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芝辻 篤史 院長、芝辻 崇 先生の独自取材記事

芝辻歯科医院

(西宮市/西宮名塩駅)

最終更新日:2021/11/19

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阪急バス「木ノ元」バス停留所下車徒歩1分、西宮の住宅地にある「芝辻歯科医院」は、大学病院に勤務し、手術など外科的療法も含めた幅広い診療経験を持ち学校医も務めている芝辻篤史院長と、父である先代院長の芝辻崇先生の2人が力を合わせて診療を行っている地元密着型のクリニックだ。現院長の祖父がこの地に開業して以来3代にわたり地域の口腔衛生を守るために尽力している同院には、大人から子どもまで幅広い年代の患者が訪れている。バリアフリー設計、土足OKの院内は落ち着いた雰囲気ながら、幼い子どもたちへの心配りも忘れない優しい空間。その空間を取り仕切る、穏やかで、優しい雰囲気の芝辻院長と崇先生に、治療のモットーやそれぞれの思いについて聞かせてもらった。

(取材日2020年12月7日)

誰もが気軽に来られるクリニックをめざして

院長先生が開業されるまでの経緯を教えてください。

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【芝辻院長】大学の歯学部を卒業後、歯周病治療を専門とし研究に取り組んでいました。同時に大学で助教として学生の指導をしながら、大学院で博士号を取得し、海外でUCLAの教授陣から歯周病治療やインプラント治療の指導を受けるなど多くの経験を積みました。しかし「そもそも悪くならないように、小児から予防するような診療がしたいな」と開業を考えるようになり、小児歯科で修行をし、父に相談して、クリニックを継ぎました。また現在は小中学校の校医もしています。
【崇先生】私は2代目院長として診療をしてきましたが、まさか息子が継承するなんて考えてもいませんでした。今の状態は予想していなかったので、実はびっくりしています。でも私の父から3代にわたってクリニックが続いていくことは、やはりうれしいことです。

とてもおしゃれなクリニックですが、クリニックを設計する際にこだわった部分はありますか?

【芝辻院長】色合いやデザインは僕の好きな感じにしたのですが、シックな外観のせいか「自費診療を中心にやってるクリニックでしょう?」と言われることも多いんです。でもそんなことはないんですよ。それどころか、めざしているのは、小さなお子さんからご高齢の方まで、誰もが気軽に来ていただけるクリニックです。入口で靴を脱ぐ必要もありませんし、院内は段差のないバリアフリー設計になっていて、院内のどこでもベビーカーや車いすで簡単に移動できるようになっています。診察室はすべて完全個室ですので、お子さんが泣いてしまっても扉を閉めればそんなに気にならないと思います。
【崇先生】実際に中に入って雰囲気を感じてもらえたら、外観よりも親しみやすいことに気づいてもらえると思います。まずは気軽に来院していただきたいですね。

感染予防対策について教えてください。

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【芝辻院長】まず他の患者さんとの接触をできる限り少なくしています。予約してご来院いただければ、待合室の滞在時間を減らすことができますし、診察室はすべて個室です。治療が終われば会計の準備が整うまでは個室で過ごしていただき、精算を済ませたらすぐに帰っていただけるようにしています。受付にも透明のボードを立てていますし、待合室も密にならないよう工夫しています。
【崇先生】もともと歯科医師は、常にさまざまな感染症に気をつけながら診察をしています。使用する道具も、使用済みのもの、これから使用するものはそれぞれに別の場所で管理していますし、皆さんの想像よりも衛生面には気を配っています。またチェアや鉛筆など細部にわたり消毒、換気をしています。

それぞれの得意分野を生かし、より広い選択肢を提供

クリニックの診療体制について教えてください。

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【芝辻院長】明確に決めているわけではないですけれど、自然に「それぞれが得意なものを担当する」というふうになっていますね。例えば入れ歯は入れ歯が得意な父が担当しますし、それ以外、特に小児歯科や歯周病は僕が担当します。昔からずっと通ってくださっている患者さんの中には「大先生じゃないと駄目」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃるので、父にはまだまだ頑張ってもらわないといけません。
【崇先生】私たちは2人とも同じ歯科医師ですが、厳密には専門が違います。ですから、同じ院内に2つのクリニックが存在するイメージですね。お互いに得意分野が違いますので、それが患者さんにより多くの選択肢を提示することにつながっていけばいいなと思っています。

症例について、2人で話し合われる機会はありますか?

【芝辻院長】そうですね。わざわざ時間をとって検討をするという感じではなくて、診療中にやりとりをしていますね。僕のアプローチとは違う意見も聞けますし、経験から出てくる言葉もありますので、勉強になることも多いです。
【崇先生】実際に2人で患者さんを診ながら、その場で患者さんも含めて話し合うこともありますよ。治療の方法は一つではないので、いろいろな治療法の話をして、患者さんに自分の考えや都合に合わせて選んでいただくことが良い治療への近道です。ですから、患者さんの前でもお互い正直に自分の考えを話しますね。私たちの意見がそろえば「2人ともそう言うなら」と納得していただけたり、安心していただけたりすることも多いんですよ。

治療に際して、それぞれに大切にされていることはなんですか?

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【崇先生】私は自分の意見よりも、患者さんの意見を最優先にするようにしています。医学的により良いものがあれば説明はしますけれど、選ぶのは患者さん自身。私が担当する患者さんは昔なじみの人も多いですし、お互いに性格から家族構成まで知り尽くしている人も多いです。ですから何事も「その人の人生にとって良いことかどうか」を基準に考えるようにしています。
【芝辻院長】僕は、早期発見、早期治療がモットーですね。歯は毎日使うものですので、手入れもせずに放っておけばやっぱり壊れてしまうんです。壊れた部分が小さければ小さいほど、治療の時間は短くて済むはずです。歯の異変を早めに見つけるには定期検診が一番。悪くなる前にクリニックに行く習慣をつけてほしいと考えていますので、小児歯科や予防歯科には特に力を入れています。

「痛くならないように行く場所」になっていきたい

お互いを改めて見た時、それぞれをどんな歯科医師だと感じていますか?

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【崇先生】診療の進め方は上手だなと思っています。技術も高いですし、勉強もよくしています。ただ、接遇には「まだまだだな」と思うところはありますね。とはいえ、これは経験を積み重ねることで身についていくことだと思うので、これからが楽しみな部分でもあります。
【芝辻院長】患者さんとの接し方は今の僕にはとてもまねできませんね。患者さんとの関係性づくりや信頼関係の築き方は本当にさすがの一言です。患者さんの治療中など、関係性が築けてるからこそ、患者さんに合わせた声かけ、アドバイスができています。横柄なわけでもなく、へりくだり過ぎるわけでもなく、誰に対してもフラットだからこそ、患者さんとより深い関係がつくれるのだと思います。

今後、お互いに期待していることはありますか?

【崇先生】それぞれ好きに、伸び伸びやれたらいいと思いますね。だから「こうなってほしい」というような期待はないですね。自分がこれまでやってきたことで、引き継いでほしいというようなこともありません。実際に私も父からクリニックを引き継ぎましたが、そんなふうに言われたこともないですし、しっかりと自分の考えを持って好きにやってくれたらそれが一番です。
【芝辻院長】まだまだ父を求めて来てくださる患者さんたちがたくさんいますので、まずは健康でいてもらいたいですね。その上で、診療も人生も楽しんでもらえたらと思います。

それでは最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

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【崇先生】歯医者だからと構えることなく、気軽に来てもらえること。どんな小さなことでも「聞いてみよう」「ちょっと見てもらおう」と、足を運んでいただけたらうれしいです。
【芝辻院長】地域の皆さんにとって、「痛いから行く場所」ではなく「痛くならないように行く場所」になっていけたらと思います。今はインプラントも入れ歯も素晴らしいものがたくさんあります。しかし、それでも自分の歯に勝るものはありません。自分の歯を生涯守り、使ってほしい。そのためにも、歯磨きや歯をきれいにする習慣をつけてほしいと思っています。お子さんはもちろん、大人の方も今から始められます。私たちが力になりますので、まずは最初の一歩を踏み出してみてください。

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