように、暖色系の色使いでまとめています。また、車いすで来院される方をはじめ、施設からの来院や障害がある方も来院されているため、バリアフリーは絶対条件。こだわりとしては、患者さんの様子をすべて見渡せるよう、院内に個室は設けておりません。カーテンを引いて仕切りはしていますが、壁がないことで音や気配で全体を感じ取り、来院されている患者さんに何かあった際に迅速な対応ができるよう、目が届くようにしています。

患者の話をじっくりと聞く診療スタイルを大切に

先生が診療で心がけていることを教えてください。

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患者さんが話しやすい雰囲気づくりを心がけています。患者さんは、こんなことを話していいのかなって遠慮しがちですけれど、なるべくさまざまなことを話してもらいたいと思っています。患者さんでは気がつかない、思ってもみないようなことが病気と絡んでいるケースもありますので、症状に加えて生活習慣なども聞き、多角的に診ることを大切にしています。また、どのような内容でも患者さんの話を否定するようなことは致しません。じっくりお話を伺って、お困りの症状を診療させていただきたいです。ひどいアレルギー症状で悩まれている場合は、生活習慣が絡むこともあります。ご相談を受けてアドバイスを行うことも可能ですので、まずはどのような内容でもご相談いただきたいです。

こちらのクリニックへ来院される患者層や主訴についてお聞かせください。

子どもの患者さんが多く来院します。この辺りの地域は新しいマンションもありますし、古くから住んでいる方もいます。ファミリー層と高齢で独居の方が混在している印象の地域です。主訴としましては、子どもが多いため、中耳炎や鼻の風邪といった症状が多いです。最近は赤ちゃんのうちから保育園に通う子どもが増えているため、集団生活の中でどうしても中耳炎や気管支炎になりやすいように思います。小さな子どもは感染のリスクが高いんです。成長とともに少しずつ減っていきますので、来院する保護者の方には生活環境でのリスクもお話しさせてもらっています。保護者の方は知識として知り、理解しておくことが大切です。

小さな子どもの受診は、小児科と耳鼻咽喉科のどちらにすべきか迷うことがあると思うのですが。

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そうですね。鼻水など、耳、鼻、喉の症状があれば、来ていただいて大丈夫です。子どもの中耳炎が初めてだとびっくりされる保護者の方も多いと思うのですが、たいていの場合は落ち着いて診察に来ていただいて大丈夫なケースが多いです。中耳炎の特徴は、黄色い鼻汁が出ていて、熱があり、夜泣きをする時です。このような症状なら中耳炎を疑ってください。

病気は自分が治すものという意識を患者が持ってほしい

地域の中で診療を続けていく上で、地域の変化などは感じられますか。

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受診する病気が変わってきているように思います。全体的にアレルギーの相談が増えている印象です。地域にお住まいの外国人の方も受診されているのですが、アレルギーを訴える方が多くいらっしゃいます。日本に来てアレルギーになったという方もいるので、いずれにしても食生活や生活環境の変化が影響しているのではないかと考えます。昨今はさまざまな情報がありますが、個人レベルで食生活や生活環境を整え、対応していくしかないと思いますので、ぜひご相談ください。また、花粉症やアレルギー性鼻炎への鼻のレーザー治療、舌下免疫療法も行っておりますので、希望される方は多いです。

スタッフとの連携について教えてください。

現在、非常勤を含め全員で8人のスタッフがおります。患者さんにとって、スタッフは医師よりも身近な存在になりますので、スタッフを頼りにしています。患者さんのフォローをしてくれるので、助かります。スタッフには診察の際についてもらうようにしています。診察を聞くことで、患者さんの状態はもちろんのこと、病気についての知識も増えていきます。毎日繰り返すことで知識も定着していきますし、病気のことを少しでも知っていると患者さんへの対応も変わってきますので、なるべく診察にも入ってもらっています。また、他科との連携も大切にしています。症状によっては他科へ紹介状を出す場合もありますので、信頼できる医師とのつながりを持ち、連携に取り組んでおります。

読者へのメッセージをお願いします。

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病気は自分自身で治すものという意識を患者さんには大事にしてほしいです。近年は患者さんの意識も高く、薬で治してほしいとクリニックへ駆けこんでくる方は減ってきました。病院や医師は病気を治すサポートをするだけです。薬はあくまでも治すための補助です。薬を飲めば治るわけではないということを忘れずにいてほしいです。子どもの熱は、発熱することで自分で体を治しているサイン。保護者の方も子どもが病気になると心配ではあると思いますが、適切に対処すれば大丈夫なので気負わずにいてくださいね。そして気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

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