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廣川 雅之 院長の独自取材記事

広川歯科医院

(西宮市/門戸厄神駅)

最終更新日:2020/12/29

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門戸厄神駅から徒歩1分と至便な場所にある「広川歯科医院」。1978年に開業し、現在は2011年に継承した廣川雅之先生が院長を務めている。大学卒業後、補綴を専門として臨床と研究に励み、詰め物や入れ歯など豊富な治療経験を持つ廣川院長。難しい症例にも数多く携わってきた経験から、「このような歯の状態にならないためにできること」として、現在は予防歯科に熱心に取り組んでいる。口だけでなく全身の健康を考え、メタルフリー治療にも尽力する廣川院長に、これまでの経緯や同院の診療方針について、たっぷりと語ってもらった。
(取材日2019年2月15日)

大学院で補綴を専攻後、歴史ある歯科医院を継承

約40年前に開業した歯科医院だそうですね。

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1978年に父がこの歯科医院を開業しました。当時では珍しく歯周病や予防の診療を中心に診療していました。ところが30年ほどたった2010年に診療を続けることができなくなってしまったので、私が勤務医として診療を続けながら、週に数日、ここで父の患者さんを診ることになったんです。そして翌年の2011年2月に院長に就任し、現在に至ります。

実はこの歯科医院を継承する予定ではなかったそうですね。

父からも後は継がなくていい、自分で歯科医院を持ちなさいと言われていたんです。大阪歯科大学を卒業後、大阪大学附属病院にて診療を続けながら、複数の歯科医院で勤務していました。ここを継承する少し前まで、父の近くで開業の計画を進めていて契約寸前まで話は進んでいたのですが、なんとなく気が進まず契約しなかったんですね。その直後に父が倒れましたから、今思うと虫の知らせだったのかもしれません。

小さい頃から歯科医師になろうと考えていましたか?

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父をはじめ、親族にも歯科医師が多く、自分の意思というより、歯科医師になる前提で育ったところはあるかもしれません。大学に入って、自分は歯科医師になるんだと改めて自覚しましたね(笑)。ただ、歯科の勉強はとても面白く、のめり込みました。父や伯父、祖父が大学で補綴を専門としていた影響もあって、私も同じ道へ進んだんです。かぶせ物、入れ歯、インプラントなどの治療や噛み合わせの治療、顎関節などを専門として研究や臨床を行っていましたが、私は臨床がとても好きでしたね。複数の尊敬する先生の診療所で勤務し、幅広く診療経験を積んできました。

治療の必要がない健康な歯を残すため、予防は大切

患者さんと接する際に心がけていることは何ですか?

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私と出会えて良かったと思っていただけるように、歯の健康から全身の健康について役立つ情報をお伝えしていきたいです。大げさなことではなく、こんなこと聞いたことがなかった、ここまで説明されたことがない、ということでもいいんです。大人の方で当院が初めての歯科医院という方はほとんどいらっしゃいません。これまでいくつかの歯科に通院経験があり、何らかの事情があって当院に来られるわけですから、期待と不安を抱いておられると思うんです。当院はビルの2階にあることもありあまり気づかれにくいため、紹介されて来られる方やホームページで健康に興味を持っておられる方が多いです。私としては皆さんの初めて来院される不安を取り除き、今までの歯科医院に対する期待を良い意味で裏切りたいと思いながら診療にあたっています。

予防に注力している理由を教えてください。

医院を継承するまでは、歯を作り直す、噛み合わせを再建することに注力していました。父の患者さんの口の中を診ると、父がどういう治療を行ってきたかある程度わかるのですが、継承当初はそれが私の考え方とまったく違ったんですね。私の経験上、確実に抜歯を選択する状況の歯でも残しており、患者さんは「歯を残してもらえた」と喜ばれていたんです。その様子を見て、私がこれまで勤務医として行ってきたことに疑問が湧きました。それから「患者さんのためになる歯科診療とは何なのか」と深く考えるようになり、歯を健康的に残すためには予防することが大切だという考えに辿り着きました。予防をおろそかにすると、永遠に治療の繰り返しになってしまいますし、治療を放置してしまうことで、結果大きな治療が必要となってしまいます。そうならないためにも予防は大切なんですね。そのため、実際の治療においてもなるべく削らない、抜かない治療に努めています。

小児歯科や矯正に注力されているのもそのためですか?

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そうですね。健康な口腔環境づくりに取り組むには、子どもの時からのケアが大事です。子どもの頃から口の機能も育むことは、永久歯が正しく生えるためのいわば土台づくり。その一環として、食事内容や姿勢、呼吸などのアドバイスも行っています。子どもというのは親の仕草をまねて、親の与えたものを食べるので、まずはご両親が食事や日常生活に気をつけなければいけません。しかし、口で言うのは簡単でも、実践することは難しいんですね。私自身小さい子どもがいるので、うまくいかないことが多いのも重々承知しています(笑)。それでも頑張って取り組むことが大事なんですね。そうした上でも、歯並びが悪い場合は、早期に解決することをお勧めします。歯並びが悪い状態が続くと虫歯になりやすいこともありますが、子どもの理想的な成長を妨げる可能性があります。子どもの場合は前歯が永久歯に生え変わる頃が矯正を考える上でいい時期だと思います。

口の健康は全身の健康につながることを伝え続けたい

妊婦の方への指導も行われているそうですね。

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はい。妊娠中の時から、子どもの歯、口腔内環境の大切さをお伝えしています。出産されて、お子さんの歯が初めて診療されるのは1歳半検診がほとんどです。その後は3歳で行政による検診を受け、問題があったり、気になるところがあったりして歯科に連れてくる方が増えるんですが、乳歯がすべて生えそろう3歳頃には、子どもの口の中の土台や状態はほぼできあがりつつあるんですね。お口の機能は、歯の生えていく過程がとても影響します。3歳になると、固いものを食べなかったり、食べ物の好き嫌いも出てきたりしますし、姿勢や噛み方などの「癖」もついてきます。そうなる前から、お口のケアを始めてほしいと思います。

歯科医院に通院できなくてお口のことで悩まれている場合にはどのようなアプローチをされていますか?

当院では、長く通われている方も多くいらっしゃいますが、さまざまな理由で通院が難しくなる方もおられます。そのような方へはご自宅へお伺いする訪問診療を行っております。入れ歯が合っていないとかお口のケアについて不安があるなどお気軽にご相談ください。入れ歯で悩まれている方は、噛み合わせが悪いのか、歯茎とあっていないのかなど、現在の入れ歯の問題点や不満を一緒に解決することを第一に考えてます。最善の方法を一緒に考えていきたいと思いますので、気軽にご相談ください。

こちらではメタルフリー治療に取り組んでいると伺いました。

メタルフリー治療とは、銀歯やかぶせ物の下の土台まで、金属を一切使用しない治療です。歯科用金属には金銀パラジウム合金や水銀を含んだ金属が歯科治療に使われてきましたが、これらによるアレルギー発症や、健康への影響を懸念しています。特に水銀を含む金属の除去には細心の注意が必要なので、当院では除去のための環境を整え、治療を行っています。そのため、兵庫だけでなく、大阪や京都など遠方からも来られることもあります。お口の中の金属類の除去を考えている方、悩まれている方は一度ご相談いただければと思います。

今後、注力したいことはありますか?

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基本的に健康な方は病院に行きませんが、歯科は健康な方も来院されますよね。歯科だからこそできることがあるのではないかと思い、勉強を続け研鑽、模索しています。口の健康から全身の健康につながっていること、自分の健康は自分自身で守るという意識を持っていただけるよう発信していきたいなと。口は栄養の入り口ですが、痛くなってから、失ってから、歯の大切さに気づくんですよね。昔から父は、患者さんに歯周病の怖さを根気強く伝えていたそうなんです。「お父さん、話長かったわー」って今でも患者さんに言われます(笑)。でもそれだけ熱心に伝えてきたからこそ、患者さんにも浸透し、今も予防のために通い続けてくださっている。話し続けることで、すぐには気づいてもらえなくても、患者さんの中にゆっくりと浸透していけばいいなと思います。そのための「種」はずっとまき続けていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/80万円~、成人矯正/60万円~ 小児矯正/30万円~、オールセラミックインレー/4万5000円~、ジルコニアセラミッククラウン/9万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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