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大友 通明 院長の独自取材記事

大友外科整形外科

(北本市/北本駅)

最終更新日:2022/10/13

大友通明院長 大友外科整形外科 main

北本駅から車で5分。住宅街の中にある「大友外科整形外科」。院長の大友通明先生は、日本各地の病院で多くの臨床経験を積み、国内外で幅広く勉強を重ねてきた。2005年に地元でもある北本市でクリニックを開業し、患者の痛みだけではなく体全体の不調に向き合っている。外科・整形外科・リハビリテーション科・皮膚科を標榜し、包括的な医療を提供できるのが同院の強みだ。院内には広いリハビリ室や物理療法スペースを備え、けん引機など各種機器のほか、アスリートのトレーニングに使われる先進のマシンも導入している。「受け身の治療ではなく、患者さんにも積極的に取り組んでほしい」と話す大友院長に、同院の診療方針や働くスタッフについて話を聞いた。

(取材日2022年7月26日)

体を守るのは自分自身。医師はそのサポート役

クリニックのモットーを教えてください。

大友通明院長 大友外科整形外科1

患者さんの健康的な生活をサポートすることを当院の役目とし、目の前の病気を治すだけではなく、その後も生き生きとした毎日を送れるようお手伝いをしています。例えば適度な運動が良いとわかっていても、帰宅後に実践する患者さんはほとんどいないでしょう。それならばクリニックに来て運動してもらえばいい。そう考えて、クリニック内に運動のできる環境を整えています。痛みが治まると運動をやめてしまう患者さんも多いのですが、元の生活に戻れば痛みも戻ってしまいがちです。ですが、ここに来ればいつでも運動できますので、積極的に利用してもらいたいです。自分の体は自分で守るもの。患者さんには、治してもらうという受け身の姿勢ではなく積極的に治療に取り組んでほしいと思っています。診療の際は食事や栄養の大切さも必ず説明しています。私たちの体は食べているものでできていますから、食事で未来の自分を変えることができます。

先生はなぜ整形外科の医師をめざしたのですか?

医師をめざしたのは、開業医だった父の影響も大きいですが、はっきりと意識したのは、祖母を病気で亡くした時ですね。「医師になって、病気をやっつけてやる」と子ども心に決意したんです。父が外科の医師だったので、私も外科に進むことを視野に入れていました。ですが外科の患者さんは、症例によっては根治することなく退院することもあり得ます。私が医師になったばかりの頃は、告知をするか否かという問題もあり、手の施しようのない状態でも、それを患者さんに必ず話せるわけではありませんでした。それが私の性格では難しかったんです。来院された患者さんが元気になって帰ることのできるような、そういう分野を探し、整形外科にたどり着きました。手先が器用だったことも、整形外科を選んだ理由の一つです。

国内外で研究を重ねてこられたんですね。

大友通明院長 大友外科整形外科2

大学病院時代は、私は脊椎外科で背骨の手術に携わっており、何度もアメリカに勉強に行きました。アメリカでは日本では広まっていない手法も学びました。アメリカでの新しい発見と日本の医療制度。それらを照らし合わせて、日本ではどのような治療ができるかを考える良い経験になりました。国内でも素晴らしい先生がいれば、名古屋や北海道にも出向きました。直談判して見学させてもらうんです。尊敬する先生の手術日を聞き、何度も同行させてもらったこともありました。手術の様子を勉強できるだけではなく、たくさんの情報を頂けるのもとても貴重でした。特に勉強になるのは、リスクについての話なんですよ。リスクを知っていれば、いざという時にもすぐ対処できるようになりますからね。

栄養学の知見も生かした包括的診療をめざす

トレーニングマシンを導入していると伺いました。

大友通明院長 大友外科整形外科3

アスリートのトレーニングで使われるようなマシンをリハビリテーションの一環で使用しています。例えばさまざまな方向から規則正しい振動をかけるマシンは、振動によって筋肉が押し戻そうとする力を引き出し、筋肉のこわばりをほぐす効果が期待できます。使用の際はスタッフが無理のない姿勢や負荷のかけ方をアドバイスしますので、安心してご利用いただければと思います。そのほかに、反重力を利用するマシンも置いています。これは空気圧で体重の負担を軽くして運動を行えるというもので、状態によりますが骨折された方のリハビリにも活用できます。楽しくリハビリを進めるためには目標を持つこと。「治ったら旅行がしたい、スポーツを楽しみたい」などイメージしてみてください。「ただ痛みを取るだけの治療」ではなく、痛みが取れたら何をしたいか、また、再発しないような体づくりにも取り組んでほしいです。

こちらでは皮膚科も含めてトータルで診てくださるのですね。

はい。当院では外科・整形外科・リハビリテーション科・皮膚科を標榜しています。整形外科と皮膚科、両方のお悩みをお持ちの方も少なくありません。足の痛みの診察時に、水虫や爪の病気が見つかることもありますね。運動をする児童に起こりやすい「オスグッド病」、同じ部位に繰り返し力が加わることで起こる「疲労骨折」、これらで受診される思春期の患者さんからニキビのご相談を受けることも多いです。皮膚は全身の鏡。体は日々の食事からできており、その栄養が骨や内臓に良くも悪くも影響し、体内、特に腸の状態は皮膚に影響を与えます。食事や運動など生活習慣の改善も含め、体の中から外まで健康でいられるような医療を提供しています。

どのような時に、整形外科を受診すれば良いでしょうか?

大友通明院長 大友外科整形外科4

子どもの患者さんが膝や足などの痛みを訴えたら、整形外科を受診してください。例えばドッジボールで指を痛めて、その痛みが長引いているような場合は、骨折している可能性もあります。診断の結果、骨折していないこともありますが、それは検査してみないとわかりません。大人の患者さんは、肩凝り・腰痛・頭痛など、日常生活で起こる些細な痛みにお悩みの方も多いでしょう。気になる症状があれば、気軽にご相談ください。手術が必要な重篤な症例は、県内に専門医療機関とのネットワークがありますので、ご紹介いたします。症状が和らいだ後はまたこちらでリハビリを続けることも可能です。

痛みなどの症状の裏には必ず原因がある

子どもの骨折やケガの治療にあたり、気をつけるべき点を教えてください。

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子どもの患者さんの多くは、野球やサッカーなど部活動で骨折やケガをして来られます。中には来るのが遅く症状がこじれてしまい、それでも「大会が近いから」と無理をして練習への復帰を望む方もいらっしゃいます。ですがケガを抱えたままでは十分なパフォーマンスができません。まずはしっかり休んで治すこと。そして治った後も健康でいられるような体づくりをしましょう。ケガを機に食生活など日々の生活も見直してみてください。休養中に有名選手の本を読むのもいいですね。

こちらで働くスタッフさんについてもご紹介ください。

当院では私の他、理学療法士・柔道整復師・医療事務・看護師が勤務しています。同院のモットーである「自分の体は自分で守る」を皆で心がけ、患者さんが前向きに治療に取り組めるよう努めています。毎月2回はリハビリに従事するスタッフによるリハビリカンファレンスを、また定期的に全職種を含めて意見交換の場を設けています。スタッフ皆で通いやすいクリニックづくりに取り組んでいます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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原因がわからず、症状が改善されずにお悩みの方は、ぜひ当院にいらしてください。一見問題がないように見える検査結果の裏に、問題が隠れていることもあります。私は整形外科の医師としても研鑽を積んできましたし、栄養についての知識も持っています。多角的に診療することで、患者さんがご自身の状態について知るヒントやさまざまな治療方法を提供できるかと思います。私の診療モットーは、患者さんの話をよく聞くこと。痛みの表現はさまざまですし、どういう姿勢の時に痛みが強まるのかや、痛みが起こる時間帯も診断材料になります。不安に感じることはなんでもお話しください。また、ご家族のケアを頑張り過ぎて、ご自身の健康を大切にできていない方が多いと感じます。いつまでも健康で過ごすためにはメンテナンスが必要です。どうしていいかわからなくなっているようなときにでも、お気軽にいらしてください。

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