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快適なマタニティーライフのために
助産師が寄り添ってアドバイス

青木産婦人科医院

(世田谷区/下高井戸駅)

最終更新日:2022/03/02

青木産婦人科医院 快適なマタニティーライフのために 助産師が寄り添ってアドバイス 青木産婦人科医院 快適なマタニティーライフのために 助産師が寄り添ってアドバイス
  • 保険診療

助産師という存在は知っていても、実際に出産でどのような役割を担っているのかは、知らない人も多いのではないだろうか。医師が母親や子どもの体に異常はないか、経過を見守る役割だとしたら、助産師は妊産婦のより身近に寄り添って、快適なマタニティーライフが送れるようさまざまなサポートをする役割を持つ。「青木産婦人科医院」には常勤11人、非常勤13人の助産師がいて、助産師によるマタニティー相談や、出産後の母乳相談などを行っている。何かと不安の多い妊娠中から出産後の卒乳時期まで、悩みに耳を傾け、親身にアドバイスをする頼れる存在だ。同院で働く助産師の白石かおりさんに具体的な取り組みについて話を聞いた。

(取材日2021年8月23日)

出産にまつわるさまざまなことを相談できる助産師。産前から分娩時、そして産後まで続くサポート

Q助産師の役割について教えてください。
A
青木産婦人科医院 生活背景なども把握しながら丁寧に一人ひとりに寄り添う白石さん

▲生活背景なども把握しながら丁寧に一人ひとりに寄り添う白石さん

【白石さん】医師が妊産婦さんの身体や赤ちゃんの成長に異常がないかを診察する役割なら助産師は身体だけでなく社会背景や心理面なども踏まえ、出産や子育てに向けた準備を整えていく役割を担っています。正常なお産の介助も助産師の仕事です。産後は安心して育児ができるように継続してサポートを行っています。

Q妊娠中のサポートについて教えてください。
A
青木産婦人科医院 妊婦だけでなく周りの家族にも配慮している

▲妊婦だけでなく周りの家族にも配慮している

妊娠初期・中期・後期の3回に分け、助産師の外来を設けています。妊娠初期は身体の変化に戸惑いを感じる方が多いので、私たちはその気持ちに寄り添い、安心して出産・育児ができるようアドバイスを行っています。また、中期は食事や授乳、お産に向けた体づくりなどについてお伝えします。さらに後期は個別の両親学級を行い、事前に作成していただいたバースプランをもとに、その人らしい出産ができるように分娩中の過ごし方などを話し合っていきます。立ち合い出産を希望する方には、マッサージ方法もお伝えしています。産後の生活についても学んでいただき、夫婦二人で協力しながら出産、育児に取り組めるようサポートしています。

Q分娩時のサポートではどのようなことを大切にしていますか?
A
青木産婦人科医院 安心して出産ができるようにできる限りのサポートを行う

▲安心して出産ができるようにできる限りのサポートを行う

【白石さん】当院ではなるべく自然な形での分娩が行われることを大切にしています。産婦さん自らが産む力を持っていると私たちは考えていますので、その力をどうやったら引き出せるかを考えながらサポートしています。産婦さんのそばにいて励ましたり、マッサージをしたり、呼吸法を一緒に行ったりします。陣痛中は順調である場合にも人生で味わったことのない痛みを感じ、果たしてこれで大丈夫なのかと不安になることもあると思います。今がどのような状況で、今後どのような変化が起こるのか、順調に進んでいるようであれば「そのままで大丈夫」と肯定的な声かけをし、少しでも前向きな気持ちになれるようなサポートを心がけています。

Q産後のケアで行っていることを教えてください。
A
青木産婦人科医院 出産後の不安にも寄り添いながら子育てサポートをする

▲出産後の不安にも寄り添いながら子育てサポートをする

【白石さん】入院中は、初産婦さんならおむつ交換、抱っこの仕方などわからないことは何でもサポートしています。経産婦さんの場合は、上の子との関わり方について話をすることも。授乳に関しては、悩みやすいところですので丁寧にお伝えしています。また、退院後は2週間・1ヵ月健診を行っています。育児の疲労に加え、ホルモンバランスの乱れから心身ともに不安定になる時期だけに、1人で頑張り過ぎず一緒に解決していけるような関わりを心がけています。また母乳の外来を実施するほか、ママたちの交流の場として、産後2ヵ月以降の子育て相談も行っています。出産から継続して対応できる分、患者さんも相談しやすいのではないでしょうか。

Q助産師として、どのような思いで出産に向き合っていますか?
A
青木産婦人科医院 アットホームな医院だからこそ、いつでも相談に来てほしいと語る

▲アットホームな医院だからこそ、いつでも相談に来てほしいと語る

【白石さん】経験を重ねていってもひとつとして同じ出産はないので、毎回緊張感を持って臨んでいます。ですので、無事に赤ちゃんが産まれてお母さんの胸で抱っこされている様子をみるとほっとしますね。妊産婦さんが助産師をどんなときも自分の味方だと感じられるよう、そして頼りにできるような身近な存在でありたいというのが一番の願いです。当院は大きな病院とは違って、スタッフと患者さんの距離が近くアットホームな点がいいところだと思っています。スタッフ同士も仲が良く信頼できる人たちばかりです。赤ちゃんが無事に生まれて来てくれてよかったな、ここに来たら安心できるな、と思える温かい場所を築いていきたいと思っています。

ドクターからのメッセージ

青木 宏明院長

お産や産後の子育てについては、妊産婦さんによって背景が違い、考え方もそれぞれです。そういう意味で、助産師が患者さんの話を聞いたりアドバイスしたりすることは、とても有益であり、私たち医師も日々助けられています。もちろんそれができているのは、妊婦健診を行い、分娩を経て子育てをサポートする中で、医師と助産師の連携がしっかりと図れているからだと思います。当院の助産師は本当に温かで、不安になりがちな妊娠中、そして産後の感情の高ぶっている時期も、丁寧に寄り添っていますので、妊婦さんのサポートを安心して任せられますし、頼りにしています。

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