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田中 壯憲 院長の独自取材記事

田中歯科医院

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪神バス塚口小学校停留所で下車してすぐ、県道606号線沿いに「田中歯科医院」はある。田中壯憲院長は、2011年に前院長の父から同院を継承。「歯は一生もの、健康寿命を延ばすためにも予防が大切」と、幼少期からの口腔育成を推進している。また、訪問歯科診療も手がけ、高齢者の口腔衛生や健康管理に尽力する日々だ。同院では、治療開始前に予診室で入念なカウンセリングを実施する。トラブルが起きた原因を究明し、治療後の再発を防ぐのが狙いだ。田中院長は、「診療方針に納得してくださる方に来ていただきたい」と語る。訪問診療を続ける中で、小児歯科の重要性も再認識したという。田中院長に、クリニックの診療方針や口腔育成・幼少期からケアを行う意義などを詳しく聞いた。
(取材日2019年3月8日)

治療して終わりではない、原因を究明して再発防止

継承された経緯や当時を振り返って思うことなどをお聞かせください。

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7〜8年の修行を経てからと思っていたのですが、父なりの思いがあって勇退を決め、予定より早く継承することになりました。継承が早かったため、いくつかの勉強会グループに所属したり、講習会に参加したりして、治療技術の向上に今も努めています。僕が社交的でアクティブなのに対し、父は生真面目で寡黙なタイプ。父は少人数の患者さんをしっかり診るスタイルで、地域の方からの信頼も厚く、利益よりも患者さんを第一に考える人でした。そんな父の背中を見て育ち、素晴らしい仕事だなと子どもの頃から憧れを抱いたものです。継承した頃にやりたいと思っていたことの多くは実現できていますが、「やって良かったと誇れる仕事をしなさい」という父の言葉が今も胸に残っているので、継承当時の熱い思いを持ち続け、日々懸命に治療をしていこうと思っています。

リニューアルにあたり、院内の雰囲気づくりや設備面でこだわったポイントを教えてください。

明るく家庭的で入りやすい雰囲気を意識し、地域の景観になじむようにしてもらいました。患者さんからも好評で、気持ち良く治療が受けられると喜んでいただいています。リニューアル時は、滅菌システムの強化、歯科用CTやデジタルエックス線装置の導入、チェアの増設など、医療設備の充実に力を入れました。チェアは2台から5台にし、定期検診にも柔軟な対応ができるようにしています。現在は、僕と副院長の2人と歯科衛生士数人で、常にチェアが全部稼働している状態です。また、父の患者さんが高齢で通院が難しくなり、訪問歯科診療のニーズが高まりました。7年ほど前から始め、車2台と訪問診療用に器具を用意し、施設や患者さんのご自宅を回って、外来とは別に非常勤の歯科医師3人と専任の歯科衛生士数人とで月に200人程度を診ています。

予診室があるのも特徴ですね。

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予診室は、当院を選んだ理由や生活背景などのヒアリングに使う部屋です。成人の方であれば、予診時に口腔内細菌の検査を行います。それらの情報と口腔内写真を1つの資料にまとめ、トラブルの原因究明をするのです。というのも、原因を特定せずに治しても、すぐに再発します。治し方は一つではないため、患者さんの意見を伺いながらカウンセリングを行うのが当院の方針です。大人の歯は一生物ですから、治療方法で後悔してほしくありません。資料を整え、治療方針を決めるだけで、30〜40分かかります。患者さんによっては、数回かかることも珍しくありません。最初は時間がかかるので理解を得られにくい部分もあったのですが、今では僕の診療スタイルが広まり、クチコミで来院される方も増えました。

生涯使う歯だからこそ、幼少期からしっかり育てる

院長に就任して間もなく訪問診療を始められていますが、何かきっかけとなる出来事があったのでしょうか?

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必要性を感じたことも理由の一つですが、人のご縁に恵まれ、勉強会で訪問診療に尽力する先生と出会ったことがきっかけです。その先生が「手伝うよ」と声をかけてくださり、サポートを受けながら訪問診療をスタートしました。2〜3年は赤字でしたが、僕はやりたいことをとことんやる主義なので、最初から車と器具をしっかりそろえました。訪問診療を行う中で重要視するようになったのは、小児歯科です。歯は健康寿命に深く関係しているため、幼少期からケアや予防を行い、大人の歯へ正しく導くことが大切なポイントになります。子どもの頃からしっかりフォローを受けていれば、高齢になっても良好な状態を維持でき、長生きができるのだと考えています。

小児歯科での指導内容についてお聞かせください。

最近のお子さんはやわらかい物ばかり食べる傾向があり、顎や口が小さく、弊害が起こりやすいものです。姿勢・睡眠・食べ方などを指導することで、将来の骨格・筋肉・歯並びも変わってきます。必要であれば矯正治療も小さいうちから始めたほうがいいですね。お子さんの場合、ご家族で取り組まなければ改善できないこともあるため、保護者の方にもしっかりご説明しています。幼少期から健やかな成長を促し、それを生涯維持していくことが大切なので、もっと歯に興味を持っていただきたいです。その意識づけをするのが、僕の役割だと思っています。

子どもはいつ頃を目安に受診したほうがいいのでしょうか?

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1歳半健診や3歳児健診を受けるとともに、気になる方は少し歯が生え始めた頃に受診していただくといいでしょう。状態や成長具合を確認し、一人ひとりに適した治療を進めていきます。また、お子さんは、お母さんの口移しで細菌感染するとされているため、お子さんのことを思うのなら、妊娠前から歯科検診を受けていただきたいです。妊娠中に虫歯や親知らずなどの問題が出てきたら、お薬を使って治療しなければなりませんよね? お薬を使うことは、おなかのお子さんへの影響も心配されます。気遅れする必要はありません。妊娠を希望される方は、諦めずに今からでも改善していきましょう。

自分に合う歯科医院を選んでほしい

これまで診療をされてきて、印象に残る出来事はありましたか?

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訪問診療で伺った80代後半のご夫婦は、とても印象に残っています。僕はもともと社交的なので、どこに出向いても緊張は感じないほうです。しかし、予期せぬ出来事には戸惑うことがあります。そのご夫婦は、ご主人の入れ歯を作っている時期に、突然奥さまが亡くなられたため、「今週はお休みしましょうか」とお伝えしたのですが、「早く入れ歯を作りたい」というご要望を受けて訪問したのです。すると、「今日は妻のそばから離れたくないんです」とおっしゃられたので、奥さまのご遺体を前に治療をさせていただきました。神聖な空間に招き入れていただき、自分のしていることは間違いではないんだと感じることができました。

チームワークが大切だと思いますが、スタッフさんとのコミュニケーションはどうされていますか? 

月2回、午前を休診にして、外来を担当するメンバーとミーティングを行っています。良いこと・悪いこと・頑張ったこと・院長への一言という項目がある月報も出してもらうのですが、いろんな意見を出し合ってくれるのでありがたいです。僕は、スタッフ全員が同じ立場だと考えています。そして、お互いに高め合える関係でいたいのです。楽しく働き、患者さんには気持ち良く診療を受けてもらいたい。これはみんな同じ気持ちです。しかし、勤務する者と雇用する側ではどうしても隔たりがあるため、距離を埋めていこうという気持ちで、懇親会・慰安旅行なども行い、みんなが楽しめるコミュニケーションの場を設けています。

最後に、患者さんや読者へのメッセージをお願いします。

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何かに特化するより、オールマイティーに対応できることが、地域密着型で診療する歯科医院の役割だと思っています。一般歯科診療ですべてを満遍なく診ることができ、できることとできないことの判断を速やかに行い、専門的な治療が必要な患者さんは、しかるべき医療機関に紹介することが大切です。今後は、高齢者をより一層フォローすることと、お子さんの口腔育成に注力し、歯科医療で地域に貢献していきたいと思います。僕なりのスタイルを築いて今の診療体制を取っていますが、人それぞれ考え方があるので、患者さんがご自分に合う歯科医院を選択してもらうことも重要です。そして、来院してくださる患者さんにはしっかり寄り添い、真剣に取り組んでいきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療:1本16万円~
マウスピース型装置を用いた矯正:片顎1装置5万円~
ホームホワイトニング:3万円~(片顎2万5000円~)
オフィスホワイトニング:3万2000円~
小児口腔育成装置:5万円~

※詳しくは医療機関にお問合せください

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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