全国のドクター13,805人の想いを取材
クリニック・病院 156,784件の情報を掲載(2025年7月01日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市中央区
  4. 元町駅
  5. 松村歯科医院
  6. あなたの歯は何本残っている?知識とケアで守る口腔の健康

あなたの歯は何本残っている?
知識とケアで守る口腔の健康

松村歯科医院

(神戸市中央区/元町駅)

最終更新日:2024/11/07

松村歯科医院 あなたの歯は何本残っている? 知識とケアで守る口腔の健康 松村歯科医院 あなたの歯は何本残っている? 知識とケアで守る口腔の健康
  • 保険診療

口腔内の健康と全身の健康との関連が徐々に明らかになり、予防歯科や日々のケアに関心を持つ人は一層増えている。虫歯の患者は減りつつあるものの「40歳以上の日本人では約8割が歯周病だといわれてます」と懸念するのが「松村歯科医院」の松村宣行先生だ。同院の予防歯科では丁寧なカウンセリングや、口腔内カメラなどを用いた「見てわかる説明」を重視。また歯周病は生活習慣が深く関係するだけに、各患者のライフスタイルや性格にも配慮しながら、具体的なアドバイスを行って意欲を高めることを大切にしているという。さらに「正しい知識があれば、虫歯や歯周病は十分に闘える病気」と松村先生。そこで今回は、予防歯科の役割や、口腔の健康を守るために知っておきたい知識やセルフケアのポイント、同院で行う予防歯科の特徴などを詳しく聞いた。

(取材日2024年10月15日)

トラブルの「見える化」と丁寧なカウンセリングで、生活習慣を見直し正しいセルフケアを自分のものに

Qそもそも、予防歯科とはどのようなものですか?
A
松村歯科医院 定期的に歯科医院に通い、早期発見・早期治療につなげる

▲定期的に歯科医院に通い、早期発見・早期治療につなげる

現在では「予防歯科」に取り組む歯科医院が非常に増えています。「予防」には「今は健康だから、今後も病気にならないようにする」という意味合いがあると思いますし、治療を終えた患者さんが定期的なメンテナンスで治療後の状態を維持することは、予防歯科の1つでしょう。ただ「今は症状がないけれど予防歯科を希望します」と受診された方に歯周病の検査をすると、歯茎からの出血など治療すべきところが見つかることも大いに考えられます。ご自身に自覚がないのに、口腔内に何らかのトラブルを持つ人は非常に多いのです。検査から病気を見つけ、必要な治療につなげることは、無症状でも受診しやすい予防歯科ならではメリットだと感じています。

Q口腔内の健康を保つために、知っておくべきことはありますか?
A
松村歯科医院 まずは患者自身が歯の状態と生活習慣を知ることが大切

▲まずは患者自身が歯の状態と生活習慣を知ることが大切

まずは、ご自身の歯に関する基礎知識です。普通は何本あるのか、ご自身は今何本残っているのか、知らない人は意外と多いです。その上でどのような生活習慣が、虫歯や歯周病を招くかを知ってほしいですね。「うちでは朝しか歯磨きしません」「健康のために、健康飲料を飲んでそのまま寝ています」とか。ご自身が普通だと思っている生活習慣が口腔の健康には良くない、というケースは多々あります。健康目的で飲まれることが多い炭酸水やお酢も、酸ですから歯にはあまりよくない。もちろん、お菓子や飲み物などをだらだら摂れば、そのたびに口の中を汚すことに。当院のカウンセリングでは、無意識に行っている悪習慣を探すことも大事にしています。

Qこちらならではの取り組みを教えてください。
A
松村歯科医院 患者一人ひとりに合わせた通院間隔を柔軟に提案する

▲患者一人ひとりに合わせた通院間隔を柔軟に提案する

歯の数や出血などは、ご自身では見えにくいから意識が向かないかもしれません。ですので診療では口腔内カメラを日常的に使って、「口の中は今どうなっているのか」を繰り返し見ていただきます。そこにエックス線画像やイラストも組み合わせて、わかりやすく説明させてもらいますし、オリジナルの「お口の健康手帳」に記録を残しますので、治療の過程がいつでも確認できます。口腔内を「見える化」すると、当院での治療だけでなく、患者さんがセルフケアを頑張った変化なども一目瞭然で、受診やセルフケアへの意欲も高まりやすいと思います。口腔内の現状を患者さんと常に共有し、通院間隔などもそれに合わせて柔軟にご提案します。

Q自宅で取り組むセルフケアについてアドバイスをお願いします 。
A
松村歯科医院 自身に合う歯ブラシの種類やブラッシング方法をアドバイス

▲自身に合う歯ブラシの種類やブラッシング方法をアドバイス

フロスや歯間ブラシも清掃の完成度を高めるためには欠かせませんが、大前提は、歯ブラシを適切に使うこと。上下、左右という大雑把な捉え方ではなく「1本1本の歯を、ねぎらう気持ちで丁寧に磨いてくださいね」と、どなたにもお伝えしています。その上で、予防歯科やメンテナンスの初回には、数種類の歯ブラシを試してもらったり、私たちが磨いたときの感触を覚えてもらったりして、ご自宅でどう磨けばよいのかアドバイスします。次回の受診時に口腔内カメラの画像を比較すれば、成果は明らかになりますから、改善の余地があればそれも伝えます。このように、まずは歯磨きのクオリティーを上げ、フロスや歯間ブラシも併用することが大切です。

Q先生が、予防歯科において心がけていることをお聞かせください。
A
松村歯科医院 自分自身の口の状態に興味を持ってもらえるような工夫をしている

▲自分自身の口の状態に興味を持ってもらえるような工夫をしている

繰り返しになりますが、まずご自身の口腔に関心を持っていただくこと、そしてセルフケアや定期受診などへの意欲を高めて継続してもらうことです。なぜ口腔の健康が大切なのか。人間の体内へ入るものは、食事も空気もすべて口を通ります。どれだけ体に良いものを食べても、口の中が汚ければ十分な効果は得られないでしょう。口は体における最初のフィルターであり、最近ではさまざまな病気と口腔内環境との関連も話題になっています。また、どんな歯科治療においても、口腔内の汚れはマイナスです。ただ口腔の汚れは毎日つくものですから、生活習慣の見直しや適切なセルフケアでリスクを大幅に減少させることが望めるということを伝えたいですね。

ドクターからのメッセージ

松村 宣行先生

最近では腸内環境が注目されていますが、腸内の悪い細菌をご自分で直接取り除くことはできません。でも、口腔内の汚れや細菌は、ご自身である程度はきれいにできますよね。だから、正しい知識をもってケアに取り組めば、虫歯や歯周病は十分に予防が望める病気ですし、闘える病気だとも私は考えています。そのためにも、口腔内や正しいセルフケアについて、ぜひご自身の状況を見直し、正しい知識を増やしてください。もちろん、お一人では難しいことも多いので、プライベートな部分も含めてじっくりと話を聞いてくれる歯科医院で、専門家のアドバイスや検査画像なども上手に活用しながら、口腔の健康づくりに継続して取り組んでほしいと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

Access