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相内 紘子 院長の独自取材記事

江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2021/10/12

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター main

三軒茶屋駅から徒歩10分。代沢十字路角にある「江本歯科クリニック代沢インプラントセンター」。院内は、ユニットごとにモダンな絵が飾られ、黄色や白の鮮やかな色の椅子が並ぶ、上質な空間が広がっている。江本隆則前院長(現理事長)が開業して以来26年。地元に根づいたクリニックとして、赤ちゃんから高齢者まで幅広い患者を診療してきた。2代目となる相内紘子院長は東京医科歯科大学大学院在学中から10年近く勤め、理事長が築きあげてきた患者との信頼関係を何より大事にしている笑顔のやさしい先生だ。大学院時代に習得した健康な歯質をできる限り削らないMI治療、治療後の口腔内をよい状態に保つメンテナンスに大きな力を注いでいる。そのさまざまな取り組みについて話を聞いた。

(取材日2016年9月7日)

口腔内環境を整える予防治療を大事に

どういった患者さんが多いのでしょうか。

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター1

理事長が1990年に開業して25年以上経ちますので、長く通っていただいている方が多いですね。そのファミリーも含め小さな赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い患者さんに来ていただいています。一般歯科診療に加えて、矯正、インプラント治療も行っていますが、やはり最近増えてきているのはMI治療法を取り入れた「スピ-ド治療」ですね。また、きちんと治った状態を維持するためのメンテナンスに通ってくださる方が多く、クリニックとしても予防に力を入れています。

先生ご自身のご専門であるMI治療とは具体的にどのよう治療ですか?

極力削らないで虫歯を治す方法です。MIというのは、Minimal Intervention……最小限の侵襲(しんしゅう:この場合は歯を削ること)で最大限の効果を得る、という意味です。削る量を最小限にするから痛みが少ない、一日で治療が終わる、白い詰め物だから見た目が自然、詰め物に金属を使わないので金属アレルギーのリスクを抑えられる、というメリットがあります。大学院時代に学んだ治療法であり、スピード治療にも生かされています。

スピ-ド治療とは具体的にどのよう治療ですか?

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター2

これまでのように歯を大きく削って型をとり詰め物をするという治療ですと、どうしても時間がかかってしまいます。スピード治療では、連続して複数の歯を削り1日で治療を終わらせます。海外への出張や留学、お休みが不規則にしか取れない方には喜んでいただいていますね。「今アメリカに留学しているけれど、向こうでは保険が効かない。日本に帰ってくる1ヵ月の間に治したい」とか、「留学する前に短期間で治してしまいたい」といったご相談をよく受けます。遠くから調べて来てくださる方もいらして、先日は長野からお見えになりました。もちろんスピード治療では治せない疾患もありますが、お役に立てているのかなと思います。

信頼関係を築くことが治療への第一歩

治療の際にどのようなことを大切になさっていますか。

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター3

患者さんとの間に信頼関係を築くことを一番重視しています。私も最近虫歯ができてしまって治療を始めたのですが、改めてそのことを強く感じました。私は歯科医師ですから、治療の内容がわかり、次はこういうことをすると予測できますが、一般の患者さんにはなかなかそれがわかりません。そういったときベースになるのは、この先生なら大丈夫、治療をまかせられるという信頼感だと思うのです。そのためには説明の時間を長くとったり、いきなり大きい治療を始めず慣れていただいたりして、まず信頼関係を結ぶことを大事にしています。その成果といっては大げさかもしれませんが、このクリニックではご紹介の患者さんがとても多いんですよ。

ご家族でかかっている患者さんも多いとか。

お父さまやお母さまがいらしていて、それを見ていたお子さんもここで、というケースは多いですね。ユニットごとのスペースが比較的広いので、早ければ生後3ヵ月ぐらいからお母さまがベビーカーと一緒に入って治療を受けることができるんです。もしお母さまがつらそうだったら治療も怖いというイメージを持たれてしまいますが、ありがたいことにそういうことはなく、「最初は先生にお願いしたい」と自然にここで診させていただくことが多くなっています。

歯科医師を志されたきっかけは何ですか。

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター4

母親が虫歯が多く苦労したため、小さい頃から歯科医院へメンテナンスに通っていました。そのおかげで、虫歯もなく歯並びも問題なく育つことができました、スタッフの皆さんがアットホームな雰囲気で迎えてくれていたので通うのがとても楽しかった思い出があり、歯科医院には良いイメージがあったため、自然に私もそこで働きたいと思い歯科医師をめざしました。世の中では歯科医院行くのは怖くて嫌だと思われていることを知り、歯科医師になった現在も患者さんが通うのが楽しみになるような雰囲気の歯科医院作りをめざしています。「将来は歯医者になりたい」と言ってくれるお子さんもいて、それはうれしいことですね。

生まれた時から亡くなるまでおつきあいできる幸せ

印象に残っている患者さんとのエピソードを教えてください。

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター5

引っ越しなさるお子さんの患者さんから「先生、今までありがとう」と手紙をいただいたのはうれしかったですね。義歯を入れて差し上げた患者さんが亡くなられた際も、ご家族から「最後まで診ていただいてありがとうございました」とご挨拶をいただいたこともあります。赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんになるまで、長くおつきあいができるのは幸せなことです。小さくてかわいかった男の子が高校生になってすっかり声変わりしたり、虫歯だらけでなかなか椅子にも座れなかった女の子が今ではまったく虫歯のないきれいな永久歯になっていたりすると、自分もそれだけ年を取ったんだなと(笑)感慨深いものがあります。家族の一員になった気持ちですね。

毎日お忙しいと思いますが、どのようなことでリフレッシュなさっていますか。

ホットヨガが好きで月に8回は通っています。たくさん汗をかくので、何かストレスがあっても汗と一緒に流れていって、次の日はまた元気に診療できます。診療の時ずっと同じ姿勢でいるための体のゆがみもとれるみたいですね。いつも狭い空間にいるので、休みがとれれば、自然が溢れる開放的な場所に行ったりするのもリフレッシュになりますね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

相内紘子院長 江本歯科クリニック 代沢インプラントセンター6

外観はあまり目立ちませんが、中へ入れば意外に広く、ユニットごとのスペースもゆったりしていますし、若いすてきなスタッフもいます。長く通われている患者さんが多いのですが、若い方にも足を運んでいただければと思っています。例えばメンテナンスにいらっしゃるついでにオフィスホワイトニングをなさっている方もいらっしゃいます。オフィスホワイトニングはホームホワイトニングより手軽で、メンテナンスと合わせてお口の中がきれいになります。きれいになると、心も体も元気になります。今特に痛むところがなくても、いらしてみてください。

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