西村 航一 理事長、清水 識夫 院長の独自取材記事
岡部歯科
(江戸川区/小岩駅)
最終更新日:2025/07/15

1981年の開業以来、40年以上にわたり地域住民に親しまれてきた「岡部歯科」。2024年より西村航一理事長と清水識夫院長による新体制がスタートし、若い感性を生かしたクリニックにアップデート。初代院長の理念を引き継ぎ、「患者さまファースト」を大切に診療を行っている。大学病院の教授や各領域を専門とする歯科医師が複数人在籍し、妥協のない治療の提供に努めている。また医療連携を生かした訪問歯科診療にも注力。最近は働き世代や若いファミリー層の患者が増えたこともあり、予防歯科や審美歯科のニーズも高まっているそうだ。患者にも歯科医療にも丁寧に向き合う西村理事長と清水院長に、診療方針や今後の展望などについて聞いた。
(取材日2025年3月11日)
「患者さまファースト」精神で丁寧な歯科医療を提供
明るくオープンな雰囲気のクリニックですね。

【清水院長】ありがとうございます。当院は1981年からこの場所で診療を続けていますが、当時はクリニックや歯科医師にもっと重厚で特別なイメージがあったかもしれません。時代は変わり、今やクリニックは「何もない時にこそ気軽に通う場所」になりました。当院も通いやすいクリニックをめざして、少しずつアップデートしているんです。
【西村理事長】歯科医師やスタッフの対応も、オープンな雰囲気を感じる理由かもしれません。受付はいつも丁寧に患者さまに接し、ユニットまで笑顔でエスコート。歯科医師も患者さまの話にしっかりと耳を傾けながら、できるだけその希望に沿えるように一緒に治療法を考えます。気になることがあれば何でもお聞かせください。
どのような方が通われているのでしょうか?
【清水院長】以前から長く通ってくださっている方はもちろん、新規の方、働き世代や若いファミリー層も増えています。理事長も私もまだ若く、ベテランの先生方と比べると歯科医師として十分な経験を積んだとはいえません。ですがその分、患者さまも緊張せずに相談していただけると思っています。もちろん検査や治療は一切妥協しませんし、常に精度向上に努めています。家族皆で通ってくださるケースも多いこともあり、患者さまからの信頼を裏切らないようにと気を引き締めて診療しています。
診療方針をお聞かせください。

【清水院長】「専門性はわれわれの信条、シンプルはわれわれの強み、患者さまはわれわれの発想の源、信頼性はわれわれの原点、たゆまぬ努力は将来への礎」。これは初代院長・岡部俊一先生の遺した言葉です。思いを受け継ぎ、地域にとって価値あるクリニックであり続けられるよう、スタッフ一同真摯に歯科医療に向き合っています。
【西村理事長】同時に「患者さまファースト」でありたいと思っています。たとえ歯科医療的には最良であっても、患者さまにとっては「正解」ではないことがあります。ですからこちらの思いや考えが先走らないように、患者さまにとってベストな治療の提供を心がけているのです。また入り口を開けた瞬間から不安が消えるように、治療を終えて「来て良かった」と気持ち良くお帰りいただけるように、受付から治療、片づけのタイミングに至るまで、患者さまの気持ちを考えながら行動しています。
専門性を生かした治療と、親身なケアが強み
最近はどのような相談が多いのでしょうか?

【清水院長】予防や審美歯科のご相談が増えている印象です。若い方ですと審美歯科をきっかけに歯に関心を持つようになり、定期的に予防歯科に通われる方も多いですね。当院には審美歯科に長けている先生も在籍していますし、ホワイトニングやセラミック治療にも対応可能です。多様なニーズにお応えしています。すべての治療において、無理に自由診療を勧めることはありません。保険診療でも十分に対応できることもありますし、ご希望に合わせた提案をいたしますので安心してご相談ください。
【西村理事長】働き世代では顎の痛みを訴える方も多いです。顎関節症の可能性もありますので、気になる方はお越しください。
専門的なインプラント治療や入れ歯治療にも対応しているのだとか。
【清水院長】はい。日本口腔外科学会口腔外科専門医で日本歯科大学附属病院の副院長を務める先生が、インプラント治療を担当し、入れ歯は補綴を専門とする先生が、口腔内全体のバランスや噛み合わせを考慮した治療を行っています。入れ歯が動いてしまって噛みにくいという場合には、インプラントを埋入し、その上に入れ歯を取りつけるインプラントオーバーデンチャーという治療も可能です。インプラントと入れ歯、両方のエキスパートが在籍しているからこそできる治療だと思います。
他にも、力を入れている分野はありますか?
【西村理事長】口腔内疾患のほかに糖尿病や慢性肝炎など、さまざまな疾患が原因となり発生する口臭ケアにも力を入れています。口臭はケアをしないと誰でも発症しますが、自分では気がつきにくいもの。ですから当院では患者さま自身に状態を把握していただきやすいように、専用の測定器を用いて口臭をチェックすることもあります。検査後は原因に合わせて院内でケアを行ったり、適切な診療科をご紹介したりしています。また当院には東京慈恵会医科大学附属病院の歯科口腔外科の先生も在籍することから、顎関節症の診療にも注力していますね。歯や顎関節への負担を減らし、歯の割れや欠けの予防を図る、マウスピースを用いた治療が可能です。顎関節症は精神的ストレスとの関連が深いといわれています。顎が痛い、口を開けると音が鳴る、口腔内に歯の痕がつく、家族に歯ぎしりを指摘されたという場合ぜひ受診を検討してください。
総合的かつ専門的な診療を提供するために、院内設備の充実化にも尽力されているそうですね。

【清水院長】そうですね。クラスBの滅菌機や洗浄機などがそろう滅菌室を完備するなど、積極的に先進の設備・機器を取り入れるようにしています。最近は、肉眼の約20倍まで視野を拡大できるマイクロスコープを新たに導入しました。これにより肉眼や拡大鏡では見えない細部にまでこだわった、より高水準な治療やケアをめざせるようになりましたね。根管治療をはじめ、歯周病治療や歯科口腔外科、補綴治療、審美歯科などさまざまな場面で活用しています。
患者と時代のニーズを捉え、今後も地域に尽くしたい
歯科治療に恐怖心を持つ方にはどのように配慮していますか?

【清水院長】抜歯などの口腔外科治療に対して、恐怖心や不安感を抱く患者さまは少なくありません。当院ではうとうとした状態で治療を受けていただけるよう、静脈に鎮静作用が望める薬剤を点滴で注入する「静脈内鎮静法」を取り入れています。東京医科歯科大学の歯科麻酔の先生が、血圧・脈拍・酸素飽和度などに異常がないかを確認し、安全に配慮しながら実施しています。
医療連携も重視されているそうですね。
【清水院長】ええ。手術前後の口腔ケアを患者さまが受けられるよう、江戸川病院と長年にわたり連携しています。目的は手術前後に口腔内を清潔にし、手術中に口腔内の細菌が肺や血液に入るトラブルや、術後の状態の悪化を未然に防ぐことです。江戸川病院で行う周術期口腔ケアの経験が、当院での全身疾患の患者さまに対する歯科治療に生かされています。
【西村理事長】えどがわ在宅・透析クリニックやわっしょいクリニック、江戸川病院の関連施設である江戸川メディケア病院とも連携して、訪問歯科診療にも取り組んでいます。摂食嚥下障害のある方に対するトレーニングや口腔ケアなど、患者さまが生涯食べる楽しみを失わず、人生を幸せに過ごせるようにサポートしています。今後さらにニーズは高まっていくでしょう。地域医療に携わるクリニックとして、訪問歯科診療はこれからも注力したい分野です。
最後に、今後の展望をお聞かせください。

【清水院長】歴史を引き継ぎながらも、時代に合わせるために、患者さまの利便性にも目を向けていきたいです。例えば予約システムや電子カルテ、口腔内スキャナーの導入など、現代のデジタル化の波に乗り遅れないようにと思っています。大人も子どももスマートフォンやパソコンを使っている、そういう時代になりましたからね。
【西村理事長】古くから使われている良いもの、新しい便利なもの、両方あると思います。意見を出し合いながらより良い方法を探していきたいです。診療が効率化されれば時間も有効活用できますし、そこでまた新たなアイデアも生まれるでしょう。いずれにしても、前提にあるのは「患者さまファースト」。その思いでこれからも地域医療に取り組んでいきたいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/35万~55万円、詰め物/7万円~(素材により金額が異なります)、かぶせ物/10万~15万円(素材により金額が異なります)、インプラントオーバーデンチャー/50万円~、口臭検査/3300円、ホワイトニング/2万2000円~