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原田 優子 先生の独自取材記事

はらだ歯科つきみの診療室

(伊勢原市/伊勢原駅)

最終更新日:2021/11/10

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1981年に「はらだ歯科つきみの診療室」を開業し40年にわたり歯科クリニックの立場から地域の健康を守ってきた原田優子先生。まだ「悪くなってから治療する」歯科医療が一般的だった頃から予防歯科に力を入れてきたのが特徴で、同院には昭和の時代からメンテナンスを続けてきた患者たちが、今も多数通院しているという。「口のことは任せると頼りにしてくださる方が多いので、その期待に応えなければと考えています」。後進の育成にも取り組み、大学の後輩など多くの歯科医師が同院で学び巣立っていった。2人の息子も歯科医師となり、2021年10月には次男の原田青陽先生が院長に就任。前院長という立場で「地域の皆さんのためにも続けられるだけ続けていきたい」と語る原田優子先生に、これまでの道程や診療方針について聞いた。

(取材日2021年10月12日)

かかりつけ歯科として40年間、地域の健康を支える

まず、開業までの経緯を聞かせてください。

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私は、東京の吉祥寺で生まれました。何かやりたいといろいろ考えて、歯科医師になろうと思ったのですよね。医療は、直接、患者さんに「良かった」と思っていただける、そういうところにやりがいを感じました。北海道大学歯学部を卒業後は大学に残り、研究や診療に携わりました。北海道の無医村に1人派遣されて、地元の方の診療をしたこともありましたよ。その後、1981年に結婚を機にここを開業して、しばらくして夫が伊勢原駅前に2軒目の歯科クリニックを開業しました。伊勢原には特に縁はなかったのですが、いろいろ検討して、この辺りがよいのかなと思ったのです。温暖で、地震や台風などの災害にも遭いにくく、住んでいる方々も穏やかで落ち着いた良い地域だと思います。縄文時代から人が住んでいたといわれるだけあって、本当に気候も穏やかで住みやすいところだと思いますよ。

では、こちらのクリニックの診療の特徴を教えてください。

虫歯や歯周病などを治療する一般的な歯科診療の他、小児歯科、予防歯科、入れ歯治療、審美歯科などにも対応しています。歯並びで悩まれている方には矯正も手がけています。大学病院とも連携しているので、顎の関節が痛む顎関節症や、口腔がんなどお口の中にできるがん、口腔内が乾くドライマウスなど、幅広い症状に対応できます。虫歯や歯周病も、その症状や必要な治療は患者さんによって異なるので、当院ではまず精密な検査と診断、そして患者さんへの丁寧な説明を心がけています。症状や、どうして虫歯や歯周病になったのか、どんな治療が考えられるのかなどををわかりやすく説明し、特に患者さん自身に現状や治療の必要性をしっかり理解していただくことを心がけてきました。

先生は、かなり以前から予防歯科に力を入れてきたと聞きました。

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そうなんです。まだ「歯科は歯が悪くなったら行くところ」というイメージだった頃から予防歯科に取り組んできました。特に力を入れたのは、虫歯の原因や、毎日どのようにケアをしたらよいのかを患者さん自身に理解していただき、ご自宅で実践していただくこと。実際に当院には、1985年前後に治療を受けた患者さんが、今もメンテナンスのために通院を続けてくださっているケースが多いのですよ。治療を受けた当時から今までの経過の記録が残っていますので、過去の症状も見返しながら患者さんに必要な情報を提供することができます。年齢を重ねても歯や口腔の健康を保っていくためには、患者さんの予防に対する意識を高め、歯科クリニックでのサポートを受けることがとても大切なんですね。そのため、カウンセリングには時間をかけ、患者さんご自身が予防に取り組めるように、お口に関する知識を多く提供することも心がけています。

口の中だけでなく、鼻や喉の病気にも目を向ける

では、先生の診療方針について教えてください。

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お忙しい方が増える中で、お口の中のことは「ここに来たらいい」と安心して、任せてくださる方が多いので、そういう思いにお応えしたいと思っています。開業以来40年近く来院されている方も少なくありませんし、2ヵ月に1度、定期検診を受けていると口腔の健康が守れる、良いことがあると地域の皆さんは考えてくださっていると思いますので、その信頼に応えたいですね。また当院では、お口の中はもちろん、上咽頭がんなどの病気にも気をつけてきました。地域の健康を支える、かかりつけの歯科医師として、鼻や喉の病気にも注意しないといけないと思いながら診療にあたっています。

スタッフの皆さんの対応が行き届いていて、とてもアットホームな雰囲気ですね。

ありがとうございます。足腰の弱い患者さんには院内での移動をサポートしたり、患者さんのお名前とお顔、どのような症状なのかをきちんと把握して、心のこもった対応ができるスタッフが多いのが、私の自慢なのですよ。私は、スタッフには「こうしてほしい」などと特に何も言っていませんし、接遇セミナーなどもそれほど受けてもらっていないのですが、自然にうまく対応してくれていますね。「患者さんは人につく」とも言われますが、おかげさまで多くの患者さんにもスタッフにも恵まれて感謝しています。スタッフは、クリニックの院長のカラーに似てくるのかなとも思いますね。お化粧の仕方も似てきたりしますでしょう(笑)。歯科医師がしっかり仕事をしていれば、自然とスタッフもわかってくれるのではないかなと思います。

後進の育成にも尽力されてきたと聞きました。

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当院に勤務してくださった先生方は、開業以来、20人以上いらっしゃいます。最近は東海大学医学部口腔外科の先生も来てくださっていますが、私の母校の北海道大学歯学部の後輩が多いですね。新卒で当院に来て経験を積んで、独立して開業された方も多いんですよ。巣立つ時に、「あなたはこういうところに注意してね」とアドバイスすることも心がけてきました。歯科医師に多いのは、体に無理がきていても警報が出ないタイプなんです。ビジネスマンだと出世はするけれど、無理をしてしまうから、突然倒れたりするタイプだと思います。そういうところに注意して「健康に気をつけなさいよ」などとアドバイスすることが多いですね。

これからも地域の信頼に応える地元の歯科医師として

2人の息子さんも歯科医師になられて心強いですね。

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息子たちが小さい頃は、実家の母が手伝ってくれましたので助かりました。息子たちには、「歯科医師になってほしい」とは一言も言ったことはなかったのですが、2人ともそれぞれ、自分の意思で歯学部に進んで歯科医師となりました。ただ、私が自宅で開業していましたので、患者さんとのやりとりをみていたところはあるでしょうね。患者さんが庭の柿や、自分で漬けた糠漬けを持ってきてくださるなど、親しく付き合ってくださるところを見ていたことが、少しは影響しているかもしれませんね。

開業から40年を経て、どのような思いがありますか。

確かに40年間には、いろいろありましたね。開業当初は、戦争を経験された患者さんも来られていました。しかし「日暮れて道遠し」といわれるように、この年になっても知らないこと、やっていないことばかりだなと思うのですよ。慣れた仕事ではありますが、歯科医療も進んでいますし、まだまだ勉強は続けなければと思っています。ただ私は子育てもしていましたので、毎日フルタイムで診療していなかった時期もあり、それがかえって良かったかなと思っています。同級生でずっとフルタイムで仕事をしていた人は、きっぱり引退しているんですよ。私はずっとフルタイムではなかった分、まだできるのかなと思っています(笑)。

最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

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当院は長く通院してくださっている方が多いので、皆さんに、できるだけ幸せな毎日を過ごしていただきたいと願っています。若い方もこの地域に長く住んでいる方が多く、小さい頃に「怖い」と言って泣いていたお子さんが成長されて、大人になった今でも通ってくださるのはうれしいですね。またメンテナンスに来られた方が、「この後はボランティアに行く」などと元気に生き生きとされているのを見ると、私も一緒に元気になれるような気がするんですよ。仕事や子育てが終わって余裕ができた方々が、地域でさまざまなことに取り組む意欲につながるように、歯科の健康からお役に立てればと思います。これからもお子さんからご年配の方まで、世代を超えた治療ができる「地元の歯科医師」でありたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、セラミックインレー/3万3000円~、矯正(成人)/55万円~、矯正(小児)/55万円~、ノンクラスプデンチャー/20万円~、薄い金属を使った入れ歯/27万5000円~

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