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早期がんも見逃さないように
高い発見率を追求した大腸内視鏡検査

とよしま内視鏡クリニック

(世田谷区/成城学園前駅)

最終更新日:2020/09/15

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  • 保険診療

がんの中でも死亡数が上位といわれる大腸がん。大腸がんの予防のためには、がんになる一つ前のステップである「ポリープ」を切除することが有用とされている。そのため、大腸内視鏡検査によって、がんの予備軍であるポリープを早期に発見して切除することが非常に重要となる。しかしひとことで大腸内視鏡検査といっても、医師の技量や使用する機器などで、切除すべきポリープを発見できるかどうかは異なってくるという。高い発見率を追求して日々検査に力を入れる、内視鏡専門クリニックの「とよしま内視鏡クリニック」の豊島治院長に、大腸内視鏡検査における発見率の重要性や検査の詳細、大腸がんのメカニズムなどを教えてもらった。(取材日2020年8月31日)

豊富な経験と先端機器により、発見率の高さにこだわった内視鏡検査に注力。多くの患者の健康に貢献

Q大腸ポリープとは何ですか? ポリープは切除が必要ですか?
A
1

▲大腸がんはポリープの段階の切除で、予防できると考えられる

ポリープというのは出っ張って隆起しているもの、つまりこぶのようなものを指す言葉です。ポリープには良性と悪性があり、悪性のものはがんですので治療が必要です。良性のポリープは腫瘍性と非腫瘍性に分類できます。腫瘍性は高い増殖力があり、がんに発展する可能性があるため切除する必要があります。非腫瘍性はがんに発展することはほぼないため、多くの場合そのまま放置しても構いません。胃がんや乳がんなどはポリープといったステップを経ずがんが発生しますが、大腸がんは粘膜にポリープができて、それががんになるという段階を踏みます。つまり、大腸がんはポリープの段階できちんと切除できていれば、大部分が予防できるのです。

Qポリープが良性か悪性かは、どのようにして見分けるのでしょう?
A
2

▲精度の高い内視鏡を取り入れ、より精密な検査をめざしている

良性か悪性かはだいたいポリープの見た目で判断できます。悪性のポリープは大きくてグロテスクな見た目をしていますが、良性はもっとこじんまりとしています。良性の中でも腫瘍性か非腫瘍性かは内視鏡検査で判断しますが、精度の高い内視鏡であれば、より精密に見極めることができるでしょう。当院では先端のハイビジョンシステム・狭帯域光観察システムを導入しています。インジゴカルミンという色素を大腸全体にまき、小さく平らなポリープを発見したり、白色光以外の特殊光を当てて拡大することでポリープの状態を丁寧に観察する方法を取り入れています。これによって、小さな大腸がんやポリープを早期発見・診断できる可能性が高まるのです。

Q切除と聞くと痛みを伴うイメージですが、どうでしょうか?
A
3

▲負担を減らすため、ポリープが小さいうちに切除したい

ポリープを発見したら、そのまま内視鏡手術で切除することができますが、患者さんが痛みを感じることはほとんどありません。3~5mm程度の小さいポリープであれば、数分で切除が終了することもあります。基本的に1cm以上になると「大きいポリープ」といわれるのですが、大きいポリープの場合は10分以上かかることもあり、入院が必要になるケースもあります。大きいポリープはがんである疑いが高まるので、深くえぐったり剥ぎ取ったりする必要があるのです。ポリープが大きくなるほど患者さんのからだへの負担は増しますし、手術による出血リスクも高まるので、できるだけ早期に発見して切除することが望ましいと言えます。

Qこちらでは発見率にこだわった検査に力を入れておられますね。
A
4

▲腺腫の発見率を高めるため、機器や検査の質にこだわる

内視鏡検査の質を測る上で重要な基準となるのが、悪性化するとがんになるポリープの一種である腺腫の発見率です。腺腫発見率とは、一人の医師がどのくらいのパーセンテージで腺腫を発見できるかという数値で、例えば一人の医師が100人の患者さんの内視鏡検査を実施して20人の腺腫を発見できた場合、その医師の腺腫発見率は20%といえます。発見率は医師の経験や技量、使用する機器のレべルなどにより異なります。当院ではこの発見率を高めるため、常に機器や検査の質にこだわっているのです。患者さんにとっても、少しでも発見率の高いクリニックで受けたほうがいいですからね。

Q高い発見率の実現のため、具体的にどんな工夫をしていますか?
A
5

▲定期的な検査を行い、健康を守りたい

腺腫発見率を数値化するのは非常に手間も時間も要するので、発見率を明確に提示しているクリニックは少ないと思います。しかし、当院では手間を惜しまず数値化することで医師らに強い目標意識を持たせ、発見率が低い医師であれば勉強を重ねて改善できるよう努めています。また内視鏡専門クリニックとして非常に多くの症例を診療してきていますので、そのぶん医師らの知見や経験が蓄積されていることも大きいですね。先端機器をそろえていることも、発見率向上につながっていると思います。あとは内視鏡検査を行う前に問診をじっくり行い、それぞれの患者さんのリスクを分析した上で、特にリスクが大きいと思われる箇所はかなり入念に調べます。

ドクターからのメッセージ

豊島 治院長

発見率の高い大腸内視鏡検査は、より多くの患者さんの命を救うことにつながるといえます。精度の高い検査を行うことで、早期のがんやポリープを発見して、早期治療へつなげていければと考えています。早期発見ができれば患者さんの精神的・経済的負担も大きく軽減できるでしょうし、大きな手術をせずに内視鏡による切除で対処できる場合もあるでしょう。そしてもちろん、助かる可能性もアップすると考えられます。特に腺腫が発見されることの多くなる40歳代からは、ぜひ定期的に内視鏡検査を受けて健康を守ってください。

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