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萩尾 桃子 院長、岡部 直未 さんの独自取材記事

岡部歯科

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2022/06/14

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「専門性はわれわれの信条、シンプルはわれわれの強み、患者さまはわれわれの発想の源、信頼性はわれわれの原点、たゆまぬ努力は将来への礎」。「岡部歯科」の前院長が自らの信条を書き留めたそのメモは、前院長が志半ばに急逝した後、残されたパソコンの中から見つかった。生前の診療姿勢を表現するような5つの言葉は、今は同院の理念として掲げられ「岡部イズム」として継承される。「地域のニーズを素早く診療に反映する姿勢も踏襲しています」と、現院長の萩尾桃子先生と前院長の妻・岡部直未さん。院内では専門性を持つ歯科医師が診療にあたり、その合間には訪問診療にも尽力する。江戸川病院との連携による周術期口腔ケアも先進的な取り組みだ。地域のために粛々と歩む同院の強みや、診療にかける思いについて詳しく聞いた。

(取材日2022年3月20日)

専門性の高さを生かした治療と、親身なケアが強み

1981年の開院以来、この地で診療を続けてこられたそうですね。

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【岡部さん】夫の死後、たくさんの方に支えられて診療を継続することができました。夫は下町の小岩を愛し、小岩のために尽くした人。その思いを受け継ぎ、地域にとって価値ある歯科医院であり続けることが、今の私たちに課せられた使命だと思っています。
【萩尾院長】残念ながら前院長と一緒に働くことはかないませんでしたが、その信念は今も当院に息づき、診療の軸となっています。奥のユニットに飾られている前院長の写真の前で涙ぐんでいる方を見ると、どれだけ患者さんに信頼されていたかがわかり、胸が熱くなる思いです。お子さんやお孫さんと家族ぐるみで通院してくださる方も増えてきて、ありがたいことだなと思いますね。

診療面で特に力を入れていらっしゃることはありますか。

【萩尾院長】一般歯科からインプラント治療、入れ歯治療、審美歯科、歯周病治療まで、幅広いニーズに高い専門性でお応えしています。特殊な入れ歯にも対応できる入れ歯専門の歯科医師がいるほか、インプラント治療は日本歯科大学附属病院の現副病院長、歯科口腔外科領域は慈恵医科大学から専門の先生をお招きして、大学病院で行うような診療が可能です。歯科衛生士の技術力も強みの一つです。一人ひとりの生活背景を踏まえたケアとアドバイスをしてくれているおかげで、当院の患者さんはとてもデンタルIQが高いんですよ。
【岡部さん】メンテナンスの時期になるとこちらからご案内をしているのですが、街でお会いした患者さんから「そろそろメンテナンスだよね」と言ってくださることがあります。それだけ重要性を理解してくださっているんだなとうれしくなりますね。

感染対策にも、以前から精力的に取り組んでこられたと伺いました。

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【萩尾院長】これも前院長の方針で、早くから積極的に設備投資してきたと聞いています。近年、コロナ禍で導入する歯科医院が増えた世界水準の洗浄や滅菌のプロセスは、なんと22年前から活用していて、あまりにも導入が早すぎたので、最近新しく買い替えたほどです。2019年には歯科用CTも導入し、診療の安全性にこだわっています。
【岡部さん】診療で使う機材は短時間で高度な洗浄ができるよう自動滅菌機を、歯を削る際に使うタービンなどの滅菌にはクラスBの滅菌機を導入し、患者さんには安心を、スタッフには心の余裕を提供できるようにしています。また診療室はすべてオゾンシステムを活用し、換気も徹底していますので、安心して受診していただきたいですね。設備投資には今後も力を入れ、高度最先端治療をめざしながら、患者さんにとってより良い環境を追求していくつもりです。

地域の患者への訪問歯科診療や、病院との連携にも注力

高齢化が進み、通院が困難な患者さんも増えています。こちらでは、訪問歯科診療も行われているのですよね。

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【岡部さん】訪問歯科診療は、地域の訪問診療を行う「わっしょいクリニック」と連携し、萩尾先生が精力的に取り組んでくださっています。私も患者さんのお宅に一緒に伺いますが、皆さん萩尾先生が来るのを楽しみに待っていてくださるんですよ。
【萩尾院長】年齢を重ねて思うように通院できない方のほか、病気やけがで通院が難しい方も訪問歯科診療でフォローしています。患者さんの状態によっては、ターミナルケアの一環として関わらせていただくことも少なくありません。「お会いするのはこれが最後かもしれない」とやりきれない気持ちになることもありますが、患者さんの顔を見ていると、少しでも良い状態で穏やかに過ごしてほしいと心から思います。

最後までご自宅で過ごしたい患者さんにとって、先生が来てくださることはとても心強いだろうと思います。

【萩尾院長】そう思ってくださっていたらうれしいですね。訪問歯科診療では、物を思うように飲み込めない摂食嚥下障害を起こしている方のトレーニングも行います。摂食嚥下障害を放っておくと肺炎などを引き起こす可能性があり、食べる量が減って気力や体力が低下します。おいしく食べることは、生きることに直結しています。摂食嚥下障害の原因は、物を飲み込む筋肉の衰えをはじめ、うつ病など心理的要因、脳血管障害の後遺症などさまざまなので、状態をよく見て原因を見極め、適切な対処をすることが大切です。正しいトレーニングをすることで機能の回復も期待できます。これからも、患者さんが生涯食べる楽しみを失わず、人生を幸せに過ごせるようサポートしていきたいです。

特徴の一つである、江戸川病院との医療連携についてもお話を聞かせてください。

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【岡部さん】江戸川病院との連携は、亡き夫と親しかった江戸川病院の加藤院長の協力でスタートしました。周術期の口腔ケアが保険適用になったことをきっかけに、周術期の口腔ケアを患者さんが受けられるよう、連携体制を整えてきました。周術期とは、手術をする前後数日間のことで、その期間に行う口腔ケアを周術期口腔ケアといいます。目的は、手術前、および手術後に口腔内を清潔にし、全身麻酔下での手術中に口の中の細菌が肺や血液に入ることによるトラブルや、術後の口腔状態の悪化に伴う食欲不振、重い副作用などを未然に防ぐことです。最初は患者さん1人から始めた連携も、気づけばかなり幅が広がり、整形外科をはじめ泌尿器科、糖尿病などの慢性期疾患、腫瘍内科のがんの患者さんへの往診も行っています。

感謝と利他の精神で、今後も地域に尽くしたい

歯科のない江戸川病院と、地域の歯科医院であるこちらとの連携はとても画期的ですね。

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【萩尾院長】院内に歯科がなくても、信頼できる歯科医院が近くにあれば周術期口腔ケアができることを広く知ってもらい、地域における病診連携の良いロールモデルになれたらと思っています。連携開始から8年がたち、口腔ケアが必要な患者さんが入院すると各診療科の先生から当院に連絡が入るようになりました。良い意味で連携がシステム化され、必要な方にケアが行き届くようになった印象です。
【岡部さん】周術期は、手術のことで頭がいっぱいになり、歯科医院へ行く心の余裕がない方もいらっしゃいます。当院から病棟に往診することで、負担を少しでも減らして差し上げたいです。また、江戸川病院の院長をはじめ先生方にご理解とご協力いただけていることをうれしく思います。

診療のモットーをお聞かせいただけますか。

【萩尾院長】歯科医院が好きで、進んで行きたいという方は少ないでしょう。それでも受診してくださったということは、どうしても解決したい困り事があるということ。「診てもらったら心が軽くなった」と思っていただけるように、丁寧に向き合うことを心がけています。
【岡部さん】スタッフ全員が、患者さんが理解してくださるまで、言葉を尽くして説明します。患者さんを思い、真摯に診療に取り組む姿勢はとても誇らしく、私自身のお手本でもあります。

ありがとうございました。最後に、今後の展望をお聞かせください。

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【岡部さん】これまでどおり、高い専門性と親身な治療、さらには充実した医療連携で地域のお役に立つ歯科医院でありたいと思っています。スタッフとともにさらに人間力を磨き、「感謝と利他」の精神で地域に尽くしていきたいですね。
【萩尾院長】周術期口腔ケアの最終目的は、江戸川区に住む皆さんの体に対する意識を向上させること。術後のケアが終わったらかかりつけ医にお戻しすることで、地域全体で患者さんを診る体制を構築していけたらと思っています。岡部さんと同じく、周囲への感謝を忘れず、関わってくださる皆さんの幸せを第一に考えて診療していきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、詰め物/3万3000円~(素材により金額が異なります)、かぶせ物/11万円~(素材により金額が異なります)

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